そもそもSlow Foodとは?2
こんにちは!現代表のRinoです
この記事はSlow Foodが具体的にどのような課題意識を持っているのか興味がある人におススメです。
今回もあくまで個人の見解でSlow Foodに対してお伝えできたらと思います。
「スローフードってつまりファストフードの反対語ってこと?」という質問に対して、「はい、そうですが、私たちはもっと深く広い食の課題に取り組んでいます。スローフードって覚えやすいでしょ、ネーミングセンス良いでしょ」って私なら答えます。(笑)
(ここら辺はもっと内部の方に今度ちゃんと聞いてみます、、、。)
1986年イタリアローマ市内のスペイン広場に出来たマクドナルドのイタリア1号店はイタリアで大きな物議を醸しました。
「景観が損なわれてしまう」「趣というものをわかっていない」
日本ならこんな感じでしょうか。
スローフードの前衛団体「アルチ・ゴーラ」はこれはイタリアだけじゃなく、世界共通の問題だと認識し、
1989年マニフェストを掲げ、ついに「スローフード国際本部」を発足させました。
大手飲食企業の各国への進出が進むことで地域の歴史的な景観が損なわれたり、食事スタイルが世界の何処にいっても同じという面白みのなさ、大量生産大量消費を唱える物質主義の環境に与える影響、工場生産が進むことによる自然農法家への打撃という、反グローバリゼーション、反資本主義的な意図を活動の根っこに持つわけです。
誤解ないようにしたいのは、ファストフードの否定をしているわけではない点です。ただ、やりすぎだと、バランスをとってくれと私達の団体は言いたいわけです。
例えば、京都の自動販売機やコンビニが景観に合わせてデザインを変えてたりします。伝統を大事にしながら、便利さも肯定しているまさに現代的な配慮だなぁと個人的に好感を持っています。(私上から目線ですかね、、)
「ファスト」に偏っている特徴として、現代人は読み物の結末を最初に知りたがります。その為、私の記事も最初にどういう人に向けてなのかお伝えしていこうと思っています。この時間やお金の損をしたくない、なるべく効率的にもしくはショートカットして物事を進めていきたい傾向は何なんですかね、、、私もよくあてはまるので原因追求していきたいです。
ともあれ、日本では2016年に「一般社団法人日本スローフード協会」が発足し国際本部と連絡を取りながら世界共通のプロジェクトをすすめています。
少しでもSlow Foodに興味を持っていただけたら幸いです。