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JAXA、月面着陸 無人探査機SLIMの再起動(再通信)を断念のニュースを確認!(SLIMシャットダウンからの四回目のWakeUpはせず!遂にSLIM力尽きる、精密機器ですが!)

2024年7月16日作成

REV15

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

JAXAは2024年6月27日にSLIMが地上から電波を送っても、今回は応答しなかったと確認した模様です。

これまで、SLIMは再々稼働(3回目のWakeUp)を実現しており、その設計性能を超えたパフォーマンスに注目が集まっていましたが、ついに、器械ですが力尽きた様です。

元々、300度近い、月面上の昼夜の温度変化に耐えうる仕様にはなっていなかったため、驚きをもって、再稼働を捉えられていましたが、徐々に月面の昼と夜との温度差250度以上により、各パーツがダメージを受けて、或いはダメージを蓄積して、最終的に精密機器が悲鳴を上げて、通信機能か?制御機能か?何れにしても、全体として動作しなくなってしまった様です。(詳細は不明ですが、再稼働時、徐々に機能が消失している様な微妙なコメントをJAXAはされていた気がしますが…?)

尚、このJAXAの見解・結論は、五月下旬と六月下旬の二回、地上からの通信により三回目の再稼働時と同様に再起動を試みていた様ですが、いずれもSLIMは応答しなかったため、今後も起動する可能性は低いとの結論・見解を得るに至った様です。

という事で、JAXAのSLIMの再稼働は今後は望めないという事になったと理解できます。

結果、これまで3回再起動・復活していたSLIMから送られてきていた、月面上の各種データ解析の進捗状況のUPDATEが待たれます。

返信されてきたデータ関連では、以前の情報では、カンラン石の存在をSLIMが地球上に返信してきたデータの中に確認したとの事であったと思います。(火成岩の一種で地下、所謂マグマ?の構成物と考えられているのではないかと思います。結果、その惑星の誕生の起源に迫れるとされていたと思います。少なくとも地球上カンラン石と比べて組成が違えば、幾つかの月の誕生ストーリーがこの解析結果により集約されていくのではないかと推測できます)

尚、恐らくこれらの情報データはSLIMに搭載されているカメラからの情報だと思いますが、このカメラはマルチバンド分光カメラと呼ばれている様で、撮影した写真の情報から、化学組成の分析を行うのに適していると考えられている模様です。

この特殊なカメラは日本のIHIが開発したものの様で、750ナノから1650ナノメートル(ナノは10億分の1)の波長帯を使って高精度に観測・化学組成を分析ができる代物の様で、このカメラから得られた月面上の情報でカンラン石の組成情報を確認し、カンラン石の月面上の存在が確認できたと発表したようです。

また、マルチバンド分光カメラには我々が利用しているカメラ同様に自動的にピントを合わせられる、オートフォーカス機能が搭載されており、この機能を使用して、SLIMと月面上の岩石の距離を測り、最終的に各岩石の大きさを特定したとの情報がある様です。(尚、分析に参加して居る大学の教授の方が宇宙でカメラのオートフォーカス機能を使った距離や大きさの測定は初実証であろうとの見解をコメントされている様です)

尚、どの程度、公開されているのかは存じませんが、JAXAはSLIMから送られてきた月面上の写真で確認できる幾つかの岩石について、勝手?に犬の呼称を付けて扱っていた様です。

まあ、複数(10個の様ですが…)のアイテムを扱わなければならない場合は、数字を付けて扱ったりすると思いますが、動物の名前にするというのは?な気もしますが、JAXAの一部の方々は犬好きという事なのでしょうか?(尚、見つけた記事での岩石で扱われているという名前を見ると、犬の呼称というより犬種の名前に思えるのですが…犬の呼称=犬の犬種?)

今後もJAXA及びSLIMの関連情報をウォッチしていく予定です。

七月も中旬になり、夏の暑さを感じられる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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