皮膚を科学する
概要
今回は約4日間で皮膚に関して、様々な側面から学びを深めました。知識を学んだだけでなく、どのように可視化できるかを工夫したり、論文を読んでアウトプットしたり、様々な学びを得ることができました。主にやったことは以下のような感じです。
学び
皮膚とは何?
1日目は主に皮膚の概要を学び、TRPという感覚神経チャネルについても触れました。その後は論文に関して輪読し、チームで発表を行いました。私はケラチナサイという感覚受容体に関しての論文を読みました。元々はCファイバーだけが温度の変化などを感じで中枢神経に送信していたのだと信じられていたのですが、実際はまずケラチノサイトが様々な環境要因を認識し、その情報が処理されて神経系に伝達されるということがわかったとのことです。そして、その受容体の一つがTRPという温度を感じ取る受容体です。TRPが面白いのは熱い感覚と辛いと感じるTRPが一緒だったり、口の中の上の部分は個体を感じ取るTRPが多く、それは喉に硬いものが詰まるのを防ぐためにできたのだということです。
皮膚の機構学
2日目は主に皮膚の構造を3Dプリンターで書き起こしていました。ケルビン14面たいという特殊な形が集まっているというのが皮膚で、最も効率が良いと言われています。3Dプリントすることで確かに視覚的に訴えてくる何かを感じました。
皮膚の数理モデル
3日目から最終日にかけては主に3D皮膚をよりうまく作ること、及びピエゾチャネルとは何かについて学びました。ピエゾチャネルは私たち肺や膀胱など様々なところにあり、生きていくのに欠かせない行動の要となっているのです。
最後に
今回は皮膚に関しての様々な知識を学習し、また実際に3Dプリンターで皮膚の構造を可視化したりすることにより、より実感を持って皮膚に接することができました。今後も皮膚の知識を増やしていくだけでなく、より拡張性を持った創作を同時にできたらと思いました。
参考文献
https://www.brh.co.jp/publication/journal/090/research/1