履修に慣れてきた人向け!他学部履修のコツ
ごきげんよう、湘南自治会の小松です。今回は、湘南自治会のメンバー執筆ではなく、寄稿していただいた記事を掲載します。執筆してくださったようたさん、ありがとうございます!
※本記事は、2024年度夏に執筆された記事です。情報の正確さには慎重を期しているつもりですが、最新の情報を常にご確認ください。
はじめに
みなさん、こんにちは!SFC23のようたと申します。
SFCの履修は、自由であるが故にすごく複雑ですよね。SFCの授業のみでなく、日吉など他キャンパスの授業まで選択肢に入れると、履修がとても複雑になってしまいます。
僕も去年はかなり悩んでいたのですが、去年の秋、今年の春、秋と他学部を含めた履修を組んでいく中で、なんとな~く「こうやって授業を選べばいいかもしれない!」という感覚がつかめてきました。今回の記事では、
「履修に慣れてきた人向け!他学部履修のコツ」
をご紹介します。履修登録の基本的な話(たとえば、こういう内容:https://note.com/sfcunion/n/n40fbdd1906cf)を踏まえて、履修の細かいTipsについて記した後、最後に理工系の学問にも興味があった自分を例にして、履修を組む時のマインドを書きます。
§1. そもそも、他学部履修ではどんな授業がいいの?
この質問には一概には答えにくいのですが、自分だったら「大教室よりも、少人数の方が楽しいよ~」と答えると思います。
大教室の講義にももちろん面白いものがあるのですが、残念ながら先生と学生のモチベーションのどちらも高いとは限らず、結果として授業の雰囲気が良くない…ということがよくあります。(特に、他学部の必修科目である場合。)
対して少人数の講義は必修である場合が少なく、わざわざその内容を学ぼうと考えて履修する人でないと、その講義を取らないわけです。結果として先生も学生も楽しみながら講義をしやすい環境が作られているのだと思います。
例えば、1-2年生であれば経済学部の「自由研究セミナー」、理工学部の「総合教育セミナー」、法学部の「演習」「人文科学特論」、商学部の「総合教育セミナー」などが各学部の少人数講義の名前です。これらの名前を入れてシラバスを確認してみると、興味のある講義を見つけられるかもしれません!
§2.細かいTips
今までの自分の経験から学んだ細かい他学部履修に関する情報について、箇条書きで簡単に掲載しておきます。
・日吉と三田は昼休みなら移動できる。SFCと日吉は一コマ開けないと不可能。
・1年生から日吉の講義は取れる。1次申告で履修可能。
・正式に講義を履修できるのは、原則その講義が設置された学年。
・履修できるできないは、他学部履修に関するこちらのサイト(https://www.students.keio.ac.jp/com/class/registration/other-faculties.html)にまとめられている。ただし、例外はよくあるので、先生に直接履修可能かきいてみるのが吉。
・全てのシラバスを読むのは困難なので、なんとなく興味がある専攻をシラバスを見ながら検討をつけ、それを調べるのがおすすめです。
・学部ではないですが、教養研究センターとかは面白い。慶應義塾大学全体のシラバスから、学部・研究科の項を開き、下にスライドすると確認できます。
・とはいえ、SFCの方がクオリティーが高い講義が多い傾向はあります。無理に他学部を履修する必要はあまりなかったりします。
§3. 履修のマインド(理工系を例に)
なんとなくやりたい分野がある人は、その分野に類似した分野のカリキュラムを確認するといいかもしれません。例えば、建築に興味がある人は理工学部のシステムデザイン工学科、社会学に興味がある人は文学部の人文社会学科社会学専攻といった具合にです。
わからない人はのんびりとシラバスを全部眺めるのが(とてもめんどくさいですが)すごくおすすめです。興味がある講義に星を押して(慶應全体のシラバスにログインするとできます)いると、なんとなく自分の好きな授業の傾向が見えてきます。
これをすると面白い科目がわかるだけでなく、好きな分野の知識が普通どのような順番で学ばれるのかが分かってきます。そこから逆算して今必要な講義をSFCで取ったり、SFCで取れない科目を他学部で取ったりすると、未来の自分に優しいと思います。
僕は数学や情報工学に興味があったので、数理科学科で扱うようなある程度厳密な数学を学びたかったです。これはSFCには残念ながらないのですが、理工学部を確認すると一年生の数学3A・B、2A・Bなどが相当することがわかります。対してプログラミングは理工学部の一年ではやらないので、SFCでは統計基礎や情報基礎を取ればよいか、ということがわかります(必ずしも他学部のカリキュラムが完ぺきとは限らない)。一年生の頃からそうしていると、二年生になった今取れる講義が大幅に広くなり、とてもいい経験になりました。
§4.最後に
最後まで読んでくださりありがとうございます。
他学部履修は正直面倒ですが、学べることも多いですし、新しい友人ができたりするかもしれません。何より、慶應全体のリソースを使おう!と思いながらシラバスを見ると、思いもよらない発見がたくさんあると思います。
せっかくこの記事を最後まで読んだわけですし、シラバスを眺めてみませんか🐈