全統予想模試 第5回②A①
さて、時間を10分ちょっと残して対処する第2番に進みます。AとBで10問あって、トータルで20点ということは、1問2点になり、配点は高くありません。その割に抽象度が高いのは、社会問題だからですね。社会問題は、予備知識をふんだんに利用すれば、短時間で対処できます。それは、全体を読む必要がないからですね。大事な箇所だけ読んで、正解は見つかります。選択肢を重視して解きますので、正解につながる位置確認がとても大切になってきますね。では、問1の選択肢を見ていきます。
①様々な野菜を食べたいなら
②体重を短期間で落としたいなら
③甘いものを作りたいなら
④熱を使わずに料理したいなら
この中から、③はショボいかなと思います。②あるいは④あたりが、正解になりそうですが、その2つに目星をつけて、本文の頭の方を読みます。
と思ったのですが、消去法でないと解けませんね。少し時間がかかる問題になっています。レシピだから、社会問題とも違いますし。それで、①から見ていったのですが、野菜の種類は多くないんですよね。そして②は「ダイエット」に関しては全く記述がなく、④の「熱を使わない」は完全に無理なので、仕方なく③にするという、あまり良くない問題になっています。③を見た瞬間に、これが正解になる問題はないだろうと思いましたし。時間を浪費させるだけの問題は、よくないですね。
代案を作るなら、「手間のかからない美味しい料理」くらいになりますかね。英語にすると、「make delicious sandwiches without difficulties」くらいで良いかと。選択肢をサクッと作るのは簡単ではないのですが、共通テストは、キーワードの別表現が正解になるので、作成側もそれを意識しながら作らないと、受験生に迷惑がかかりますよね。ベネッセの6月模試は、選挙の投票に関わる問題だったので、社会性がありました。1月の共通テストも、社会性のある問題が出ると思います。ある程度、抽象度がないと、大学受験に相応しくないですよね。
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