思い馳せて。
久しぶりに書く。
書こうと思ったのは2週間ほど前のことだ。
10月30日、僕は蹴球部OBとレンタカーを借りて龍ヶ崎に向かい関東2部最終節、学芸vs中大を観戦した。
試合は1-1で迎えた後半39分に投入直後の哲が勝ち越しゴール。
喜びも束の間、後半44分にクロスから失点。
このまま終了かと思われた後半45+5分に哲が再びゴール。
そのまま試合終了。
学芸は3位に滑り込み、昇格決定戦の権利を勝ち取った。
喜んで、落ち込んで、喜んで、とジェットコースターのような展開に久々に心を揺さぶられた。
目に涙を溜めるOBたち。
振りだけで音のないビバ学芸。
とてもいい光景だった。
1年前の昇格決定戦を機にぱったりとサッカーから離れた自分にとって、やっぱりサッカーはいいなと感じさせてもらった。
…と
ここまでは普通に最終節の感想だけど、ふと思い出したことがあって書こうと思った。
それは今年の1月の出来事。
昇格決定戦を終え、関東昇格記念号と題して発刊される部の広報誌のコピーライティングを編集部で話し合ってた時のこと。
俊太朗がモンティディオがJ1に復帰した時のライティングに倣って「PURPLE is BACK」と提案した。
1年で関東の舞台に帰ることができた僕たちの状況とマッチしていて、大筋決定だろうと思った矢先。
「僕たちの目指す場所は関東2部ではなくて1部です。戻っただけで満足したような書き方は嫌です。」
と異を唱えた奴がいた。
それは最終節で2点決めた佐藤哲だった。
僕はこの事を最近思い出した。
正直、哲がここまで試合に絡むようになるとは思ってなかったし、ましてや試合を決めるような活躍をするとは思っていなかった。
でも、こういった思いをずっと抱えてきたやつが望んできたものを手に入れるんだろう。
1学年下の後輩達は上を見て頑張ってきた奴らが沢山いる。
明日はそれが報われてほしいと思う。
ビバ学芸。思い上がっていこう。
P.S. 現地観戦予定だけど、チケット買えるかな。
2021/11/26
高橋 謙太郎