第3回2 柳澤大輔さん (カヤック)
僕の紹介は数ページあります
千葉さんの一期上になるのかなと、年は一緒なんですけど3期生になりまして、たぶんねまだいらっしゃる武藤先生の研究室にニューラルコンピューティング、今のaiですね、当時ニューラルコンピューティングって言い方してましたけど、やって研究、まぁほとんど参加してないけどちょっとだけやって、サラリーマンは実は2年ぐらいソニーミュージックという会社でやってまして、で、このSFCで知り合った同級生3人を一緒にカヤックを設立しまして、2014年にカヤックが上場して、今は他に社外取締役は実は上場企業の3社くらいぐらいやってるんですけども、まぁ一応経営者、企業家兼経営者という職能て言い方しますけど、職能が一番今しっかり取り組んでやってるという人間ですね
で、この三人がカヤックの創業者で、頭文字を取ってカヤックという風にしたのはアレなのである種のおかげでできたような会社かなと思ってます
で元々ぼく起業しようと思ってたわけではないんだけど、その、かつそんなに起業家じゃない起業家の人とか経営者って起業家じゃなきゃ人間じゃなきゃ人間じゃないみたいなぐらい勧める人いるんだけど、あんまりそんなタイプでもなくて、まあどうせ生きるなら自分でやってみて面白くて、ダメだったらまた会社に入ればいいし、その経験自体を持ってる人ってどう考えてもマイナスはひとつも無いなと思って起業しただけなんです
だからリスクは全くないなと思ってるから、リスクを取って起業したっていう感覚は全く無いというか、むしろ話のネタが増えるから起業しようというぐらいでしたんですけど、ただまあ、物語を作るようなことが好きだったんで、ただ起業しても面白く無いんで、何か考えようと思ったときに、当時サンクチュアリっていう漫画が流行ってて、この中に若者二人がじゃんけんして高校卒業して行き先を決める、一人が極道になり、一人が政治家になり、それぞれの世界で頑張ってあの、日本を変えるみたいな、で、日本を変える気は全くさらさらなかったんだけど、せっかくだから知り合った3人と最後卒業の時あみだくじして違う道行って合流するかみたいな話をしてスタートして、大学院に僕は受かってたんですけど、サラリーマン担当になって、他の2人が海外放浪と大学院に別れて2年後ですかね、貝畑って人間が大学院卒業するタイミングでアメリカ放浪してた久場は連絡が全くつかなかったんだけど、そこはもう忘れてるかなって思ってたくらいの頃にハガキで手紙が来て、戻って来いっていう話のはがきを送って、当時ね携帯はあったんですけど、彼は持ってないんで、アメリカ放浪してたから、連絡がつかなかったんですよ
それで、そのまま空港からスーツケースで一緒に戻ってきて、3人で住み始めてカヤックを作ったという、このストーリーはまあまあ面白いかなと思うんです
ストーリーありきで何もやること決まってなかったけど、起業したというのが出発点で、挨拶をしに行くわけです、会社を作りましたと、で、慶應はやっぱりすごく先輩方、これ卒業したらわかると思うんですけど、異様に可愛がってくれるというか、今年僕25周年なんで卒業して25周年は大同窓会っていうのをやらなきゃいけなくてですね、これ来年卒業する学生と一緒に大同窓会をやるって言う企画があるんですけど、知ってました?7000人のこの学年の卒業生のうち2000人が集まるのかな、それを企画しなきゃいけないんだけど、それでまたみんな久しぶりに盛り上がってきたのでやるんですけども、比較的縦と横の繋がりが卒業してからも強い学校だから、挨拶しに行ったら応援するよって話に諸先輩方から言ってもらったんですけど、みんなアドバイスをしたいんですねやっぱりね
で、カヤック3人で会社を立ち上げますと、一応決まってたのは、社名カヤック、面白法人というキャッチコピーです
これは会社を作る本を読み始めんですよ、そしたら株式会社当時1000万円だったんだけど、途中から1000万じゃなくても良くなったんですけど、1000万なんてお金がないから、これは無理だって話になり、有限会社ってのは300万だったんです
これも無理だって話になり、調べたら合資会社っていう仕組みがあって、1万円で作れるっていう、これだ、ってなって、1万円で作るところからスタートするんですね
本で調べてたら、会社っていうのも法人って風に、法律の人って書いて、会社も一つの生き物なんだなみたいなことが、あ、人のように考えていいんだってことに気づき、そこであの面白法人っていう言葉を作った
法人って堅い生き物なんだけど、堅い生き物で効率とか追求しちゃうと、なんだかつまんないことになっちゃうから、もうちょっと人間らしさをつけようって意味で面白法人とカヤックこれだけです
これだけのことが決まって挨拶に行ったんですね、そしたら何するんだって言われて大学の同級生と面白法人カヤックって会社をやります、何やるんだって、まだ何も決まってないから、何も決まってませんって言ったら、まぁアドバイスのしようがないので、同級生でやったら金で揉めるぞってアドバイスがほぼ共通で、どの先輩もほぼ同じこと言ってました
で、揉めるぞって言われたんで、そっかって素直に聞いて作ったのがサイコロです、これが多分世界で唯一上場企業でサイコロで給料を決めるっていうのはまあまあな発明かなと個人的にはおもってるんですけど、まぁ全部決まっちゃう節もあったんですけど、過去色々試してみて、サイコロによって給料が半分になって場合によっては倍になるみたいなサイコロを作ったりして、1年くらい実験してたことあるんですけど、そうすると社員が破滅しちゃいますね、あんまりそこまでやるとやりすぎなんだけど、サイコロ手当てで数パーセントが給料で決まると、減ることはないんです、手当として増える
大体平均すると1年振るから大体3.何パーセントで落ち着きますし、うちで言うとサイトに全社員のサイコロのアベレージが出てるけど、割と調子も良い年は5,6とか出続けますし、悪い時は1,2ばっかり出るという
サイコロ給ってものを作ってお金で揉めるような、揉めそうになった時、まぁお金で揉めないって結構重要じゃないって思いださせてくれるシンボリックな仕組みとして作ったのがサイコロ給ですね
でちょっとどんなヒントなんか一個か二個ヒントがあればいいと思うんですね
で、ちょっといくつかヒントらしいことを話すと、これやってみて何でそもそもお金で揉めるのかなっていうのが後からわかるんですよ、多分ねあのカヤックという会社が誇れることがあるとしたら、代表取締役が3人上場企業でいながら、全員代表取締役って権限を持って、株の比率もほぼ三等分で、仲良く会社を経営してる20年、これたぶんねほぼないですね
つまり何が言いたいかっていうと、仲良しの専門家っていうことなんですね
人が仲良くなるって事に対して、まあまあ得意だっていうことなんですけど、それが後で言う、街づくりにもいきてくるんですが、お金で揉めるからサイコロ給を入れたんだけど、お金で揉めるってどういうことなのかっていうのを、一応カヤックの社員って独立した人がいっぱいいて、友達同士で始めてうまくいく人上手くいかない人は何かって言うとですね、お金が入った時とない時どっちが揉めるかって、まぁどっちも揉めるんですけどね、どっちも揉めるんだけど、どっちが決定的な人間関係のヒビに入るかっていうと、ある時なんですね
ある時に揉めるとまあまあどうしようもない、ない時はもちろん犯人探しで誰のせいだって話になるんだけど、誰も得してないから後でそんなにあのそこまで致命的な亀裂が入んないんだけど、あるものを揉めるとやっぱりもなかなか元に戻らなくて、これって何で揉めるかっていうと分配で揉めるんですよね、どっちが多いとか少ないで
で、どっちが多いとか少ないよって何によって出てくるかって評価なんですよ、別に自分が十分もらってると思えばそんなにまぁ、比較によってってのもあるんだけど、一方で価値観の中で自分がもらって少なくて当然っていう評価軸があってまあまあ揉めないんですよ
幸福学の前の先生も慶應の教授だからその本も面白いから読まれるといいと思うんですけど、幸福度が比較によって生まれるから、自分がいくらたくさんもらってても、隣の人が多かったら不幸せって世界あるんだけど、それは比較からくる幸せで、それとは別に評価というものの価値観によってくる幸せっていう、結構決定的になるんですね
同級生でスタートして三等分でスタートしてんのに、明らかに自分の方がパフォーマンスが高いはずだって思ってる人が多くもらわないので怒るってのは、パフォーマンスの評価がそれぞれの価値観に一致してないことによって起きるんですね
っていうことから行くと、つまりその会社がどういうことを大切にするかっていう評価がそのままその会社の文化を決めるから、つまりどういう人を、評価って二つあって、どういう人偉くするかと、どういう人を高い報酬で払うかって話なんですけど、ていう風にこういう人が偉くなってる、こういう人は高い報酬になってるって評価が自分の評価と一致してないと揉めるんですよ
だから3人がたまたま上手くやれたのは、実はそこがまあまあ一致してて、こういう人間を偉くしよう、こういう人間に高い報酬を払おうってのが、たまたま、後からですけどね、一致してて、その中に報酬の評価としてのサイコロ給ってもう別に評価なんてそもそも放棄して、サイコロで決めていいんじゃないのっていう価値観が共有できてスタートしてるから、そもそも評価軸も一緒で揉めなかったっていうことなんで、ここで何が言いたかって言うと、仲良しの専門家としては、一緒にやっていくときにどういう人間を評価するかっていうことが一致してる人とやった方がいいです、尊敬する人が一緒だったりってことなんですけどね
つまりそれは会社に入っても一緒で、こういう会社に入るとか就職を選ぶときに、やっぱ自分が尊敬している人が偉くなってるとか、高い報酬貰ってる会社に行かないとおそらく不幸になりますね
それはなんでかっていうと、自分が成功しなくてもいいんですよ、人生って自分の考えが肯定されれば幸せなんで、自分の価値観でこの人イケてないなっていう人が成功したり評価されてる組織ってのは、自分を否定されてるのと一緒なんで自信を失いますね
仮に自分が出世とかしてなくても自分が素敵だなって思う人が出世してたらそれは自分の肯定そのものなんで、十分自信につながってくんですよ、この辺結構みんな理解してない、もったいないなと思うんですけど
っていうことからいくと、その価値観があってどこにいくっていうことが結構重要で、それはほぼ評価を見ればわかると、そんなようなことをサイコロ給を通して理解していくっていうことなんですね
そんな中で、自分が得意だなと言えるような、他よりも深く考えてるなとか、話せるなって話は三つあって、一つはまあ面白法人っていうコピーを付けて評価の話も入っていったように、会社というものの組織づくりとか社内制御とか、働き方とかでどうやったらより本質的で、どうやったらこれからの時代に合うかとかって言うことを考えています
二つ目は、実はさっき職能として経営者とかって話をしましたけど、元々エンジニアデザイナー、クリエイティブディレクターっていう職業で広告を作ってた時代が7,8年あって、最後カンヌの審査員、世界三大広告賞の審査員を日本代表としてやって、そっから経営者に切り替えたのが2009年とかなんで、そっちの話も得意で、つまりどうやって企画をするかとかアイデアを出すかっていう話でも講義をしてたことはあるんですけど、最近はこれあんまりやってないですね、その中で後でちょっと出てきますけど、ブレインストーミングっていうアイデア出しの会議に詳しくなったって感じですね
最近この2011年ぐらいからは町の活動始めて、今日この話後半に話すんですけどまちづくりのアイデアも結構最近はいろんなとこで声をかけて、話をさせていただくケースが多いです
で、最初にこれちょっと話の中に入れてねってお題を頂いた、学生時代に何やってたかっていうと、何もしてないですね
ここ12,3人呼ばれてますよね、SFCスピリッツの創造で呼んでる人たちってSFCを体現してるような人たちっていうことで出て来てるんだけど、この人たちってやっぱ学生時代もまあまあ輝いてたりするんじゃないかなと思うんですけど、ほぼね僕何も輝いてないです
何にも考えてないと、だから何を言いたいかっていうと何もしてない人が何かを一応それなりに頑張ってやるっていう事が話せたら、まあまあ勇気づけられるんじゃないかなって思って、なんかないのかなと思って探ってたんですけど何もなくて、ただルーツがあるなと思って、興味があることを今ただやってんですね
カヤックって会社で、その興味があることは自分は別にまだ見つけてないって思ってたんだけど、大学時代でもねちょっとありましたね、だから何もまだやりたいこと見つかってない人が今500人のうち多分僕の読みが、SFCだからまぁ200人ぐらいかな、300人ぐらいいるでしょきっと、普通の大学だとやりたいこと見つかってない人500人から450人ぐらいいると思いますけど、SFCだと250人ぐらいですかね
見つかってない人でも焦る必要なくて、なんかちょっと好きなことがあるでしょ、それが結局後々繋がってきて仕事になってたなっていう思いがあります、それは何かというと、これしょうもないんだけど、やることなくて競馬をやってて今はもうすっかりやってないんですけど、武藤研でニューラルコンピューティングっていうAIの技術を使って何をやるかっていうと、競馬の予想プログラムを作るっていう話なんですけど、まぁこれ自体は大したことない話なんだけど、普通にいろんな馬のデータ・騎手データとか入れて予想プログラムを作ると、この馬が何番人気ですっていうふうに出てくるプログラムって、もう世の中の何番人気とほぼ同じ結果予想しか出てこないのね
それはもうみんなの集合知で集まって、そもそも何番人気ってなってんだからそれを一生懸命みんなの集合知より上の物作れるかって言うと相当データがあればできたかもしんないけど、そこはもう勝てっこないから、そういうことじゃなく、誰も予想してないこと予想してみようと思って馬の運気を予想しようっていうことをやったんですよね、だからつまりもう一番人気の馬だったらそれよりも運がすごい高ければ絶対だし、低ければ外していい一番人気だなっていう、つまり上に来るか下に来るかだけですよ、3番人気の上は3着より上に来るか3着以下になるかっていう確率が半分で予測して、どのくらい上か下にブレるかっていう運の予想なので、誕生日とか運にまつわりそうなものばかりのデータを入れて研究するっていう謎のプログラムを作ってですね、結局何も物にならなかったんですけど、多分いろいろ過去10年分の順番データを入れたりしてやったけど、これ何ルーツがあったかっていうと、目で見えないものの価値を可視化するってことにやっぱり興味があったんですね
結局生産性とか効率とか経済合理性って言ってるんだけど、それってまだ目で見える形で測ったものをだけを見てみんな言ってるだけなんですよ
例えばさっき鎌倉で最高みたいな話が出ましたけど、満員電車に揺られて東京にいくっていうのは、まあ東京に会社が集まって仕事をしてるほうが効率もいいし生産性も高いっていう観点からそういう構造になっちゃってるんですけど、乗ってる間に相当精神も病んでくるし満員電車ではないんだけどだいぶ健康的になるから、健康保険料とかでもしかしたらデータでちゃうかもしんないけど、今まだ出てないんだけど、そういうふうにデータで見えてないけど明らかにこっちのがいいなってのがいっぱいあって、そういうものに興味を持って大事にする会社を作ろうっていうところからやっぱりスタートしてるんで、ルーツとしてはそういうことに興味があるかなってことがあったっていう
ただ、その当時は全く分かんないですね、っていうことなのでまぁおそらく今何に興味持ってるかで何となくこれから取り組むこととか仕事、行き先は自分は運命づけられてる感じはあると思うので、その辺をヒントにしていただければ、それが今話した話ですね、鎌倉本社にしたっていうのはそんなとこから来てて、高層ビルで働いてる人には本当申し訳ないんですけど、普通に高層ビルって常に揺れてるし、なんかえっ、こんな上にずっと高層ビルで働くの?っていうのは素直に僕は直感的に嫌だなと思いました
今は大人なんでこれでもいいかなって気がしますけど、満員電車に乗ってゆらゆら毎日会社にいくってのも100年後の未来人が見たら非人道的って言うか、よく発展途上国ですごい電車にたくさんの人が詰め込まれて乗ってるの見るとわあって僕ら思いますけど、ほぼほぼそれと同じ状況ですからね東京は
これは明らかに人間的にどうなんだろうっていう時に、もうちょっとより良い世界にするために、本社鎌倉にしてできるっていうことを指し示すことは、世界に一石を投じるんじゃないかっていうことですね
目に見えないものの価値に注目して、その方の世界に舵を切る、これはもしかしたらその方の世界に舵を切るっていうところがもしかしたらまあまあ傲慢なところで社会にそれで貢献しようって思いが3人にあったからかもしれないです
それで仮にうまくいかなかったとしても、そのチャレンジや礎となってまた次の人達がやってくれるから決して無駄ではないなというか、どっちかって自分中心じゃないって思いは3人の中であったかもしれないですねっていうところから鎌倉本社にした理由で、鎌倉がこれは狙ってやったわけじゃないんですけど、オフィスビルがないからいろんなところに変えて街全体がオフィスにするっていう風にしかやりようがなかったんですよね
だから会議室棟があって食堂があって、あのオフィスに行く時は街を通りを通って行くから、通りが廊下みたいになるっていう風に構造上なって街全体がオフィスです
これはたまたまコロナ時代にぴったりだって、三密を避けることにもやっぱりなるし、街に気分転換で外に出て行くから、今ここには載ってないんですけど、ガーデンオフィスみたいなのもあって、そもそも外で仕事するみたいな場所に実はあるので、そういうところをもっと拡充していくってなることでピッタリ合っていくし、って風になってるんですけど、俺は働いていてやっぱり楽しいです
生産性効率だけで行くと、非常に悪いです、だって毎回外に出てまた違うところに行くとか、すごいめんどくさいんですけど、まぁすごい気分転換にもなるしっていうことでこれを好んでやってきたというところがあります
後で出る話のこれまた一つですけど、衣食住近接っていうのを推奨してるんですよ、満員電車が嫌だったから、満員電車がやだっていうとこれ気をつけなきゃいけなくて、やっぱり満員電車で儲かってる鉄道事業の方々とかもいるんでこれがやっぱり今江ノ電とかガラガラで本当に経営上大変なことなると思うんですね
それが飛行機が飛んで飛行機にシフトしたり、って移動手段変われば当然ビジネスの状況も変わるんだけど、だからそういうどこかを否定しようっていうのうなのは何もいないんだけど、それを嫌だからというふうに考えた時に自ずと衣食住近接っていうのを重視して、それで鎌倉住みたいし、鎌倉本社置いて新しい世界を作っていけたらいいんじゃないかなってスタートしたのが20年前ですけど、そうするとですね保育園もカヤックがやってるんですけど、今のコロナの状況って家にずっといるわけだけど、家と会社が近ければ会社が家みたいなもんな、んでちょっと家に帰って子供の面倒見たりとかってことができるんで、一番もともとそれは素敵なことだなと思っていたんですよ、だからそれを最初からやって今ピッタリ合ってるんだけど、今は本当にもうとにかく家から出るなみたいな話になってるので、もう次は近場は出ていいですよになると思うので、よりぴったりなって行くかなということをやって来ました
ここでここの紹介終わりなんですけども、あの必ず質問でよく出ることがあって、学生に向けて講義すると、この質問ほぼみんな出ますよね、たぶん、これに対しては最初に答えておこうかなと思ってるんですけど、あのね、あとでこの話に繋がってくるんですけど、つまり何もしてなかったから僕は学生の頃に何もしなくても大丈夫ですよっていう風に言いたいんだけど、若くしてやっといた方が後々楽だったり若い頃しか身につかないなんかそのことってのがあってそれがなんか物理的に筋肉を伴う訓練とその習慣って書いてあるんですけど、筋トレとかの重要性って年とともにどんどん出てくるんですよ
筋肉がある人のが若々しいし健康的なんですよ、だから筋肉を経営者とか必ず後でムキムキになってくるんだけど、マッスルメモリーってのがあって、一度デカくした筋肉はそこまでは簡単にまたすぐ戻るんですよ
そこから超えようとなるとすごく時間かかるんで、若いうちに筋肉をちゃんとつけとけば、あとから戻すの簡単なんでって言うように、最初からやっといて、英語とかも一緒ですね、英語の頭の中の言語脳って意味だと言語の筋肉だと思っているんですけど、やっとくと後で楽になるっていうか、そういう類のもの自転車とかも一度乗るとまた何年乗ってなくても乗れるじゃないですか
最初に乗るのに多分小さい頃のが速く乗れちゃうし、年取ってから乗る方が時間かかるし怪我するしみたいなことだから、その類のことだけやっとけばいいんで、それが何なのか自分で考えていただければいいんですけど
で、僕が今日おすすめしたい脳の筋肉運動っていうのがこの後の授業でできます、それはもう早く身につけた方がいいなっていう類のものですね、それを後でお話しします
で、これから今まで個人の紹介、ちょっと長くなっちゃったんだけど、会社の紹介をしていきたいんですが、お題はやはり田中浩也先生から卒業してやってきたこと、今やってることを話してほしいって言われたんで、これを会社の紹介に込めました
おもしろ法人って決めたので、面白いことを作るってことが生業になっちゃったんですよ
言葉から来てるって言うか、あの元々自分はクリエイターだと思ってたわけでもない、だからさっき本当に何もしてなかったのは正しくて、プログラムのそのニューラルコンピューティングを使って競馬のプログラムを作ったけど、エンジニアとしての適性あったわけでもないから今エンジニアやってないし、超クリエイターだったら本来もっとこう作ってたりとか、広告に興味があったりとかそうことでもなく、おもしろ法人って言葉から面白いものを作ろうってことで生まれて、今はいろんな優秀なクリエイターがいる組織になっていったんですけど、こういう広告的な仕事をこれは、ちょっと漫画アニメ系も結構いろいろやってますね
世の中的に何とか診断とかなんとかメーカーってありますね、ドラゴンボールメーカーとかちゃんりおメーカーとか、それ系ほとんどうちが作ってます
これはジャンプのキャラのあるヒーローメーカーとか、診断系とかこういうことは結構やってますね
これは広告的に頼まれて作ってるやつで他にまぁゲームもあって、最近こういうアニメを使ったゲームもやってますし、パークマスターっていうのは3人ぐらいで作ったゲームですけど、これが今全世界で一位とって、もうすぐ四千万ダウンロードぐらい行くのかな、こういうような一発系も過去何度もやってきてるって感じですかね
ゲームのコミュニティもやってて、これはスマートフォンゲーム、コミュニティでは最大なんですけど、ここが今eスポーツの子会社が連携してeスポーツのオンラインの大会とかは結構やってるってのが今伸びてる事業ですね
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これはまさにねうちの娘が今の大学3年生でSFCから慶應なんですけど、SFCの中学受験の時に僕がみんなで作った、当時まだ指揮をとってたギリギリ最後ぐらいまでプロダクトの指揮をとってた時期ですけど、うんこ演算っていうアプリを作ったのが2011年、うんこ漢字ドリルが2014年だから、それか15年だから、それより数年前にうんこ演算を立ち上げました
全くこんな感じです、太郎くんがうんこが漏れそうです、トイレの前に10人漏れそうで何分後に漏れるでしょうかみたいなそういうことですね、そういううんこにちなんだ演算アプリを作って、問題はうんこで正解になるっていうを演算を出してですね、これが大ヒットするかどうかちょっとわかんないけど出したところアップルの許可を得ずですね、下ネタ禁止のアップルはやっぱり厳しいですね、うんこはダメなんですね一切させてもらえず、失敗という感じではあったんですけどその後うんこ漢字ドリルが大ヒットして、あ、考え方的にはたぶんあってたけど紙じゃなかったのがいけなかったのか、時代が早すぎたのか、これ何かが間違ったんだろうということで次に作ったんだけど、UN高っていう学校また立ち上げまして、それこそこれもオンラインで全ての授業が完結する、真面目な話をうんこに例えて教えるっていう事業をやりましたけど、これもまぁ見事にこけてですね、まずポイントは講師陣が全く集まらないですね、うんこについて教えて欲しいってことじゃないんだけど、結局講師がassignできずに終了するということになる中で、昨年ミュージアムが大ヒットしまして、これは行ったなと、ということでこれから世界に出て
いこうというタイミングで、まぁ上海には出て行ったんですけど、このタイミングでコロナで、もう全く入場も全部中止になっちゃったよっていう状況なんですけど、ここから何かヒントをですね与えるとしたらですね、二つ、今日の講義のテーマじゃないんですけど、クリエイティブの方の話でも講義できるって話なんで、そこの要素も2つぐらい入れておくと、広告ってどういうものがいいのかって言うと、右脳的なものと左脳的なものを組み合わせたものはいいものっていう考え方があって、右脳ってのはなんか心が動かされるとか、気持ちがいいとか感情的なものですよね、言語化できないけどシズル感があるみたいな
左脳は、広告なんで、その商品の良さをベネフィットしっかりと論理的にロジカルに伝えるみたいな、これが両方入ってるCMってまあまあいいんですけど、面白法人も、法人っていう堅いものと面白いっていうなんだかよくわかんないもんの組み合わせなんですね
うんこミュージアムもうんこっていうのは究極の右脳で、なんかうんこって言うだけで面白いっていうものに、演算とか漢字ドリルって、これで頭良くなりそうとか、ミュージアム、非常に格式高そうなものを組み合わせてこれは結構いい事例なので、必ず究極の右脳コンテンツとしてうんこと何かを組み合わせれば行けるって言うのはずっと思ってたんです、カヤックとしてはしつこくやってた中でグッと当たったので、これからもうんこはしっかりと推していこうと、そんなような会社ですね
こうヒットするとまたそういう仕事が来るので、次はおじさんだってことで、おじさんの森っていう、うんこの次おじさんっていう謎の理屈なんだけどこれもまぁヒットしたやつですね
ここまではちょっと軽く紹介をざらっと流しましたけど、ここからです、今日の授業の本番ここからというところで課題にも実はあって、その解を課題を見させて数人しか読ましてもらってないんですけど、あの課題に対してどういう回答ができる人間になるかっていうのを、ここからの話でできるし、かつさっきの物理的な筋肉を伴う活動をやっといた方がいいって話がここに入ってますんで、ちょっと聞いていただければと思うんですが、面白法人っていうのは、さっきなんとなく面白い法人っていうにキャッチコピーで付けたって風に言いましたけど、それは直感的につけたものですね
で、直感的なものをロジカルに今度解説していくと、三つの意味があったんですね
まず自分たちが面白がれば生きてて最高だからそういう集団を作るし、そのノウハウを学ぶってことですね、サイコロ振るって、まあお金で揉めるけどお金で揉めないための制度としてサイコロ給を入れたっていう、取り組んできたっていうか、満員電車嫌だからどうやったら満員電車乗らずに済むかっていう、真摯に面白がるために取り組んでるってことですね
で、周囲から面白い人になるっていうのはやっぱり、それ面白いねって言われるようなことをやらないと自分ヨガリになっちゃうんで、仕事としては、しっかり回すと、で、誰かの人生を面白くする、これは上場企業がほとんど、公器の器なんで誰かのためになんなきゃいけないんで、これは志にと思うんですね
この三つの思いがあるんですけど、今日話したいのは、この二つ目のとか三つ目の話じゃなくて、これはこれでどうやったらバズるかっていうテクニック論的な話もあるし、志的な話もあるんですけど、一番上の話で、実践的な話をしたいんですよ、どうやったら面白がれるかっていうのを、20年かけてやってきて誰でもこうやれば面白がれるっていう、一つのトレーニング方法を思いついたっていうことなんで、結構精神論じゃなくて、本当にこれをやればいけるっていう話です
で、どうやったら面白がれるかって話なんですけど、まず考え的にはこれがちょっと経営理念っていう話に、会社的になってるんですけど、一応小難しい話をすると、企業理念っていうのが上位概念で、その下に下位概念で経営理念ってのがあるんですね
面白法人っていうひとつの存在理由が企業理念で、面白がるために、日々の営み、営業の営ですから、経営理念として日々どこを意識するかってことで作る、つまり作る人に自分がなれば面白がれる、つまり何が言いたいかっていうと、面白がることを一生懸命考えた先に会社へ、まずは僕らは会社の中ってことだから、人生そのものっていうのは後回しですね
会社の中でどうこの会社を楽しめるかってのが最初、取り組んだ時に、この会社は自分が作ってるっていう、つまりみんな経営者になればいいってことなんですけど、その自分が社長になったつもりになったら面白がれるんだなぁということがわかったんですよ
これは自分がサラリーマン2年やってたときと経営者になった時の比較をした時に、驚くほどサラリーマン時代がつまんなかった、会社に行く気は一度もなかったっていうか、ところがカヤックを作ると毎日行きたくなったんで、この劇的な違いは何かっていうと、単純に自分が作ってるからです
だから今このオンラインの時代になって、授業がこうなったとに受身でやってる限りはつまんないんだけど、オンライン授業を使ってこんな面白いことをやったらって先生の立場とか学校を作る側の立場でみなさんが参加したら、毎日すげえ楽しくなると思います、オンライン授業に参加するのが欠点とか、こうやったらいろいろ出てくるから、っていうんで作る人になれば面白がれるんだなっていうことがわかって、これを軸に意識する会社にすれば、みんなが働いてて面白くなるんだろうっていうことになってるんですね
最初にやるのが何かっていうと、ハイって名刺を、自分の好きな名刺を、予算をもらって入ったら作るんですよ
名刺ってもらって終わりなんだけど、自分で好きな漫画家とかイラストレーターに頼んで、漫画名刺を自分で作れたらその時点でちょっと愛着が出て作る人になるんですね、自分の会社を作ってる感じが出てくるとロゴも自分で自由に作れますし、上場した時は株になってたりとかっていう遊んだ使い方ができると
で、次の話、ここからが重要なんですけど、でもねさっきの名刺の話もね非常に良い仕組みなんですけど、元々あの名刺の仕組みどうやってできたかって言うとまだ会社が3,40人くらいの時に、じゃあ名刺を使ってなんか面白いことできないかっていうことで、みんなでアイデアを出したんですよ
その時に当然作る人を増やすっていう理念がもう理念としてはあったから、じゃあみんなで作れる名刺がいいんじゃないのっていうことで、あの漫画名刺ってのが出てきて、あそれいいねって言って始まってるんですね
で、始まってるんだけど、今入る人とその当時考えた人ってやっぱ温度感があって、今入る人もこの名刺を作るんだけど、やっぱり最初に考えた人は自分で名刺のアイデアを出してるから乗っかるけど、いくらこれが作れる、人を増やすルールだって言っても、結局所詮人が作ったルールなんで乗り方が弱いんですよ
だからやっぱりどこまで行っても、後から入ってきた人ってのはルールを作るチャンスが少なくなっていくっていうか、だからこれだとちょっと一向にそのジレンマから抜け出せないんで、どうしたらいいかなっていう時に、しつこくやってたのはこのブレーンストーミングで、作る人になるトレーニングですかね、ここに書いてますけど、アイデアを出す会議なんだけど、我々は作る人になるトレーニングだと思ってて、つまり新入社員が入ったらまずブレストをするんですね
どういう名刺だったら楽しめるってアイデアを出して、そのあとうちではこの名刺制度があるってやると乗り方も違うし、自分で出したアイデアのようになっちゃうというか、という風にまずなるので、まずそのこっちを先にやることで、社長っぽい人になるって事は分かったんですね
つまり何が言いたかと、こっから大事なんで聞いてほしいんですけど、ブレーンストーミングというトレーニングは、これトレーニングって思ってないんですよ、世の中的にはこれはビジネスの一つの会議手法とかフレームワークだと思ってんだけど、僕らはこれは筋トレだと思ってるんで、ちょっと聞いといてもらいたいんですけど、この筋トレをやっとくと後々ハッピーな人間になるって事なんですよ
最初に解を言っちゃうと、で、二つのルールに則ってやるわけです、もともとブレストは一人で出すアイデア会議じゃないから、一人で出すアイディアの手法ってのもいろいろあります
マインドマンダラチャートとか、我々もいろんなアイデア出しのトレーニングしってるから、一人で出す方法もいろいろ学んできてるけど、みんなで出すための会議手法ってかトレーニングがブレーンストーミングなんですね
だから、自分一人で出すだと意味がないから、なるべく仲間のアイデアに乗っかるってことのみ、みんなでやる意味があるじゃないですかっていうことでいくと、人のアイデアを聞くってことが重要で、自分のアイデアなんなら考えなくていいです
なんならもう一切思いつく必要なくて、人から出たものを聞いて初めて連想で思いつくとか、被せるとかっていうのをちょっと意識してもらうんですね
そうするとまあ元々本来これ出てますけど、自分では考えも及ばないアイデアが出る、既存のアイデアと既存のアイデアの新しい組み合わせをやると新しいアイデアが出る
だから自分一人考えると、既存のアイデアと既存のアイデアの組み合わせも頭の中にあるのは一緒だから新しいものは出ないんだけどと、人と組み合わせると新しい組み合わせが出るって事で、ブレストっていいねってこれは本来の目的ですよね
これはこれでいいんだけど、我々が注目したいのは、まずこのチームワークが良くなるってことですね、まぁ仲良しの専門家って言いましたけど、ブレストをやると、人のアイデアに乗っかるから、組織の中ではチームワークは良くなり、まあまあ楽しくなると
で、大体会社を辞める人の不満の理由の大半人間関係なんで、そういう風にデータ出てますから、ブレストをやって人の話をしっかり聞いてあげれば仲良くなるっていうか、マネジメントとか最初に苦労する人に、一番最初にカヤックでアドバイス、まぁ世の中的にもそうですけど、まず何をやって人・部下をマネジメントしたらいいですかっていう、まずちゃんと聞くことだよって話なんですね
どうやってマネジメントするかっていう時に、相手はどこにかしろって言っても、どうにもなんないんでしっかり聞いてあげれば勝手に動くっていうか、とりあえずチームワークが良くなるような秘訣で、ちゃんと相手を乗っかってると、相手の話を聞く構成が出てくるのでチームワークが良くなるって、まず1つ目の効能があります
で2つ目のルール、あの本当はブレーンストーミングって五つルールがあるんだけど、カヤックは広告的な会社なんであんまりたくさんやると覚えられないってのを理解してるんで、抽出すると二つ目ルール、とにかくたくさんの数を出す、これが秘訣だったんですね、これが脳の筋トレです
たくさんアイデアを出すことが重要で、ブレストっていうのは、あのビジネスのフレームワーク行くと発散って言い方をするんですけど、問題があってそれに対して解決する方法をたくさん出してどれがいいかに絞って実験して試してまたそれがどうだったとかフィードバックしていくっていうPDCAを回す時に、とりあえずたくさんアイデアを出すってとこだけにフォーカスしたフレームワークがブレーンストーミングなんですね
だからどれがいいか悪いかは判断は置いといて、最後に別の方向で決めればいいんで、たくさん出してことだけに注力してやるっていう事が忠実に相手のアイデアに乗っかって、組み合わせを斬新にしてたくさん数を出す、そうすると成功した会議だってことになるんですけど、この数をね、たくさん出すってことに脳をフォーカスしていくと実はこれが作り人になっちゃう
さっき千葉さんの講義にも視座を上げるといいですよ、って言ってましたけど、視座が上がるってのとアイデアマンになるってのほぼイコールの話で、視座があがるとsfcの授業を、オンライン授業をどうやったらもっと楽しくなるかって考える人って、ある意味教授の視座ですよね、学校運営側の視座もしくはSA側の視座ですよね
低いといつまで経ってもアイデア出ないし、作る人になるとアイデアが出て、アイデアを出してると作る人になると、そうすると自分事化して面白がる人になる
なるほど、作る人になるためにはブレーンストーミングをやって脳を鍛えてれば面白がる人になっちゃうんだと
これまた別の言い方で言ったことがあります、ある詩人の言った言葉です、アイディアいっぱいの人は深刻化しない、こんなに素晴らしい言葉ねあります、味わい深いじゃないですか
自分が深刻になってる時ってのはどういう時かって言うと、やっぱ打ち手がもう無いと、少なくなっちゃってる時なんで、打ち手がいっぱいあると深刻にならない、つまりアイデアいっぱいであると深刻にならないっていうことなんですね
つまりここに書いたんですけど、面白がる人はアイデアがいっぱい、アイデア志向になると、そもそもどんな状況も楽しめる、別に実験しなくてもいいですね、ただアイデア出てるだけで楽しくなる、行動しなくてもいいですなんなら、っていうことなんですね
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