見出し画像

9月21日 ラ・リーガ 第6節 ”バリャドリード” VS ”レアル・ソシエダ”

9月21日 ラ・リーガ 第6節 ”バリャドリード”(Home) VS ”レアル・ソシエダ”(Away)
天候:晴れ
スタジアム:ホセ・ソリージャ

<試合結果(スタッツ)>

<”バリャドリード”戦術>

フォーメーション(攻撃時):3-2-5 (守備時):4-2-3-1
インテンシティー高いシンプルなサッカーで2部を2位で昇格を果たす。開幕戦こそ勝利したが、その後は1分3敗と波に乗れない。お互い調子が上がらないソシエダをホームに迎えての試合。勝ち点3を奪えるか。

GKのマシップが退団し。所属先は未定、ボヨモがオサスナ、セルヒオ・エスクデロがデポルティボに、ルーカス・オリベイラがJリーグの京都サンガ、タレーガがバレンシア、モンチュがギリシャリーグのアリス、ベテランのネグレドが未定、ビウクがクロアチアのハイドゥク・スプリトへ移籍。

補強はアーセナルから期待の若手カール・ハイン、アルバロ・アセべスが2部のエルデンセから復帰。キュマルトがフランスナントから、オスカジャルがバレンシア、マリオ・マルティンがマドリーBから、キケぺレス、アマラー、マチスが復帰。ラタサがマドリードから加入。

スタメン、フォーメーションは4-3-3を採用。GKはハイン。DFは右からペレス、18歳のジュマ・バー、オスカジャル、ルーカス・ロサ。アンカーにユリッチ。インサイドハーフにメセゲルとアマラー、FW右マチス、左にラウール・モロ。CFにラタサが入る。

注目はラウール・モロ。快速のドリブルで相手を切り裂き、ゴールに絡めるか。

戦術としては、ポゼッションに拘らずに、奪ってからの縦に速い攻撃、両サイドを中心としたアタックを志向する。

守備はハイプレスが中心。

結果はスコアレスドロー。

収穫はGKのハインを中心とし、クリーンシートで終わらせたこと。これまでのチームと同様にソシエダの中心、アンカー、スビメンディにボールを渡らせないように、パスコースを潰し、相手のビルドアップを封じた。

課題としてはやはり、得点力不足。ここまで2点しか上げられていない。ラタサも期待はされているが、この試合でも無得点とシーズンでもゴールがなく、失望させてしまっている。

チャンスは作っている。だからこそ最後の個人の精度をもっと上げていかないと、ゴールは奪えない。

注目のラウール・モロは期待通りだった。ドリブルではアランブルを何度も抜きさり、あわや先制点のシュートもあった。もちろん決め切れなかったことは改善しなければならないが、試合を通してチャンスを創出。この試合のMVPと言ってもよい。

次節はすっかり名門の影すら無く、低迷しているセビージャと対戦。アウェーでの厳しい戦いにはなるが、勝利して、なんとか軌道に乗りたい。

<”ソシエダ”戦術>

フォーメーション(攻撃時):3-2-5(守備時):4-3-3
前節もマジョルカに苦戦し敗戦。降格圏間近の16位。チームとして危機に直面している状況を打破できるか。

この試合は4-3-3ではなく4-3-1-2で臨む。

スタメンはGKレミロ。DFは右からアランブル、スベルディア、アゲルド、セルヒオ・ゴメスが左サイドバック、アンカーにスビメンディ、インサイドハーフにスチッチとトゥリエンテス。トップ下に久保。2トップにベッカーとオスカルソン。

皆の声が届いたのか、ようやく久保を中央のポジションで使ってくれた。

後方からのポゼッションからサイド、ウイングを中心に攻撃を仕掛ける。

守備はハイプレスが主体で、チームでハードワークを行い守っていく。

注目はイマノル監督と久保。ようやくフォーメーションを変えたからには勝てる策を講じて欲しいし、久保も期待に応えて欲しい。

結果はスコアレスドロー。

この試合、久保がトップ下になったことによって今までの試合よりチャンスの創出が増えて、前半に3つほど決定機が生まれた。

守備でもここ2試合同様に苦戦はしたが、粘り強い守りで、クリーンシート。守備はこのままもっと改善できれば、勝ち点獲得できるはず。

ただ課題は決定力。2トップのオスカルソンとベッカーが決められない。特にベッカーは久保からのパスを2度も外してしまった。オスカルソンは2戦連続スタメンだったが、まだ連係不足だったので、そこを高めていけば、得点量産は時間の問題。

もう一つはビルドアップだ。スビメンディをマークされた時の打開策がない。トゥリエンテスは何がやりたいか分からない。ボールを受けても判断が遅い。バックパスばかり。期待されているのに殻を破れないようでは、ブライス・メンデスが復帰したらベンチ生活になるだろう。

セットプレーにも注文。セルヒオ・ゴメスにキッカーを任せているが、ゴールの匂いが全くしない。ただ蹴っているだけに観えてしまう。久保が蹴ったほうがゴールになる確率は高くなるはず。

キッカーは変更も考慮してほしい。

注目の監督、久保は、まず、久保は右サイドにいるときよりも、プレーは充実していて、ドリブルも効果的で、決定機もサイドにいた時よりも多かった。やはり、彼の適性は中央だ。

そして監督はやっと、トップ下起用してくれたことは評価。チャンスも多く、4-3-3よりは良いサッカーが出来ていた。このまま4-3-1-2で戦って、FWが決めてくれれば勝利もついてくる。

ただ、なぜ、久保に代えてサディクなのか。そのせいで、80分以降、チャンスがなかった。

自分自身で80分までは良かったと言っているならば、なぜ代えたのか。その説明もしていない。

これがイマノル監督の力量だ。所詮、ソシエダという強いチームを率いる器ではない。引退したシルバ、メリーノ、スビメンディ、久保のような選手達のクオリティに助けられただけだ。

今すぐ解任、あるいは辞任したほうが良いのでは。

次節バレンシア、その次がアトレティコと対戦する。この2試合で勝ち点6が必須。

次のホームで負けでもすれば、イマノルの未来は無いだろう。

いいなと思ったら応援しよう!