いきなり飛行機出張ができた話 SFC修行記 #1
1.出張は突然に
1月某日。上司に呼ばれた私は、何もないのに嫌な予感がした。
上「急で申し訳ないんだけども欠員が出ちゃって出張行ってくれない?」
あー始まった、このクソ寒い1月に現場出張かよ。どうせならもうちょっと暖かくなる春先にしてくれたらよかったのに…なんか適当に理由つけて代替要員の奴らに行かせたらいいか…
なんて心のなかでぶつくさ思ってると上司は続けて。
上「ゴニョゴニョゴニョ(業務内容兼営業秘密)ってことで、岡山である会議に行ってほしいんだけども、急だし朝からだから新幹線で前乗りするか当日朝飛行機で行っていいよ?」
まじかよ。会議ってことは現場出張じゃないし絶好の修行日和じゃねーか。行くしかないな。なんなら業務経費
私「行かせていただきます!なんなら前日も仕事詰まってるんで朝に飛行機乗って行きます!!!」
すかさず私は返事しました。というかめちゃ食い気味だった。今思えば。
そんなこんなで急に決まったフライト。本当は予約種別の兼ね合いで2月から修行開始の予定だったけども、仕事とはいえ飛行機に乗れるのは嬉しいな。
2.1レグ目(行き)
1月某日。
羽田→岡山 運賃種別 バリュー1
獲得PP 934
眠たい目をこすりながら到着した羽田空港。時間帯的に出張のサラリーマンが多く、ボケーっとしながら飛行機の出発を待っていると、近くの出発口から搭乗が開始されている。
「ピッ ファーーン」 「ピッ ファーーン」 「ピッ ポローン」
おお、DIA様。あなたはANA便に数多く搭乗し選ばれ抜かれたDIA様ではないですか。今までの出張ならそんなの大した音じゃないしどーでもいいや。なんて思っていましたが、今なら言える。崇拝対象。
私の便の搭乗が開始され、まずは優先搭乗。今までならなんとも思っていませんでしたが今なら言える。どうぞDIA様からご搭乗なさってください。我々下々の非ステータス保持者なんて最後で構いませんので。
なんて心のなかで思いながら自分の搭乗グループを待っている私。
意外と岡山便って搭乗者数多いんだな。おまけにDIA様やPLT様も結構いるし。
そんなこんなで私の搭乗グループの番になって機内に搭乗すると流石はDIA様。荷物棚に手荷物を入れることからシートベルトを締めるまでの所作がいちいち美しい。さすが乗り慣れているだけある。さらには葉加瀬太郎のBGMと相まってそれは芸術のようであった。
飛行機が離陸し、CAさんから機内サービスでいただいたコーヒーを飲みながらメールで送られてきた今日の会議資料に目を通しながらいると飛行機はあっという間に岡山空港に着陸しました。
フライト時間は1時間なので、新幹線に比べてあっという間ですし、新幹線だと3時間程度なので、仕事をするにはちょうどよい時間ですが、1時間だとメールチェックや会議資料に目を通すぐらいしかできませんが、新幹線のように3時間座りっぱなしに比べると体はすごく楽でした。
というほぼ日記のような1レグ目はただの仕事でした。
2.2レグ目(帰り)
岡山→羽田 運賃種別 バリュー1
獲得PP 1290
無事出張会議を終えた私はとんぼ返りで羽田に戻ります。
現地事務所を借りて仕事を終えた私は、現地社員に連れられてご飯…なんてことはなく岡山駅から空港に向かうバスへ乗り込みました。
疲れていた私はスマホの通知に届いた
「アップグレードしませんか?」
の一言に釣られました。
そういやアップグレードした場合はプレミアムポイントが50%加算されるし、別にアップグレード分は自分のお金から使えばいいし…
確実に判断能力が低下していた私は、アップグレードボタンをポチッ。アップグレードしました。
空港に到着し、土産物店で同僚への岡山土産を購入し、保安検査場へ。(岡山空港の保安検査場ってパーティションで区切られてるだけだから一瞬わからないよね
保安検査を抜け、そうだ、岡山空港はANAラウンジがあるじゃないか!足が勝手に奥にあるラウンジに向かいます。
仕事終わりのビールうめええええええええええええええええええええ
なんて思いながら搭乗待ちをします。
酔いもほどほどに、今日の出張の反省やフライトに思いを馳せているうちに優先搭乗が開始され、もちろんまずはDIA様からご搭乗なさいます。
プレミアムクラスを予約している私なので、グループ2での搭乗になります。このグループ2は、プラチナ様やSFC会員、スタアラゴールドなどと同じ格付け()になり、私もその中のひとりとなった訳です。
そして私の搭乗券を改札機に読み込むと
「ポロ~ン」
ステータス音が流れるわけです。
GSさんも「プレミアムクラスご予約ありがとうございます」
でも違う違うそうじゃない()
頭の中は鈴木雅之なわけです。
あの音は選ばれしPLT様やSFC、世界各地の飛行機に乗っているスタアラゴールド様だからこそ相応しい訳であり、私みたいな非ステータス保持者がプレミアムシートを予約したからと言って鳴らしていい音なんかではないんです!
なんて、半分酔いながら謙遜しながらボーディングブリッジを抜けた先には。
「○○様、本日プレミアムクラスを担当いたします××と申します」
「お召し物をお預かりいたしましょうか?」
「なにかございましたらお気兼ねなくお申し付けください」
ひょえ〜。こんなヒラ会員でプレミアムシートに座ったからってそこまでしていただいて。それは私よりも普通席に座っている上級会員のDIA様にご挨拶してくださり~。
なんていうのは、ほぼ妄想の域だが、プレミアムシートのホスピタリティの高さに私は感銘を受けました。
”せっとすらいどばー”をし、岡山の夜空に飛行機が飛び立ってから数分後にシートベルトサインが消灯。お待ちかねのプレミアムクラスごはんが。
この日の食事は、かしわごはんを中心にサラダや煮物など。さすがに岡山→東京間のフライトなのでゆっくり食事をすることはできませんので味わう間もなくとりあえずお腹を満たす程度に。
どちらかというと食事中に酒は飲まない派のわたしなので、(空港酒で酔いがまわってた)食事を終えた頃には富士山の手前まで飛んでいたこともありお酒は断りました。
そんなこんなで東京に到着した私は、空港から足早に帰路につき疲れた体を癒やすかのようにお風呂に入り床につきました。(完全に酔っ払ってるね
3.本日のフライトのまとめ
まさかいきなり「修行初日」となりましたが、出張とはいえ飛行機に乗れてうれしかったです。(小並感
今回獲得したプレミアムポイント:2224
解脱まで:47776
岡山出張をわたしに割り当ててくれた上司に感謝。
※プライバシー保護()のため一部創作実話があります。 フィクションだってば!