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20210802_Tableauの公式無料トレーニングビデオが初心者にオススメできない10の理由

タイトルはふざけていますが内容は真面目です。また Tableau社を貶めるような意図はまったくありません。今後の日本ユーザー向け無料トレーニングコンテンツが拡充していく期待を込めた、あくまで私個人の感想ということで広い心でご容赦ください。

はじめに

本記事は、2021年8月2日時点で、Google検索にて「Tableau 無料トレーニングビデオ」で検索した際に検索結果1件目に出てくる 2020.2 バージョンの日本語向けの Tableau社が提供している 無料トレーニングビデオ コンテンツについて書いています。今後のバージョンアップにより大きく変わる可能性がありますのでご注意ください。

理由1:日本語のビデオはほんの一部

ちゃんと数えてないですが、日本語よりも英語のビデオのほうが多いのではないかと思うぐらいです。しかも前半は日本語で進むにつれ英語となるような、「あぁローカライズが間に合ってないのね」ということでもなく、いきなり英語コンテンツが差し込まれてきます。操作する上でのメニューなどの名称も違いますし、英語に抵抗がない人なら大丈夫ということでもないでしょう。

理由2:日本語化されたコンテンツも直訳で分かりにくい

大変失礼な言い方ですが、直訳を音声読み上げで聞いているような分かりにくさがあります。決して日本語が変だということではないんですが、どこか一方的に説明を受けている感じもあり分かりにくいです。

理由3:トレーニングコンテンツの尺が短くあっさりしている

1つのビデオの長さは5分程度と短いものが多いです。このような機能があるということを知る目的であれば十分かとは思いますが、トレーニングビデオとしてはあっという間に終わってしまいます。

理由4:機能の説明が中心で、課題を解決するようなトレーニングがほとんどない

Tableauは、何かの課題があってそれを探索していったり、その解決方法を説明していったりすることのできる強力なツールという印象なのですが、こんなことが解決できるということではなく、淡々と機能の説明が続きます。

理由5:初級レベルには不要なトレーニングコンテンツが多く含まれている

Tableau社の公式イーラーニング(有料)では、上級コースに含まれるようなものもいきなりかつ多数出てきます(LOD計算など)。これを初級レベルの方が見たらまず間違いなく混乱して、場合によっては学ぶ意欲も削がれてしまうのではないかと思います。しかもトレーニングコンテンツには難易度(初級・中級・上級向け)といった記載はありません。

理由6:どのバージョンをやったらいいかわからない

無数にバージョンがあります。この記事執筆時点では「2021.2」が最新です。ただし最新バージョンだからといって、コンテンツが(日本のユーザーにとって)より分かりやすいものとなっているかといえば、そんなことはありません。

理由7:クリアしても嬉しくない

全体で何%まで行っているか分からないし、クリアしたらほめられたり、有料のイーラーニングが安くなるクーポンがもらえるとかもありません。
がんばって続けるインセンティブがなく、楽しさや達成感をなかなか感じづらいです。

理由8:トレーニング後の成長があまり感じられない

ここまでやったから、ここまではできるようになったという感じが得られないのもあります。公式イーラーニングのほうは 初級/中級/上級のように、レベル別のラーニングパスが組まれているわけではないため、区切りがつけにくいです。

理由9:次に何をやったらいいか分からない

で、次は何をやったら次のステップに進めるの?となるかもしれません。
商売なのでいつまでも無料というわけにもいかないでしょうが、有料のラーニングに誘導してくれてもいいかなぁと思ってしまいます。

理由10:オススメできない理由が10個もある

色々オススメできない理由がたくさんあがってしまうので総合的にも、ということです。

では、何がオススメ?

こちらにまとめております。

無料トレーニングビデオはこう使おう

さんざんディスるようなことを書いてきましたが、あくまで「初心者」にはオススメできないだけであって、一通り機能を学んだあとの理解度チェックには有用だと思います。

特記事項

この記事は Data Saber プログラム のコミュニティ活動としてポイントを得るために書いています。

以上