ドラマ 「アイのない恋人たち」 第6話で涙した話。
こんばんは。
北風ビュービュー吹き荒れる中、今週も1週間が始まりました。
3日連続でnoteを更新してしまうくらいハマっているドラマ「アイのない恋人たち」ですが、放送が日曜の夜ということで、ドラマの余韻で月曜朝の早起きがつらい・・・笑
昨夜は第6話の放送がありました。涙の回でした(;;)
この後ドラマの内容に触れるので、まだご覧になっていない方はぜひまっさらな状態で先に本編を観てみてくださいね。
今回はリモートではなく、直接会って反省会をする3人の男子と女子のシーンからスタート。男子3人の性格が現れてるようなおしぼりや割り箸の置き方に細かい演出のこだわりを感じます。(真和はこういう→ △ 箸置き作るタイプね。)
このシーンの笑顔のオフショも良かったなぁ。現場でも本当に仲が良いのが伝わるよね。女子3人も本来の性格は全く違うのに、いつの間にか何でも話せる間柄になっていて微笑ましい。
前回は自分の知らないところでセンシティブな秘密を話してしまう問題が描かれたけど、今回は自分の知らないところで良い部分を友達に共有してくれてる嬉しさが描かれていて、そこがなんだかとっても素敵でした。
間接的に自分について話してくれていたことを聞くと「そんな風に思ってくれてたんだ」って嬉しくなる、そういうのって、私たちの日常にもあるなーって共感できる場面がたくさん散りばめられています。
多聞と栞、そして雄馬と奈美。
今回、それぞれ離れてみて自分の本当の気持ちに気づいていく中で描かれる心情の変化に、観ている側も自然とがんばれ!って応援したくなった。
雄馬と奈美ちゃんは離れてみて「幸せになってね」って相手のことを1番に考えられるようになってるし、いつも笑顔で泣かないように育てられてきた雄馬が電話しながら笑顔でボロボロ泣くからこっちも涙腺やられちゃったよ( ; ; )
あと、雄馬のおばあちゃんの決して人を否定しない、優しくてポジティブな言葉のかけ方が本当に素敵だなと思う。時々鬱陶しいくらいの雄馬の自己肯定感の高さは、このおばあちゃんあってこそ。
親にいつも否定されて育ってきた、自己肯定感の低い奈美にとってもおばあちゃんの存在はきっと救いになるのでは。
そして正直に生きることに決めた多聞はとてもカッコいい。メールも1行じゃ済まなくて、続けて何行も送っていたり、ストレートに寂しいと言えるところ。気持ちがとても伝わります。
放送前に「あなたと会えて幸せでした」ってタイトルを見た時は、それが多聞の言葉だったとは予想してなくて。自分をしっかり持って正直になった多聞、すごく魅力的だからこそ、あのラストは本当に切なかった(;;)思いとどまってくれていたらいいなと思うけれど・・・
そしてそして、今回は絵里加のブックカフェに多聞が1人で訪れたり、真和がバイトしている牛丼屋に栞が1人で訪れたりと、カウンター越しの会話の相手に変化が。友人関係が深まるにつれて対面で話せる相手が増えて交錯してくのもリアルでいいなって思いました。
栞を本のしおりに例えた素敵なフレーズで多聞のフォローをしたかと思えば、次の瞬間には「じゃあ、俺と付き合う?俺も彼女に振られたし、傷舐め合って仲良くするのもいいんじゃない?」って色気を出してくるの、真和!そういうとこだぞ!ってなったよね笑
どこまでが本心なのか相変わらず掴めない人。でもどこか憎めない。
牛丼屋の地味な制服なのに、あんな色気出せる人います???
栞の豪快な水の掛けっぷりと、その後の情けない声の「ありがとうございましたぁぁ・・・」に爆笑させていただきました笑
今回もシリアスとコミカルのバランス絶好調!劇伴がこれまたぴったり絶妙な塩梅でハマるんですよ。
ていうか、「俺も彼女に振られたし」って言ってるけど、突き放したの自分では!真和の中では振られたことになっているのか・・・こじらせてるねぇ・・・
今回新たに関係が深まったように見えたのが、絵里加と愛。
真和を好きになった者にしか分からない、同志のような関係性になっていくのかなって予感させるような回でした。
これまで愛ちゃんだけ唯一、実家のご両親とか自分の家とか、生活感のある場面が一切描かれていないのだけど、でも冷蔵庫にはお酒くらいしか入っていないような部屋で、きっといつも満たされない日々を過ごしているんだろうなと想像できてしまう。
愛ちゃんの孤独って、真和以外に気軽に連絡して飲みに行ったりできる友達がいないことも大きいのかなって思うから。絵里加がそんな存在になっていったらいいなーって思ったりしました。愛ちゃんにメイクとか服とか大人かわいく仕上げてもらって、イメチェンした絵里加にドキッとする真和が見たいです笑
本当に大切なものから逃げて目を背けている愛ちゃんの手を引いて、ピアノの前に連れて行く真和。エリーゼのためにを弾いてる愛を嬉しそうに見つめる真和が「人生の大切な宝物だから」と言ったことも、この先の愛ちゃんにとって自信になってくれるといいな。
ラストでの2人からの本気のビンタは痛そうだったけれど、心配して、夢を応援してくれて、本気で涙しながらぶつかってきてくれる人が2人もいて、一瞬心が揺さぶられたのが目に表れていたよね。ほんと、この作品は瞬きや目線の繊細なお芝居がとても印象に残ります。
それぞれヒリヒリするような痛みを経験したことで、自分と向き合って一歩前に進んでいくことを予感させる、希望の光が見える回でもあった第6話。全9話ということで、残りはあと3話・・・。
正直、真和と愛ちゃんの何でも言い合えて、分かりあえている関係性が素敵で、愛ちゃんとの方がしっくりくるのでは、と思ってしまう時が度々ある。だからこそ、この後の3話で真和が絵里加を、絵里加が真和を、忘れようと思っても惹かれてしまうエピソードを掘り下げてくれたらいいなぁ。
プロデューサーの井上さんによると、次回は「悲しい涙ではなく、愛おしく思う涙」の第7話。早くも次回が待ち遠しい!