あの頃はよかった。
「あの頃はよかった」のなら、あの頃からさらに経験を積んだ今の自分は、その経験分「もっといい」はずじゃないですか?
今シーズンまで学芸のトレーナーを務めてくださったmatbookこと松本圭介さんの言葉。
「あの頃はよかった」
と口にする人はよくいる。
俺もたまに言う。情けないけど。
松さんの卒業ダイアリーを読んでいて、
1番目に留まった言葉がこれ。
心理テストで乱雑に配置された平仮名を見る。
「浮かんで見えた単語があなたの望むものです。」
タロット占いだってそうだ。
見て明らかに不吉そうな絵柄を選びたい時だってある。
目が留まるってことは
そういうことなんだろう。
あの頃はよかったと言う人は、相対評価。
環境が変わり、周りのレベルが上がった。
自分の成長スピードが追いつかない。
他人と比較して、劣等感を抱き、想い出に浸る。
悪いとは言わない。そんな夜があってもいい。
辛い経験、堪え難い経験を経た自分は
確かに「もっといい」かもしれない。
前向きになれる言葉でした。
松さん3年間お世話になりました。
もう1年居て欲しかったです。
2019/12/2
高橋 謙太郎