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映画:翔んで埼玉 (2019)ネタバレ有
根強い差別問題。
それは東洋日本も同じである。グリーンブックがその人種差別に苦しむ人間との旅を通して主人公の考えが変わっていくと同じように、この翔んで埼玉の東京都民の二階堂ふみ演じる壇ノ浦百美も旅を通して変わっていく。
そして今、鼻で笑われ貶され己が地元をシャレの如く使われる埼玉県民の怒りが今牙を剥く。
…まぁ本作は大層なもんではないし、社会派なわけでもない。ただ飲みの席での野次のようなもんだが積もり積もればなんとやら、こんな映画も出来てしまう。
お高く止まった都民の醜さ、それに立ち向かう埼玉県民GACKTのなんて気高く荘厳なことか。策士千葉県民の伊勢谷もなかなかの迫力だ。
ちなみに僕はその二人のキスシーンを見たいがために映画館で見ました。まさかグリーンブックよりデカいスクリーンでやっているなんて腰が抜けましたよ。遠い異国の彼方の問題より地元の問題の方がやっぱり大事ですよね。志はうんと低いけど。
序盤は極端すぎるほどの地元カーストに草加煎餅の踏み絵、秘境群馬などアホな絵が次々と出てきて面白かったですがだんだん話のテンポとギャグのキレは落ちていくのがちょっと残念。締め方も日本埼玉計画以降は完全に蛇足で、はなわの歌も上滑りしたのが残念でした。でも崎陽軒のひょうちゃんにはまんまとやられました。あのコレクションいいなぁ…。
でもこんな下らない内容の映画をGACKTという超異物は上手に牽引してましたね。やっぱりGACKTは凄い。あんな服が似合う奴は日本にGACKTしかいない。本作はそんなGACKTがより一層好きになる映画だ…と、遠き北方の異国北海道の民は思うのでした。
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