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2024年7月1日、H3ロケット3号機打ち上げ成功、地球観測衛星だいち4号を宇宙へ運び、だいち2号にかわり観測運行業務を引継ぎへ!

2024年7月3日作成

REV20

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

地上波のニュースで、H3ロケット打ち上げの話題が取り上げられ、打ち上げの同時放送が行われていたりしたと思いますので、ご存じの方も多い気がします。

以前、投稿しましたように、1号機の打ち上げ失敗から、2号機を打ち上げに成功し、今回、3号機で初めて、実運用されました。(前回の打ち上げはH3ロケットのみの正常動作確認が主目的だった様で、搭載されていたのはダミーの衛星だった模様です)

一応、H3ロケット3号機からは実運用という事になる様で、この打ち上げ成功により、今後は、搭載衛星などを依頼してくれるお客さんを募る若しくは探していくように思われます。(H3ロケットの設計・製造は打ち上げを商用ビジネス化することだったと記憶しています)

宇宙ビジネスで記憶に有るのは、米国のSpace X(スペースX)のスターリンクでは無いかと思われます。何故なら、悲しいヨーロッパで現在進行形で起きているウクライナでの戦争で、ウクライナの兵士たちにサテライトで使えるインターネットを提供した事で有名になったと思います。(一時期提供停止の様な情報がインターネットで流れていた気がしますが、現在はどうなのでしょうか?)

既に、スペースXは5000基もの衛星を打ち上げて運用している様です。(近年、星が幾つも繋がる様に夜空を移動する姿で捉えられていたのが、実はスターリンクの衛星だったという話は有名?です)

スペースXは2002年に設立されたばかりで、未だ30年も経過していないある意味若い企業ですが、既に衛星を5000基或いはそれ以上軌道に投入しています。

これまでの日本のロケット打ち上げ頻度(正確では無いと思いますが、一年に一度の打ち上げで搭載衛星1個だと、同じ土俵に上がるのに、一体、何十年若しくは何百年次かかるのでしょうか?)では到底、太刀打ちできない即ちビジネスとして成立しえないと考えます。

恐らく、スターリンクはある意味特殊で、地球上の表面を監視する為のモノのハズなので、衛星の数が沢山必要という事でしょうが、それにしても、差が有りすぎと言う感じです。

この辺りは、JAXAのH3ロケットはどう運用するのか?差別化するつもりなのか?継続的に調べていこうかと考えています。(これまでの年間一回程度のロケット打ち上げから、年間6回程度の打ち上げをH3ロケットでは目指すとされてはいるようですが…)

尚、軌道に投入された衛星だいち4号ですが、その後の情報で、衛星の太陽光パネルの展開(第二翼まである様ですが、講師のインターネット情報の確認では第一翼は展開に成功とされている模様です)、衛星の太陽捕捉制御等、順次正常に動作している様です。

最新のインターネットのだいち4号の現在の状態情報によると、JAXAからクリティカル運用期間を終了し、今後3カ月をかけて衛星搭載機器の機能を確認する初期機能確認運用期間へ移行するとの事でした。

結果、初期の運用に必要な太陽光パネルの展開や通信の確認、衛星自体の姿勢制御等は確認できたのでは無いかと思われます。

従って、3か月間の運用確認を経て、本格運用に入っていくのではないかと推測します。先代の衛星だいち2号の設計寿命は長くても7年程との事で、2014年に打ち上げられている為、既に寿命を過ぎている為、いつ衛星だいち2号が機能停止しても可笑しくないのではないかと考えられます。(本来、H3ロケット1号機に搭載されていた衛星だいち3号が代わりを務めるハズだったわけですが…)

尚、先代の衛星だいち2号と先日打ち上げられた衛星だいち4号では、同じ分解能で比較すると、2号は50m、4号は200mと圧倒的な差が有り、今年初めの能登半島地震でも、地震の発生状況を確認する為の確認について、2号機は複数回のスキャンが必要な模様ですが、4号機は一度のスキャンで調査が完了すると、インターネットで見た記憶があります。

何れにせよ、未だ、だいち4号は正式運用を開始していませんので、もう暫く、動作確認の推移をウォッチしていこうかと考えています。

七月になり、夏の日差しを感じられる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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