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ChatGPT使用で気が付いた事:良い点と今一な点について!

2023年12月6日作成

REV49

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

皆さんはChatGPTというプラットフォーム若しくはサービスを利用された事が有りますでしょうか?

無料と有料がる様ですが、講師は無料で利用できる、ChatGPT3.5を使用し始めました。(どの様なものか知る為のお試しの意味合いが、現状は強い状態です)

そこで、気が付いた点・感じた点等を含めて、利用時のメリット・デメリット(使用時の注意点)をコメントさせて頂きたいと思います。

以下、利用して見て一週間に満たない時点での、コメントです。(今後、時間経過とともに変わる可能性はあります)

良い点:メリット

著作権に注意すれば、短時間で目的の情報に関連する回答を得る事ができます。

従って、ご自身で参照して終結する即ち、第三者に公開しない状態(盗まれたりする事もNGとする)で使う分には非常に有益だと思います。他人に公開しない場合は、基本的に見るだけなので、直接的には著作権の問題は起きないのではないかと思うのですが…。

今まで、TVや雑誌などでこのツール・プラットフォームを利用しての問題点として著作権の事が指摘されています。

そこで、ChatGPTに引用元のURL等の情報を、ある質問の回答を得た後に聞いてみました。

結果、事実かどうかは、どの様にAIが情報を集めて、知識構築・保存して利用しているのか不明ですので、判定できませんが、ChatGPTは蓄積型の情報提供の手段の一つであり、蓄積はトレーニング(+データ?)と構築されているモデルに拠るとの事で、特定の情報やURLを参照していないとの説明がありました。

後半の、参照していないというのは、かなり、???な気がしています。何故なら、そうであればトレーニング用のデータは何処から来たのかという事になります。恐らく、操作者・管理者がインターネット上の情報を検索してINPUTデータとして使用している可能性を否定できない気がしますが…?。

あと、統計処理を行う為に必要なデータ等を提示できるか聞いたところ、どうやら、そういった実験の生データの様なものは提示してくれない模様です。(実際に蓄積されているか、いないかは不明ですが…)

また、常に回答をしてくる時に、最後に、著作権に関わる注意喚起や最新の公的通知を確認す様に等、使用時の注意点が表記されます。

即ち、ChatGPTで得られる情報は、利用に際しては、以下の注意点があると思われます。

  • 回答は過去のデータを基にしているが為、最新のステータスに合っていない可能性あり

  • 引用元URLや引用元情報は提示されない為、事実上、回答をそのまま公開すると、書作権侵害の恐れが大である事

  • 実験などの生データは提示されない為、統計処理を行うような厳密な利用には向かない可能性大。(理由は情報があちらこちらから取られている可能性大で、それらをどの様に統一化されているか不明であり、得られた情報の何れかをベース情報として設定していると、全体的に誤った情報になっている可能性が否定できない)

  • etc

こちらはメリットというか注意点というか、ChatGPT3.5を使用する際の条件に思えます。

今一な点:悪い点:デメリット?

使用し始めて未だ余り経過していませんが、当面の懸念・疑問事項を以下に列挙します。

  1. 動作不安定?

    • ブラウザによるのか、ブラウザを含むPC環境依存なのか現状不明ですが、ChatGPTからの回答が、可笑しくなります。可笑しくなると言うのは、文章が途中で切れてしまったまま、応答・回答が終了してしまいます。

    • 最初、Chromeを使用して、サクサク動作していたので、満足していたのですが、三日目ぐらいから、急に前述の問題が起きる様になりました。その状態になってから、ブラウザをEdgeにしたところ、再度、サクサク動作しましたが、Chromeで可笑しなことが後日起きたことが有るので、暫く動作を見守る必要があると思います。

    • インターネットの情報を確認すると、ChatGPTの動作環境・動作パワーを、使用者全体でシェアする為、動作が緩慢になる事があるとのコメントがある様なので、サーバ側の動作状況によっては、何か起きる可能性がある様です。(講師が見ている状況は、違う原因かもしれませんが…)

    • 尚、講師の環境では、この状態に陥った場合、ChatGPTからの回答が暫く(少し長く応答が無くなる感じです)止まり、その後文字が表示されたり、回答完了後の、GOOD/BAD等のアイコン行が表示されてしまいます。

    • この際のChatGPTの短い回答をコピペして、テキストエディタ等で表示させてみると、回答の途中から空白行が幾つも講師の環境では表示されます。(理由は不明ですが、恐らく、途中から、応答情報が駆けているのではと思うのですが、何故改行コードだけ受信できているのかは、チョット原因の想定ができません)

    • etc

  2. ChatGPT3.5が回答を作成する際に使用している蓄積情報が古い。

    • ChatGPT3.5で回答を得ると回答の文頭に現状2022年1月時点での蓄積による回答ですと表記されています。(質問に依存して差し込まれている様です。従って、常に表記されるわけではありません)

    • 従って、無料版だからなのかもしれませんが、現在のChatGPT3.5で得られる回答は一年近く前の情報を基にしているという事の様です。

    • 結果、最近起こったこと等に起因・関連した質問は納得のいく解答が必ずしも得られません。

    • また、最近、或いは少し前にTVのニュースを賑わせていた、新宿周辺の売掛金問題について、講師が初めて知ったキーワードの説明を求めてみましたが、前段の2022年1月の文言が入ることなく、恰も、正解である様な回答を質問したキーワードに対して得ましたが、TVのニュースや番組などで説明されていたそのキーワードの意味は似て非なるものであり、ある意味、講師が想定していない回答でした。

    • 内容そのものは全く間違いとは思えないのですが、明らかにTV等でみた説明とは異なります。恐らく質問に使用したキーワードの意味が最近変遷しているのではないかと想定できます。この辺りも最新の情報を使用していない弱点と思えます。(ChatGPT自体がその事を認識するすべがない為、往々のしてこの様な誤りが、彼方こちらで起きると想定されます)

    • etc

  3. 我々の質問内容が次のChatGPT3.5の学習になっている可能性が有る為、取扱注意のキーワードを使用しない

    • 無料で使用できている為、何かメリットが運用側にあると思えます。そのメリットとは彼らのAIの蓄積データの取捨選択や組み合わせ方等の結果何らかの生のデータになり部分と、その蓄積に関係するアルゴリズムの様な部分へのFEEDBACKと利用される可能性があると思います。

    • また、ご自身のPCで、プライバシーフィルタ・シート等を画面に貼って他人に見られない様にしてあっても、ChatGPT3.5が動作しているのは、遠く離れたサーバの上ですので、そのサーバの設置されている場所には保安者がいて、画面表示で何らかのChatGPT3.5の情報をモニタリングしている可能性があります。モニタリングをしていない場合でも、ChatGPT3.5の運用者や管理者から、サーバ上の何か作業の依頼を受ける事もあり得ますので、そういったサーバとのやり取りで特殊な情報を使うと、情報漏洩の一因となり得ると思います。

    • ここでいう特殊な情報とは、一般的には機密情報の類や、所属している会社の知的財産に属する様な情報であると思います。こういった情報を、何処かで、ネットワークを繋いで、そこから、ChatGPT3.5にログインして、使用すると、先の情報漏洩の可能性が有る為、実際に質問時入力したキーワードが漏れると、重大問題に発展してしまいますので、入力する事は厳禁です。

    • また、一旦入力してしまうと、ChatGPT3.5のサーバ側に何らかの形でキーワードが蓄積されてしまう可能性が大の為、問題が後々迄長引く状況が容易に想定できます。

    • etc

  4. 動作不安定関連なのか不明なので、項目化します:ChatGPT3.5の応答が???な場合が結構起きる。

    • ChromeとEdgeで交互に同じ質問をしてみたところ、全く同じ質問について、何故か別々な回答になりました。

    • 然も、Cheromeでは途中で切れた文面で、その先を想定して回答が出てきました。然しながら、Edgeでは全く同じ質問が途中までで不完全なので完全な質問にしてくださいと言う類の、回答拒否の様な応答になりました。

    • 尚、通常、同じ質問をすると、それなりにバリエーションを持って回答がされてくるようです。但し、回答項目が5個だったり6個だったりして、必ずしも、特定のキーワードだけ入れ替えて回答を作り変えるといようなレベルではない様です。この動作結果は良い点と悪い点とがあるように思えます。良い点は同じ質問でも新たな回答を得られる可能性が有る事。悪い点としては、一回だけしか質問をしなかった場合は、機会損失が発生する可能性がある事と質問内容自体がChatGPT3.5の回答動作に影響を与える可能性が大である事です。(要するに学習の一つになっている可能性があるという事です)

    • 従って、この回答の違いからだけでも、講師の質問が、ChatGPT3.5の蓄積データ・応答内容に影響を与えている疑いが大である様に思えます。

    • etc

これまでの記述だとメリットが少ない様に感じられるかもしれませんが、講師は今後も継続的に使用してみようかと考えています。

理由は、公的に発行する文章に使うのでなければ、先にもコメントしました様に、短時間にそれ相応の回答が得られるというメリットがある事です。

従って、会社で提出する文書にChatGPT3.5を使用する事は?ですが、自身の知識を増やすという意味では、有益なツールと思えます。

但し、所詮、インターネット上の情報ベースのハズなので、ChatGPT3.5の参照・引用情報が必ずしも正しいとは限らない為、ChatGPT3.5を使用して回答を得てから、再度、インターネットで、ご自身で確認用の検索をする事が必要に思えます。

二度手間の様にも感じるかもしれませんが、一度、ChatGPT3.5で回答を得て、内容を読んで・理解してから、再検索するというのは、何も知らない状態で検索するよりは、時間短縮と有効情報にいち早くリーチする事を可能にするのではと感じます。

一気に寒くなってきた今日この頃、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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