6月共通テスト模試①のA
先月の1週目に全国の高校で実施されたベネッセのマーク模試ですが、第1番と第2番を解いてみました。
第1番は告知問題ですね。6番の社会問題の内容と比較すると、頭の中で何かを思考するような問題ではなく、ただ単に、本文中のキーワードから、正解の選択肢を消去法で探すだけの構成になっているため、とにかくスピード重視ということになります。消去法ではなくて、選択法を使うとさらにスピードは増すので、正解になりやすい選択肢を念頭に入れておきましょう。
youtubeの動画でもアップしていますので、「偏差値アップ英語職人」にアクセスしてみてください。そこでも繰り返し、重要なのはスピードということを何度も言っていますが、具体的にどのような判断力が必要となってくるのかを説明してあります。
問1は古本の交換イベントを図書館が企画している告知の内容で、正解の選択肢②は、「make better use of」というイディオムが含まれているものでした。上手く利用する、の意味になりますね。3語イディオムは、受験生が苦手としているため、正解率は高くなります。3語イディオムは、アップグレードでは、少数精鋭でまとめてあるので、お得感があります。このように正解率の高い選択肢を意識することは、効率よく問題を解いていくのに有効です。
また、問2は、「good condition」の本を持参するようにという注意事項を含んだ選択肢①が正解でした。これは本文中の10行目にある「ダメージのないこと」「抜けページのないこと」を読み取り、その別表現は何かを考えれば、「状態が良いもの」しか同義文はありません。受験勉強を始めたばかりの生徒にとっては、今の段階では少し時間がかかるかもしれませんが、慣れれば、2分以内で通過したい問題です。この第1番は、設問が2つあるので、本文を2段落に分けて、前半で問1を解いて、後半で問2を解くという戦術はいかがでしょうか。どこを読めば正解が見つかるのか、その位置確認ほど重要なことはないんですね。そしてその位置には、正解を見つけるヒントが隠されています。それがキーワードなんですね。キーワードになりやすい名詞や形容詞は、ターゲットの800内を丸暗記しましょう。まだの人は、とにかく急ぎましょう。別売のカードの方が、持ち歩けるので、コスパは良いですよ。
形容詞「missing」は行方不明の意味ですが、ちょっとした多義語となります。多義語の含まれる選択肢は、かなり正解率が高くなります。それは受験生が多義語を苦手としているからです。ページが行方不明なものは、図書館に持ち込まないでくださいねという注意事項ですが、その前の「no damage」と同義なので、無視してもよいかと思います。覚えていない単語の無視の仕方も、どこかで説明したいですね。ところで多義語ですが、80くらいは覚えたいですね。ターゲットは、別売のカードの第3集に多義語がまとめてありますね。多義語は、極めて正解に近いです。それから、選択肢③の「only」ですが、言い過ぎ表現に該当します。「always」「never」などは、全否定になったり、全肯定になったりして、常識的に考えて正解になりにくくなります。