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マグロの完全養殖が消滅危機!?ネットで見つけたニュースの緊急深堀!
2025年2月6日作成
REV16
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
表題の件、インターネットの記事が出ていたのですが、一時期地上波の番組でも特集されていた気がする、完全養殖のマグロの商業生産が危機的状況にある模様です。
講師の見かけたインターネットの情報によると、商用のマグロの完全養殖に携わっていた各企業が最近後ろ向きな状況にある様です。
以下、その情報の抜粋です。
マルハニチロ 2025年度の生産量を前年比8割減
ニッスイ・極洋等大手水産会社が撤退
原因は天然資源の回復・餌高騰で採算悪化とのコメントでした。
先ず、天然資源の回復については、資源の回復に伴い、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)が決めた2025年の日本向けの太平洋クロマグロの漁獲枠は、大型魚が前年比25.5%増の8,455.8トン、小型魚が35.2%増の4,383.3トンに拡大されたようです。(前年のマグロの漁獲枠は内訳が少し違うようですが、30キロ以上の大型魚の所謂、国が管理する沖合漁業が4820.2トン、各都道府県での沿岸漁業が1745.9トンの割り当てだった様です。2025年とトン数を比較すると、確かに今年は多くなっている様です)
餌高騰については、考えらるのは円安の影響、エサそのものの値段の高騰、エサとなる小魚の不漁等が挙げられている様でした。
結局、採算に合わなければ、事業を続けられないという事の様ですが、天然資源がこかつしてからでは、養殖は始められないと思うのですが、各企業はもとより、政府は何をしているのでしょうか?
食料の自給率の話が巷で議論されていたと思いますが、こういう時こそ、営利目的でない政府の出番に思うのですが…?
という事で、マグロ以外も気になり、一応、インターネットで現在日本で完全養殖されている魚を調べてみました。
以下の魚が、現在、国内で完全養殖出来ている様です。
ブリ・ハマチ
マダイ
カンパチ
クロマグロ
トラフグ
ヒラメ
シマアジ
マアジ
ヒラマサ
イシダイ
クルマエビ
カワハギ
メバル
カサゴ
クロダイ
クロソイ
スズキ
チダイ
イサキ
オオニベ
メジナ
マサバ
マハタ
クエ
ギンザケ
チョウザメ
アワビ
以上、インターネットで調べた完全養殖対応の魚類を並べてみると、イカ・タコが無く貝類及び海老類が少ないのに気が付くと思います。
また、昔は結構食せていた、天然物の値段が高くなってきている、鰻やサンマも名前がありません。
尚、完全養殖の説明をみると、対象の魚などの特性・飼育環境やエサ代等々が関係して、完全飼育をできない種類が結構あり、飼育代を度外視すれば、結構な種類が飼育できる可能性がある様ですが、そういった経済事情から、完全飼育に至っていない魚類も元々存在している様です。
対象の魚などの特性というのは、深海で無いと育たないとか、飼育しているとどうしても逃げたり共食いをしたりしてしまう等の理由が挙げられている様です。
何れにせよ、自然に任せる部分と人工的に行う部分とを組み合わせていかないと、有限の自然資源は何れ枯渇してしまうと思います。
こういった場合のホワイトナイトの様な存在は世界的には・日本的には現れないのでしょうか?
先々、食せる魚が少なくなりそうで悲しいのですが…この件、皆さんはどいう思われるでしょうか?
新たな年も、2月となり、天気予報では再度寒くなるとの事で、まだまだ春を感じるのは遠い先の事に思える今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。