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極上のSF人間模様【 ウエストワールド・シーズン1】 (2016)

テーマパーク大好き!興奮と冒険が待ってるからね!そんな人々は未来も同じ、ここはウエストワールド。まさに完璧なテーマパーク。

ここウエストワールドは広大な西部開拓時代を模した体感型アトラクションのテーマパーク。でもただのテーマパークじゃない、人間そっくりの『ホスト』と呼ばれるロボット達が出迎えてくれる。彼らはシナリオ通りに動き、殺されても修理して蘇る。もちろん来場者は彼らと一緒に冒険するも良し、賞金首を倒しに行くも良し、悪党になって殺し回るも良し、抱きたい女を抱くも良し。そう、ここは究極のテーマパークなのだ。
しかしそのテーマパークに様々な思惑が錯綜する。ホスト達の様子はおかしくなり、よからぬ企てをする者も現れ始めた…。

本作はウエストワールドを中心とし、ホスト達の悲哀、謎の男、画策する経営者達、愛し合う人間とロボット、様々な登場人物達による人間模様が繰り広げられる多層的な構造をしているSFアクションドラマだ。
そして驚くのは本作の本気っぷりだ。広大な西部のセットといい、登場人物の多さ、迫力あるアクションシーン、そしてアンソニー・ホプキンスやエド・ハリスといった超大物役者のレギュラー起用など考えられないくらいの豪華な作りにはたまげた。「こ…こんな凄いものAmazonプライムなんかで観ちゃって良いの?!」…と思うばかりのクオリティだ。しかも映画ならわかるがコレは一話たっぷり一時間もある「ドラマ」だ。
しかも強いトラックのような牽引力を持ったストーリーでグイグイ引き込まれちゃうんだからたまったもんじゃない。おかげでシーズン1は3日で観ました。

特にアクションシーンの作りはまさに映画そのもの。馬を多用したチェイスに、カッコ良すぎる強盗シーン。そしてこれでもかと見せるバイオレンスとエロティカルな描写と驚きの連続。特に強盗コンビはイカしますねえ。カッコ良かったです。

そして物語の核心に迫るところで起こる、どんでん返しの連続にびっくりすると同時にちょっとついて行けない部分もちょっとありました。かなりお話が多層的で時系列が入り交じるのでちょっとやっかいなんですよね。

ですが本作はアクション、SF映画好きに是非お勧めしたい究極のドラマですね。いやー面白かったです。
さてまだまだ終わりが見えないシーズン1。どうやら2では日本人が喜びそうなネタも用意されているようなので楽しみです。


DATA

ウエストワールド シーズン1
公開年:2016年
製作国:アメリカ
配信チャンネル:HBO
話数:10話
ジャンル:テレビドラマ



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