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経済の拡大再生産と縮小再生産及び単純再生産の違いについて考える事!?

2023年12月20日作成

REV22

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

皆さんは、表題のこれらの言葉の意味をご存じでしょうか?

講師のおぼろげですが、各々の言葉の理解は、それぞれ、その言葉通りです。

拡大再生産は経済活動のサイクルが回ると、経済の大きさが、1から1以上に次のサイクルで大きくなる状態を指しているいう理解です。経済全体に活気があり、景気が良い時は、概ね、拡大再生産状態だと理解しています。日本で言えば高度経済成長期がこの時期に当たると思います。

インターネットで調べて見ると、1955年から1973年までの19年間を指していて、年率10%の成長であったと記録されている様です。

視点を変えてみれば、好景気なのですから、仕事が沢山あり、人材が必要になり、人出不足になるのが、一般的では無いでしょうか?即ち、就職について、働く側の売り手市場となっている時が、拡大再生産時期と言えるのではないでしょうか?

縮小再生産は、やはり、その言葉通り、現在の経済の活動が1の時、次の経済サイクルで経済の大きさが1以下になる状態で、恐らく、現在のデフレ状態のときは、縮小再生産の傾向が強いという事だと理解しています。

尚、単純再生産については、講師はこの単純再生産という言葉を存じ上げませんでした。一応、三つは同じカテゴリの言葉という事で、前述の二つの言葉が、経済の大きさが、大きくなる、小さくなる、ときていますので、恐らく、経済の大きさが1から1という、経済の大きさが変わらない経済活動ではないかと推測できます。(よって、何となく、意味は解るつもりでしたが…?)

以下に、インターネットで調べた、それぞれの言葉の説明を簡単に記させて頂きます。(マルクス経済学という1909年位からマルクスの資本論に基づいた考え方の様です。大分時間・年代が離れていますが、未だに100%有効な考え方なのでしょうか?理科系である講師(門外漢?)には少し?な感じがしています)

拡大再生産:昔で言えば資本家、今風に言えば、出資をした人・お金を出した人が、経済活動である生産(製品・商品を作るだけでなく売上を上げる販売を含めた意味のハズです)で 得られた 利潤・利益の一部或いは大部分を、再度、追加で投資して生産活動を繰り返す事で、その 生産活動規模が大きくなる事と定義されている様です。結果、 生産される品物の種類や量が増える事を含めて定義されている様です。通常の環境では、拡大再生産が行われるという事のようですが、果たして、本当でしょうか…?

日本は1990年代の初頭から、いつの間にか、失われた10年云々の状態に陥っていると思うのですが…その後、失われた20年、30年と延々と、この言葉が年数を加えては・変えては、繰り返し唱えられてきている様に感じます。

現在の日本は、デフレも完全に脱却したとは言えない状況に思え、失われた期間は、更に伸びて、失われた40年と後日謂われるようになるのでしょうか?

縮小再生産:拡大再生産の説明を参考にして、経済活動の再生産がそれまでの規模より小さい規模で行われる・反復される状態、と定義されている様です。また、縮小再生産が現れるのは・行われるのは、恐慌・不況・極度のインフレーション・戦争・災害等の際に起きるとされている様です。

デフレ中の日本は、正に、この縮小再生産状態では無いかと思えます。

所謂、負のサイクルだと思います。

不景気で物が売れないから、値段を下げる。結果、売り上げが減少し、次の再生産に使えるお金が少なくなり、生産量や販売金額が低めに設定されてしまう。そしてこの負のサイクルを繰り返していくことで経済全体の規模が縮小してしまう。

日本のGDPが小さくなって、世界3位から4位に転落との予想がインターネット上で駆け巡っています。縮小再生産が日本国内で継続されている結果に思えます。

単純再生産:やはり、インターネットでの説明を確認すると、前述の経済活動時、再生産の規模が等しい場合、変わらない場合、が単純再生産と定義されている様です。

尚、インターネット上では拡大再生産の対義語が単純再生産となっており、講師的には何故?縮小再生産では無いのと思いました。(情報によっては縮小再生産を記述しているところもありそうですが…)

何れにせよ、デフレを脱却するには、経済規模が大きなって再生産になっていかないと、無理なのではと思います。

要するにお金のある所から、投資に回って行かないといけないのではないかという事でしょうか?(但し、ここで言う投資というのは、株などを個人が購入する投資という意味よりは、企業が内部に抱えている内部留保を使って、各々の事業の拡大再生産につながる投資を行うという意味です)

そもそも、これらの言葉を調べてみる気になったのは、インターネット上の所謂時事ネタについてコメントされている、ある動画を見ていた時に、世相を表した料金値下げ等に関しての説明で、講師自身、考えが縮小再生産的な傾向があるなと、感じた為でした。

一気に寒くなってきた今日この頃、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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