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SF的映画レビュー

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ネタバレだらけの散文のようなレビューです。 旧作から新作、往年の名作から変なサメ映画までいろいろレビューしていきます。
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#ジョンウィック

ジョンを殺せば15億【 ジョン・ウィック パラベラム 】(2019)

[注意:本文はネタバレを含みます] 今度はキアヌ。次はお前が許されない番だ。ジョン・ウィックは命より重い殺し屋のルールを破ってしまった。それは永遠に殺し屋に狙われ続ける運命になる事である。始まりは前作チャプター2の直後。1400万ドルという懸賞金を賭けられ、全ての殺し屋の標的となったジョンの必死の逃走劇が始まる。 なんだか回を進めるにつれて派手になっていくジョン・ウィックの新作はもう色んな意味で極まっていた。 美術面が凄いジョンが死闘を繰り広げる場所場所がただのビルやただ

絶許キアヌ2【 ジョン・ウィック チャプター2 】(2017)

​よくも思い出の詰まった我が家を壊したな!?一度踏み入れてしまった殺し屋の世界はジョン・ウィックを執拗なまでに彼を引き戻す、皮肉な因果は彼を更なる巨大な組織と対峙させる。 今回の相手はマフィアなんてチャチな連中じゃない、世界の殺し屋達を牛耳る連中だ。ジョン・ウィックvs大量の殺し屋達の連戦ノンストップデスマッチはハイテンションでとにかく痛快。武器を仕立てる所からもうカッコいいぜ! アクションシーンはジョンの十八番GUNFUに痺れ、車に跳ねられてもへこたれない笑えるほど超頑丈

絶許キアヌ 【 ジョン・ウィック 】(2014)

開けてはならないモノがある。 起こしてはいけないヤツがいる。[注意:本文はネタバレを含みます] 寝る子を起こすような真似はしないほうが良い。特にジョン・ウィックには関わらない方がいい。彼は辞めたのだから。そっとしておいてやろう。 しかしマフィアのボスのバカ息子のアホな行動が、ジョンの逆鱗に直撃。 静かなる怒りがマフィアの刺客たちをスピーディに手際よく殺していく。誰も彼を止められない。コマンドーのメイトリクス大佐や96時間のブライアン並の無限の強さが迸り、犬を、車を、そして