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2025年棋王タイトル戦開幕、第一局は藤井七冠が勝利でタイトル防衛へ前進!
2025年2月3日作成
REV9
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
地上波のニュースでは、棋王戦の第一局開催に触れられているニュースをあまり講師はみませんでしたので、ご存じの方は少ないかもしれません。
表題の件、棋王戦の第一局は藤井七冠が勝利し、2025年の棋王戦タイトル戦は藤井七冠の勝利で、タイトル戦が始まりました。
以下、第一局の詳細データです。
2月2日 第一局、対増田八段、127手で増田八段投了、残り3分(増田八段残り1分:早指し状態)、先手、角換わり
いつもながら、対局と同時放映のインターネットでの情報提供動画を見ながら別作業をしていました。
ずっと注視していたわけではありませんが、午前から午後と時間が進んでも、大きく形成が藤井七冠或いは増田八段に傾くことが無く、ほぼ50%前後の優勢率で両者が推移していて本当に今日中に決着がつくのかなとも思って見ていました。
その後、徐々に先手番の藤井七冠が優勢になり、インターネット上の同時配信動画では、色々、一手各々が指すたびに、見解が異なるというか、注意が必要な局面とのコメントがあり、何方に形勢が触れるかわらない状態で推移していた様に思えます。
要するに形勢は一端、藤井七冠に傾いたのですが、その後、一進一退と感じられる時期があり、一手間違えれば・一手刺し違えれば、形勢が逆転することもあり得る状況に思えました、
そして、その時間帯に差し掛かるうちに、徐々に双方の残り持ち時間が少なくなり、インターネット上の動画配信情報では、最終版では残り持ち時間が双方とも残り役3分との表示もあれば、増田八段だけ残り1分と表示されているものもありました。
また、結構、見ていて、増田八段は中々投了せず、以前の佐々木八段もそうだった様に思いますが、ある意味、決定的な局面まで敗勢であっても、勝負を投げないように思えました。
実は、残り持ち時間は、何時もの事ながら、藤井七冠の方がかなり早い時間から少なくなっており、増田八段が未だ15分ほど残していた時点で藤井七冠は5分から7分ぐらいの残り持ち時間であったかと思います。
そこから、終局まで、ほぼ同様の残り持ち時間か、逆転した残り持ち時間になるのですから、如何に藤井七冠の集中力というか終盤力が凄いかという事が伺えるように思えます。
以前は、結構、残り持ち時間を優位に推移しつつ、藤井七冠が勝利していたタイトル戦も見られましたが、最近は何時も、気が付けば藤井七冠の残り持ち時間が少ないという場面を多くみられるようになっている気がします。
これは、藤井七冠を周りの棋士が研究に研究を重ねてタイトル戦に挑んでくるからだと思いますが、未だに勝ち続けている藤井七冠の懐の深さというのは尋常ではないのだろうなと感じてしまう一コマでした。
次局の第二局は2月22日に金沢市で開催される様です。
頑張れ藤井七冠!、目指せ八冠復帰!
新たな年も、2月となり、天気予報では再度寒くなるとの事で、まだまだ春を感じるのは遠い先の事に思える今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。