6月共通テスト模試②B②
問2はディベートの問題ですね。ディベートとは単なる議論ではなく、主張と主張を闘わせて勝ち負けを決めるので、主張の根拠が重要となります。ここでは、「ルール変更は❌」を主張するのだが、それをサポートする「意見」は何かという質問です。つまり、糖分と塩分の増量は❌ということになりますね。意見が答えになるので、義務や忠告や推測などの助動詞も念頭においておきたいところです。
2段落を読む際に、下から2行目にある「in contrast」に着目すると、速く正解にたどり着けます。実は「逆接のつなぎ語」は、後ろに強い主張が置かれるんですね。ここでは「対照的に」ですが、基本的には「その一方で」とか「しかし」ですね。ですからここは、ラスト2行だけを読んでも正解が見つかるわけです。内容を深く理解しなくても、問題は解けるので、このスピード感を大切にしたいですね。そしてその内容は、「食べ過ぎて体重が増える」です。つまりメタボリック症候群という社会問題につながるわけです。従って、選択肢②の「overweight」は同義語を使った別表現ですから正解になります。逆接のつなぎ語を見つけられると、主張の位置確認が楽にできます。英語検定はとにかく「however」が頻繁に使われるので、知っておくと役に立ちます。選択肢③の中に「little research」がありますが、これは「調査を実施していない」という感じで、思い切って否定文で訳しましょう。文法書には「little」は「弱否定」と説明があるかもしれませんが、曖昧だと試験では困るので、思い切って否定文で、ということです。消去法を使うと時間の浪費ですから、選択肢①④は適当に飛ばしましょう。