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アニメ:ケムリクサ (2019) ネタバレ有

廃墟の先にあるものは
「けものフレンズ」で一躍時の人となった"たつき監督"。彼の次回作が何かは誰しもが気になってしょうがなかった。様々な憶測が飛び交った後に現れたのは相変わらずのCGアニメでありながらもどこか不気味で暗い雰囲気の「ケムリクサ」だった。
けものフレンズに続き、少女達は登場するのだがどこかで見た事のある廃墟の世界で人間ではない営みを送り、人間ではないルールで生きている。そして悲劇が襲う。
そんな容赦のない描写から始まる本作はやっぱり暗い。だけどそんな世界からどうにか生き延びようとする彼女達の前に謎の少年”わかば”が現れストーリーは動き出す。

けものフレンズに引き続き非常に周到な設定に、一話一話頭の中に引っかかるものを残し、視聴者に見終わった後も先の事を考えさせる演出(特にエンディングが素晴らしい)や、これから先に待つ不安や期待を煽る手法はとても上手で流石たつき監督である。
おかげで完結してから見たので一気に見てしまったが、これが毎週見ていたら恐らく続きが気になって気になって仕方なく僕は毎日ドキドキして眠れなかっただろうなぁ…。
だけどちょっと話の世界観がややこしいので最後までみてもちょっとわからない事があったりするのでそこは二周目も見るのもアリって感じですね。
最後は泣けてとても前向きに生きたくなる素晴らしい作品でした。次回作にも期待ですね。


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