IMAXは鳥肌モノ【 AKIRA 】(1988)
今回IMAX版が上映されたので改めて見てみました。
いやいや、2020年にマジで東京オリンピックが開催される時期に本作を上映するなんて粋な事をしてくれますね。延期しちゃいましたが…。
まぁこちらの世界はオリンピックどころか開催地がまるごと崩壊する話。
そして実は僕この映画版の話をほぼ覚えていなかったので、改めて新鮮に見る事で来ました。
そして本作はやっぱりカッコいい。
AKIRAのタイトルロゴがバーン!と出る始まりからもう痺れますし、金田対クラウンのバイクバトルも鳥肌たちっぱなしですよ。
それにIMAX版は更に音が凄い。自慢の大音量で流れる芸能山城組の音楽は身体に染み付きます。
でも本作のテンションの絶頂って意外序盤がピークであとは結構下り坂。いやいや、それでも面白いんですけどね。
もちろん映像は4Kリマスターされており、この大きさのスクリーンで見るAKIRAはエネルギー量が段違い!
バイクシーンはどれも背景が動きまくってアニメとは思えない立体感があって凄まじいですし、背景も作画もとにかく凄い。金田がバイクで疾走するシーンは目の前がIMAXのスクリーンで満たされるのでこちらも一緒に走っている感覚になります。
あと何と言っても本編は金田の存在がとにかく楽しい。政府側でもテロリスト側でもなく純粋に友情と愛のために生きるカッコいいし、緊迫した雰囲気の中でもユーモアを忘れない彼のおかげで本編は半分成り立っていますね。
そしてやっぱり聞いて楽しい名言の数々「さんを付けろよデコ助野郎!」や「ピーキーすぎてお前には無理だよ」などの台詞がやっぱり聞くと嬉しい。
ストーリーより半分雰囲気映画な本編ですが、改めて面白い作品でした。
DATA
AKIRA
公開年:1988年(IMAX版は2020年)
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:124分
監督:大友克洋
ジャンル:アニメ、SF