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プログラミング等専門用語解説10(IT系)
REV49
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
今回は既に引用している幾つかの言葉と新規の用語を先ず挙げてから、一つ一つの用語についてボリュームを確認しながら、確認・解説したいと思います。
引用済み&新規用語一覧(主にIT系です)(紫色用語は取り上げ済みです)(青色用語は今回取り上げるアイテムです)
OS(オペレイティングシステム)(Windows/OS X/ChromOS/UNIX&LinuX等)
(WEB)ブラウザ
ソフトウェアとハードウェア
ネットワークとインターネット
UI(GUI/CUI)
イーサネット/ネットワーク(LAN)(WAN)
インシデント
キッティング
検索クエリ
コンフィグレーション
ギガバイト/テラバイト
サプライチェーンマネジメント
サーバ・クライアントシステム/クラウドシステム
冗長性
ストレージ(HDD/SSD等)
スループット
セッション
RDB/RDBMS/DBMS
データベース
SQL
バックアップ
パケット
ファイアウォール
フェイルオーバー
分散処理
ペタバイト/エクサバイト
ホットスタンバイ
リカバリ/リストア
ルーター/スイッチ
TBD
この中で、今回はストレージ(HDD/SSD等)、ギガバイト、テラバイト/ペタバイト/エクサバイトを取り上げたいと思います。
ストレージ(HDD/SSD等)
HDD:Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略 です。
HDDはデータやプログラムなどを電磁的に書き込んだり読み出したりする記憶装置:ストレージの事を指します。HDDの中には、プラッタと呼ばれる磁性体が塗られた円盤:磁気ディスク(薄い円盤形で真ん中は穴が開いているものです)が通常、複数枚入っています。高速回転するプラッタに磁気ヘッドと呼ばれる部品を近づけ、データの書き込み・読み出しを行うというのが、HDDでデータを保持する仕組みとなっています。HDDはデータを保存できる容量の大きいものが多く、従来から広く使われてきました。
HDDのメリット
現在は基本的にSSDに比べて1ドライブで利用できるデータサイズ(量)が大きいです。
HDDは、SSDに比べると大容量の製品が多いため、パソコンで画像や音楽、動画といったデータを扱う事が増えてきていますが、HDDならたくさんのデータを扱えます。
容量単価がSSDよりも安価です。即ち、容量当たりの単価がSSDより安い点が、HDDのメリットです。同じ容量のストレージを用意する場合、HDDの方が低コスト:低予算で実現可能です。
HDDのデメリット
主なデメリット(ウィークポイント)は以下の通りです。
物理的に駆動する部品があり、構造的に衝撃に弱い
HDDは高速回転するプラッタに磁気ヘッドを近づけてデータの読み書きを行っています。従って、プラッタへの書き込み中に強い衝撃を受けると、プラッタと磁気ヘッドの接触により壊れてしまう恐れがあるため、落下など大きな衝撃を与える事には注意が必要です。
消費電力や駆動音がその構造上の理由から(プラッタが複数枚HDD内で高速回転している)比較的大きいと言えます
同様にプラッタが高速回転しているため、消費電力や駆動音がSSDに比べると大きく、その結果、バッテリーで駆動するノートパソコンの場合は、SSDよりもバッテリー消費が早くなる場合があり得ます。
物理的にプラッタが回転して初めて読み書きが出来るため、SSDに比べると読み書きのスピードが遅いのが通常です。
また、HDDは、構造上物理的に磁気ヘッドが移動してプラッタからデータを探す(正確には読み書きする同じ位置を探す)というプロセスが必要です。そのため、読み書きの速度がSSDより更に遅くなり得ます。
SDD:SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略です。
SSDのメリット
物理的に駆動する部品がないため衝撃に強く、消費電力や静音性にも優れていると言われています。ノートパソコンへの内臓や小型の外付けストレージ:記憶媒体など、持ち運びの用途に適しています。但し、落としたら壊れる危険性はありますので、そういった衝撃をできるだけ避ける方が無難と考えられています。
読み書きの速度が非常に速く、その理由はHDDと違い、磁気ヘッドが物理的にデータを探す時間(シークタイム)がなく、読み書きが高速で行える点にあります。パソコンやソフトの立ち上げ、データの読み込みなどにかかる時間を短縮できる利点がSSDにはあります。
SSDのデメリット
発表/発売された直後よりは容量の大きいものも増えてきていますが、HDDに比べると依然として大容量のものは少なく、従って、容量当たりの単価もHDDより高価と言えます。結果、SSDだけで大容量のデータを保存しようとすると、HDDに比べてコストがかなり掛る見込みです。
物理的な駆動部品がなくHDDに比べると衝撃に強い一方で、フラッシュメモリは熱や電気などに弱い傾向が有ります。また、SSDはその特性上データの上書きを行えないため、新しい領域にファイルを保存して、空き容量が少ない場合は既存ファイルを削除するという処理を行います。空き容量が少ないとこの面倒な処理を行う必要があり、SSDの負荷が大きくなるため故障してしまう場合があります。
その他(USBメモリ/SDメモリカード等)
記憶媒体として、リムーバブル(取り外せるという意味です)なものとしてUSBやSDがあります。容量の単位はバイトでHDDやSSDと同じです。但し、USBやSDの方がその定義規格等との関係で、容量が小さいのが一般的です。
USB:USBの正式名称はUniversal Serial Busです。
SD:インターネット上の情報では、以前はSecure Digitalと呼ばれていたようですが、現在はSDの規格書からこの名称が削除されたため、SDとそのまま呼ばれている様です。
ギガバイト/テラバイト/ペタバイト/エクサバイト
全て、記憶媒体:ストレージの記憶容量を表す単位です。
容量の大きさはの説明は以下の通りです。
単位の基本はバイトです。半角英数文字1字分のデータ量が1バイトになり、1KBYTE(キロバイト)は1024バイトで、1024KBYTE(キロバイト)が1メガバイトとなります。それから1024メガバイトが、1ギガバイトです。(1バイト<1キロバイト<1メガバイト<1ギガバイト)
1ギガバイト < 1テラバイト < 1ペタバイト < 1エクサバイト
各サイズは以下の関係です。
ギガバイト:=1024メガバイト
テラバイト:=1024ギガバイト
ペタバイト:=1024テラバイト
エクサバイト:=1024ペタバイト
見て頂ければわかると思いますが、この様な記憶媒体の容量:バイトの単位は*1024毎です。確認の為にインターネット上の情報を検索しましたが、講師の理解している通り、2の10乗で1024という数字が出てきたという説明が見つかります。
尚、講師がPCで作業を現役の頃していた初期の頃は、キロバイトからギガバイトが出てきたころで、直ぐにテラバイトの記憶量量のHDD等がでてきましたが、出てきた当初はかなり値段が高かった記憶が有ります。
今ではHDDの容量はテラバイが普通になってきていると思います。何れ、過去と同じく、容量はさらに上の、ペタバイト・エクサバイトが一般的になるかもしれません。
皆さんは、プログラミングについて、どの様なご意見・イメージをお持ちでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。