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パリオリンピック閉幕、各競技の試合結果に悲喜交交。各々の試合内容から、やはりスカウティングの重要性を再認識!

2024年8月12日作成

REV9

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

表際の件に関連して、スカウティングの良い例として、前回コメントさせて頂いたパリオリンピック柔道の永瀬選手の決勝戦の話を再度、引用させていただきます。

もう少し詳しく説明させていただくと、相手の選手であるタト・グリガラシビリ選手はインターネットの情報によると、パリオリンピック前まで、同じ柔道の81Kg級で2022年から2024年の3年連続で、世界選手権を制した強豪選手とのことです。

従って、本来であれば、決勝戦に進出してこれるような選手のレベルであれば、同じ試合中でも、一度、技有を取られた組合方や位置関係は二度目には封じ込めれたり、その状態に持っていかれない組み方が選択できるハズなのです。

然しながら、あの日、決勝戦でタト・グリガラシビリ選手は殆ど同じ組手の状態で左足を刈られて、同じような形で技有を二回連続で取られ、敗戦となりました。

特に、足を刈られるあのシーンは、明らかに、永瀬選手がタト・グリガラシビリ選手の左側に体を折って寄っていき、タト・グリガラシビリ選手の左足と永瀬選手の右足とが近づいた後に、足を刈られるという全く同じ工程を経ていました。

柔道や武術の上位レベル者は、通常であれば、この様な場合、一度掛けられた技を、短時間であっても、二度目は注意する・気を付けるハズなのです。

然しながら、タト・グリガラシビリ選手はあの日、あの試合で、全く同じ技に対して注意を払っているようには見えませんでした。

今まで、ある意味、沢山の柔道の海外選手と日本代表選手の試合を見てはきましたが、体を折っての組手は、日本選手というよりは海外の選手が相手の日本選手に襟や袖をキッチリ持たれて技を決められないようにするために、主にとる手段であったと思っています。

ただその場合は、どちらかというと、両手を前に突き出した状態としている為、ある種、スグサマ、技を掛けるというような体制ではなかったとも思えす。

当日の永瀬選手は、襟と袖を持つ、ある意味、正対の組手での攻防もしており、自身の体を折って、タト・グリガラシビリ選手の左側に体を寄せて足を刈る技をカモフラージュしているやにも思えました。

要するに、組手の流れの中で、あの、左足を刈る状態の組手の位置に移行しているのであって、最初から、あの技を狙っているとは思われないようにしている様に感じました。

兎にも角にも、今回は同じ試合の中だったので、対応できなかった模様ですが、次回はタト・グリガラシビリ選手は同じ組手にはいかせないように思えます。(当日の試合を録画などで見直せば容易に弱点があることが理解できるはずです)

この様に、相手選手の試合中の仕草や決め技等を集めて、徹底的に分析をして勝ち筋を作るというのがスカウティングのメリットです。

もちろん、データを集めて、分析し、勝ち方を導き出しても、その方法を実行できるスキルがないと、分析も無駄になってしまうとは思いますが…?

尚、この辺は現代のビジネスでも応用されている古代中国から伝えられている孫氏の兵法の、”敵を知り己を知れば百戦危うからず”の言葉通りだと思います。

因みに、孫氏の兵法で負けない方法として定義されているうち、こういった試合に応用できそうなのは、強気ものの弱点が見るかるまでは戦わない。強気ものの弱点がわかれば、そこを徹底的に攻めるといったところでしょか?

結論として、勝つためには、各選手は日々鍛錬をして、自身の武器・強みを伸ばし、サポートする周りのスタッフがスカウティングで勝ち筋を見つけて、最終的な結論を選手と合意して、大事な試合に臨んで結果を出すという事でしょう。

また、レスリングや、やり投げで優勝した選手は、スカウティングを利用したのかどうかわかりませんが、寧ろ、徹底的に自身の強みを磨いて・伸ばして試合に臨み、結果を得たというような気がします。(やり投げは会場での風の状態など不確定要素が存在するようなので、事前に確実な勝ち筋を見出すのは簡単では無い様に思います。従って、最初から全力で投てきして結果を出し、そのまま優勝されまhした。圧倒的な強さで最後まで勝ち抜いた女子レスリングの選手は相手に足を取らせないという、途轍もない早い動きを徹頭徹尾実行できたため、ポイントを重ねて結果金メダルにたどり着いたように見えました)

八月になり、夏本番の日差しを感じられる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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