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信越まち探訪 「姨捨駅」
初めてまとめる記事のテーマは、昨年の秋に訪れた「姨捨駅」とすることとした。
姨捨駅は長野県千曲市にある、JR東日本・篠ノ井線の駅である。
長野駅から塩尻方に21.8キロ、松本駅から長野方に40.9キロのところに位置する。
この駅は全国的にも有名であり、以下のような特徴がある。
日本三大車窓のひとつ - 善光寺平を一望できる絶景
姨捨駅の標高は551mであり、長野方面から松本・塩尻方面に向かって登ってゆく途中に設置されている駅である。山の中腹に作られた駅であるため、見晴らしが良く、善光寺平を一望することができる。このような景色の良さが認められ、日本三大車窓の一つとして認定されている。
晴天であれば、ホームから千曲市や長野市街地を見渡すことが可能。
また善光寺平を望む遠景を楽しむだけでなく、ホーム近くにある姨捨の棚田もここから見ることができる。ちなみにこの「姨捨の棚田」は平成22年2月22日に国の重要文化的景観に指定された。
このように姨捨の棚田と奥に流れる千曲川を見渡せる。
(ちなみに撮影しに行った日に偶然テレビロケを行っていたようである。)
スイッチバック方式を採用
先述の通り、姨捨駅は山の中腹に建設された駅である。本線は約25‰(0.25%)の傾斜があり、駅を設置するには不向きな場所であった。(SLなどが上り坂で再発進することが難しいため。)
そこでスイッチバック方式の駅を採用することとなり、本線上から分岐した引き上げ線に駅が設置された。
この画像のように、特急しなの号は姨捨駅を通過し本線を走りつづける。
一方普通列車は、いったん本線上で停止した後、画像の右側にある引き上げ線に入線し姨捨駅に停車することとなる。
駅標もこのようにスイッチバックを意識した特殊なデザインを採用していた。
観光資源としての役割
以上の2つの特徴を持つ姨捨駅は、単なるローカル線の駅ではなく観光地としての役目を果たすようにもなった。ここからの絶景を写真に収めようとするカメラマン、スイッチバックを見に来る鉄道ファンなどが多く訪れている。
こういったこともあり駅舎の改修も最近行われた。
2010年から2011年にかけて駅舎の改修が行われ、画像のような1934年ころの駅舎の様子を復元した。
さらにJR東日本が運行しているクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の一部列車も停車するようになり、専用のラウンジ・バーも設置された。
画像左側にあるのが専用ラウンジで、四季島利用者はこのラウンジから夜景を楽しめるようになっている。
このように姨捨駅には様々な魅力がある。
もし長野県に来る機会があったら、ぜひ姨捨駅に来てみてはいかがだろうか。
PS
姨捨駅前にある自販機がなんかすごかった。
稚拙な文章となっているのでもっとうまく書けるようになりたい。