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SFCスピリッツの創造①今村久美さん

SFCスピリッツの創造第一回特別招聘教授は
認定NPO法人カタリバ代表理事、ハタチ基金代表理事、地域・教育魅力化プラットフォーム共同代表の
今村久美さん

最初に大学時代の話に。
SFCに入学するも見えない壁があるのではないか、
ギャップを痛感することになる。
SFCでは意欲的に学ぶ人たちが多いのに対して
地元では意欲的に学ばない・学ぶことを楽しめないような人がたくさんいて
そこには目に見えない階級があるんじゃないかと
すごく悩む。
この壁は教育で変えられるのではないかと今に至るそうだ。

教育の問題を親や先生に丸投げしない、
みんなでやっていこうよという
先生以外の人が積極的に教育に関わる世界にしていこう
と話した今井さん。

社会においての学校は
学習する場それ以上の役割があり
親のテリトリーから離れて
個人として親以外の繋がりを作れる、居場所を作れる
福祉としての側面が大きい。

しかし新型コロナの影響で
家にいないといけなくなった今、
家にずっと一人ぼっちでいないといけなくなった子供達や
もともと親子関係が悪い子供達に強い危機感を今井さんは持ち、
休校が続く中でみんなで力を合わせて子供達を守り
休校期間が楽しかったと思えるような時間を作ろうと
カタリバOnlineをすぐに開いた。

だが、限界もある。
本当に困難な子供に届けられないということ。
まず親の情報感度が違う
カタリバがフェイスブックやツイッターで呼びかけて参加するパターンが多いがそもそもこれらのSNSをやっていなければ届かないし、
一番はたとえ行政でリストアップされた家庭にiPadを届けたものの
親がぐちぐち言ったり、家の中を映すことに抵抗があったりで思うように
いってないそうだ。
また予算はあるのにコロナの影響で製造ラインが止まるなどで
ダメージを受けている。

SFC生にはぜひカタリバ Onlineに参加してほしいとの呼びかけで第一回SFCスピリッツの創造は幕を閉じました。

最後に特別編として今井さんを追体験するようなビデオをご紹介してくださったのでリンクを載せます。
https://www.youtube.com/watch?v=4K5fbQ1-zps&feature=youtu.be

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