Kindle unlimited読書記録 出戻り侍 多岐川恭
出戻り侍 多岐川恭 1972年
多岐川恭の巧者ぶりを堪能出来る短編集
ユーモア溢れる作品や推理小説のような作品、沢山まさかのエンディングが用意されています
「深川売女宿」
売女宿に長逗留する怪しい男、近所で強盗殺人事件が…
「上州からの客人」
周囲からぼんくら同心と見られているが実は…
「牢の女」
殺人事件の犯人に嵌められた若い女、牢で…
「出戻り侍」
貧乏御家人の次男坊に願ってもない婿養子の口が舞い込むが…
「宿場の大盗」
旅籠に岡っ引がやってきて宿泊客の中に大盗賊がいると探し始めるが…
「討たれる男」
仇討ちの為江戸に出てきた妙に色っぽい女とその家来が…
「お半呪縛」
この短編だけよく分からない、「桂川連理柵」「お半長右衛門」「お半長」に諸説あってとグダグダつづく、小説なのか?著者の話なのか?謎?