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BOYS, BE AMBITIOUS!!〜実務家教員にとっての博士論文〜

自己紹介

博士課程OB、スポーツ科学研究センター招聘研究員の西村貴之と申します。

石川県にある金沢星稜大学スポーツ学科で専任教員をしています。
スポーツまちづくり、スポーツマネジメントが専門領域です。
2024年度はサバティカル(学術研究研修)制度を利用して研究活動中です。

私は金沢大学大学院を卒業した後、「総合型地域スポーツクラブ」である、NPO法人クラブパレットのクラブマネジャーに8年間従事しました。
その後、金沢大学特任助教を経て現職に就きました。
いわゆる “実務家教員” です。

実務家教員である私にとっての博士論文

私は現在「総合型地域スポーツクラブの持続可能なマネジメント」をテーマとし、クラブマネジメントの中核人材である「クラブマネジャー」の成長・育成・世代交代に着目して博士論文の執筆を進めています。

私にとって博士論文の執筆には

  1. これまでの実践を検証し、研究論文として整理すること

  2. これからの実践・研究・教育に向けた礎と根拠を築くこと

という2つの目的があります。

学術論文である以上、学術的貢献や実践的示唆を
与えるものであることが大前提ですが。

博士論文の執筆を通じて得ることができた様々な学び、気づき、ひらめきを総合型地域スポーツクラブはもとより、スポーツまちづくり、地域活性化、地域を支える人材の育成・成長・世代交代などに対して広く還元し、地域社会の発展に貢献していきたいと考えています。

BOYS, BE AMBITIOUS!!

北海道開拓の父として知られるクラーク博士が
札幌農学校(現北海道大学)の初代教頭を辞して日本を去る際に、生徒たちに贈った言葉とされています。

人生の先輩からこの言葉には続きがあること教えて頂きました。
2024年11月に北海道のクラーク博士像を訪れる機会がありました。
記念碑には続きがこう綴られています.

青年よ、大志を抱け!!
金のためまたは利己的栄達の為にでもなく、
ましてや人よんで名誉と称する空しきもののためでもない。

知識に対して、正義に対して、かつ国民の向上のために大志を抱け。
人として、まさにかくあらねばならぬ全てのことを達成するために大志を抱け。

クラーク博士

何のための大志なのか?誰のための大志なのか?
自身に深く、深く突き刺さりました。

博士論文の執筆も、これからの実践・研究・教育の取り組みも大志を抱き、挑戦していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

訪問したクラーク像前で



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