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全統マーク2回   第4番

第4番は、問4の24をまず解きたいんですね。つまり1人目の主張ですね。この24は、2人目を読まなくても解けます。そして25を解く時に2人目を読むから、24と25を解いたら、全体が読めているという要領ですね。更に読む時のポイントとして、社会問題は最終段落から読むと、まとめが理解できるということです。下の段落から、上に向かって読む読み方もありますので、慣れたら強いと思う。社会問題なら可能です。物語は無理です。

24は、選択肢⑤が正解になりますね。「実際には、日本人労働者は、最も長い労働時間ではない」の意味なんですが、これに似た内容が、3段落の4行目にありますね。多義語なんですが、「not the case」は「事実ではない」の意味です。つまり、日本人は労働時間が長そうに感じるけど、そうではなくて、一番長いわけではない、ということなんですね。本文に多義語があるので、なかなか厄介ですね。選択肢に多義語があれば、それはまず正解なんですけどね。そして25を解きたいんですね。

2人目を読むと、「有給休暇は取りにくい」の主張ですね。となると、25の正解は選択肢①しかないんですね。ということで、これで全体を読んでいるから、残りの設問は、本文の読み返しなしで解いていきたいわけです。

問1は、2人とも〜を言っている、の設問です。ここは消去法で慎重にいきました。選択肢③のブラジルの話は、2人目は記述がない。選択肢②の滅多に有給休暇は取らない、は1人目は書いてない。ここで、①と④が余ったんですね。選択肢①は、日本人は働かなくて良い日が世界で最も多い、の内容なんですが、これは2人目は言ってないんですね。よって、問1の正解は④でよろしいかと。

問2も消去法に頼らざるを得ませんでした。社会問題となると、選択肢の語彙もそこそこのレベルになりますからね。

①休暇を多く取る人もいれば、そうでない人もいる。
②有給休暇を取る際に重圧を感じる人もいる。
③上司は有給休暇を取るが、部下には取らせない。
④有給休暇を取る際の適切な理由が思いつかない。

消去法を使うと、①③④が消えて、正解は②になりますね。②はそれらしきことが書かれてあります。④も実は書いてありそうなのですが、休む理由が思いつかないのではなくて、絶対に休める理由を必ず考えなくてはいけない、みたいなことが書かれているんですね。③はパワハラになると思うので、問題として、そもそも適切ではないんですけどね。

問3は、労働の理由です。これは1人目のどこかに、「衣食住」を確保するため、みたいなことが書かれていたと思います。よって、正解は選択肢①になります。他が悪すぎるんですよね。

②プロのスポーツ選手になれない。
③諦めることなく、夢を追求する。
④家族と休暇を過ごす。

特に選択肢②については、本文にある具体例の1つを取り出していて、最悪ですね。プロのスポーツ選手だけが憧れの職業ではないですからね。

問4のタイトル問題こそ、具体例を取り出すと駄目なんですが、どうしても「Japanese」が気になりますよね。日本人の労働習慣が、メインで書かれているように錯覚しがちですね。ですが、こういう時こそ、タイトルに戻ったり、グラフを眺めたりすることが大切なわけで。

グラフ問題は、グラフがメインなんですね。その原点に戻れば、この問題は、基本的には、「比較」なんですよね。よって、正解は選択肢①にしたいわけです。名詞「comparison」を覚えていなかったら、対処できません。それが分かれば、消去法は使わなくても済むんですね。

慣れてきたので、第4番も、一気に解けました。慣れると、劇的にスピードが上がります。受験生の皆さんも、たくさんの単語を暗記して、長文に慣れたら、良いですね。精度よりも、スピードが重要なので。

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