【参考にならない】イマーシブ・フォート東京【レポート】
⚠️公式で公開されている以上の過度なネタバレは含まれません
⚠️個人的で正直な意見が散見されます、苦手な方はご注意ください
某日…。
そう、あの日はまだ「スプラ飯チャレンジ」などという十字架に悩まされる前のせやかてだ。
その日は、東京ミステリーサーカスというリアル脱出ゲーム施設で、呪術廻戦とのコラボイベント
呪霊に支配された廃村からの脱出
をクリアし、とむたろと新宿歌舞伎町の居酒屋で打ち上げしていた。
スプラ飯チャレンジを秒でリタイアしたとむたろのno+eはコチラ
せ「やっぱこういう謎解きはどんどん行きたいよね。クオリティの高いやつは絶対に行っておきたい」
と「それな、なんか他にこういうのないのかな」
考察好きのせやかてととむたろ(見栄えが最悪なのでどっちかの名前を漢字か英語にしてほしい)は酒をすすめつつ、謎解きやリアル脱出ゲームのイベントを主催している団体などなんとなく調べていた。
そして、どちらからともなく
「そういえば、新しいテーマパークができたよね」
なんて話を始めたのだ。
一時期、せやかてはYouTubeなどの広告でよく耳にしていた。
『人生、全とっかえ』
『完全没入型体験』
とかいう気になりすぎる文言を。
とむたろもよく見ていたらしく、意識下で気になっていたようだった。これが「ザイオン効果」というやつなのだろうか。
せやかては個人的に、『人生、全とっかえ』になんの抵抗もない人間だし、『完全没入』型なので
調べれば調べるほど
没入型テーマパーク行かねえやついる?!
いねえよなぁ?!
状態に。
(東リべのアトラクションがあるらしい)
しかも今年の3月オープンらしくて、かなり最速でインパすることになりそう。
せやかての中の厄介オタク「古参になれそう」
パークインチケット+なんだか気になる有料アトラクションのチケットの料金ななな、なんと
¥14,800
「うぉおおたけぇえ!」なんて言いつつも居酒屋にてチケットを即刻購入。
それが一夜にしてせやかての人生がガラリと変わるきっかけとなったのだったーーーーーーー。
【イマーシブ・フォート東京出発前日】
とむ太郎とせやかての集合時間の連絡は遅い。
割とギリギリになってようやく集合時間を相談。
土曜の早めから出陣なので、金曜日の深酒を気にするせやかて。
酒は人を再起不能にさせるので、これは己にも言い聞かせているのだ。
【2024/3/23(土) 10:30】
イマーシブに対して、このレベルの知識量に上乗せして大腹減り状態で東京テレポートに到着。
おにぎりを腹に仕込み、駅から歩いて850m、イマーシブ・フォート東京に潜入した。
さて、到着したらちょっとだけ列に並ぶ。
ほんのちょっとだけで、思ったより全然混んでない。
中に入ると大きな扉が開く演出。
これから新しい人生を歩んでいくかのような高揚感。
どうやらイマーシブ内は夜のようだ。
「これ、読んでくれよな!」
タメ口で新聞を手渡してくる青年。
手渡された新聞には、パーク内の説明や「今ここで起こっている事件」などについて事細かく記載されていた。
内容を読む限り、どうやらここは日本ではない。
この時点で、すでに没入は始まっていた。
【第五人格 イマーシブチェイス】
殺人鬼から逃げるアトラクションがあるということで、割とホラー耐性があるせやかてととむ太郎は迷わず列に並んだ。
並んだ順から6人でグループを作られる。
その6人全員で、殺人鬼がいるフィールドから脱出することがこのゲームのクリア条件だ。
せやかては第五人格についての事前情報を持ち合わせていなかった。
が、結論から言うとめーちゃ楽しい✌️である。
腕に専用のスマートフォンをセットする。かっけえ。
世界観はデスゲームそのもの。
結構暗い、思った5倍の緊張感が張り詰める。
スタート!と脱出が開始したと同時にどこかに放たれる殺人鬼。
迫るタイムリミット、
響く殺人鬼の足音…。
自分や周りのみんなが、マジでそういう世界に迷い込んだ時にどんな行動をするかが模擬体験できる。
せやかては全員が固まっててはいけないと判断し、ひとりで部屋を飛び出したが真っ先に殺人鬼に見つかり、めちゃくちゃ情けない悲鳴をあげながら速攻でとむ太郎のところに帰った。
絶対わい主人公タイプじゃないやんワロスワロス
てな感じだった。
知らない人と組になるが、デッドオアアライブの世界ではみんなが強力な味方。
少ない時間でいかに全員と協力して、知恵と勇気を振り絞るかが攻略の鍵。
せやかて達ちゃんと全滅したが、他の組の成績を見た感じでも初見からクリアはかなり難易度が高いと思われる。
絶対リベンジする🫵🫵🫵
【パーティー・フェスタ】
殺人鬼にぶち◯された面々が次のアトラクションに向かっていると、広場から愉快な音楽が!
どうやらアレが始まっているようだ。
これめちゃくちゃ気になってたやつ
イマーシブ・フォート東京の広告見た時になんなら1番強烈だった。
「なにじんなん?」って人達に囲まれて花束を渡されて求婚されるみたいな感じの。
これ来たらえぐない?
とむ太郎も「あのバチェラーみたいなやつ気になるよね」とか言ってたので、みんなが気になってたところ。
だが、演者の方は果たして本当に
なのかどうかが疑問になる。
ここで一旦せやかてととむ太郎のディベートバトルが始まる。
《せやかての主張》イケメンの日本人
いや絶対日本人だろ。こんなに外人の人集められる?なんか色々大変そうやんメタ発言になるけど、お給料とかもしかしたら嵩むかもしれんし…。てかなにじんなん。
⦅とむ太郎の主張⦆イケメンの外国人
いやいや、こんなに大々的に広告にも宣伝にもなってるんだよ?こんだけ堂々と外国人の人使ってるくらいなら実際も外国人の人だと思う流石に。
こうして、どこ産のイケメンが来るかに酒一杯をBet!
念の為インド人のイケメンが来た場合地元に募金することにした。
さあ、広場に向かうと…。
答えは実際に行って君の目で確認してみてくれ🫵
パーティーは美男美女が広場にいるお客さんをステージに招待し、社交ダンスをしたりバラを渡したり…広場全員で盛り上がる素敵な空間だった。
身内が連れていかれるところが見たい、いつか絶対に。
結構ムーディーな音楽が流れだして、adidasのスウェット坊やがドレスの美女にエスコートしてもらってたのが良かった。
パーティーにadidas着てきちゃった〜みたいな。
【ホワイトチャペルの殺人鬼】
いっぺん死んでイケメンと美女と踊ったせやかてととむ太郎はまた別の殺人鬼にやられに来ちゃった✌️
ジャックザリッパーのば〜りばりお化け屋敷だ。
6人で1つの紐を握り、1列になって怪しげな街や屋敷を進んでいく。
ビックリ仕掛けはどの位置にいてもしっかり食らうので、先頭じゃないから安心〜はできない🫵
ちなみにせやかては体感的に切られたりしたからいっぱい血が出たような気持ち。
グロやドキドキが好きな人は是非迷い込んでくれ。
ジャックザリッパーがお気に入りの鋭利な殺人道具を綺麗に手入れして、まだかまだかと貴方のことを待っているのだから……。
【スパイ・アクション】
血まみれのせやかてととむ太郎はそろそろ飯〜?とか言いながらご飯屋さんを調べていたら、近くから銃声が。
なんか聞こえね?銃声?!
2度死んだせやかてととむ太郎もまだこのリアクション。
確認すると、大衆がオレンジつなぎの集団に脅されている。
ここにいたら危ないだろうが、好奇心が勝ってしまいついつい立ち止まって野次馬。
ここは安全だろうという位置で面白半分で見守っていると、オレンジつなぎの男が銃を持ってこちらの近くまでうろうろ。
なんてことだ、いつの間にかここまで…我々も人質になってしまっていた…。
スパイによるジャックは"いつ起こるかわからない"
きっと貴方も人質の1人🫵
なんかだんだんステマみたいになってきてない?方向性迷子やん。
【CASA DI PERORI】
めちゃくちゃ物騒なもの見た後ですが腹減ったのでイタリアンレストランへ。
『本当に地元に帰ってきたようなふれあい』
『「自分の知らない、自分の人生」を満喫』
はい好きやつこういうの大好き
このコンセプトに一目惚れし、お昼ご飯はここに即決。お酒もあるようだ。
入るや否や
🤵「チャオ!久しぶり!」
キタキタキタこういうのこういうの‼️
せやかては畳みかけます
「うぃ〜久しぶり!元気してた?!全然変わってないね😂w」
🤵「…っス、こちらご案内します」
👫「くすくす…」
せやかてが間違っていたようだ。
近くに座るご夫婦にも笑われてしまった。
その後、どうやらこのノリで来るお客さんはいないという話を聞き、かなり気まずい気持ちに。
最初にあのノリでいってしまったせいで、せやかては勝手に後に引けなくなってしまった。自爆もいいところである。
急に大怪我をすることになったが、料理はどれも絶品!
🤵「これ味変!まじおすすめだから使ってみて!」
と、せやかてが呪った店員さんが同級生として食事を運んでくれた。
とてもいいお店だ、みんな絶対行ってくれ。
せやかての同級生がいたら挨拶してあげて。あいつ頑張って働いてるからさ。
【イマーシブ・ストーリーズ】
久々に会った同級生の手料理を堪能し、次に向かうはヘンゼルとグレーテルの世界に入り込むことができる絵本の世界。
本当に絵本に入ったような世界観を五感で感じることができる。
同じ話を、ヘンゼルとグレーテル視点と魔女視点から選んで見進めることができた。
ヘンゼルとグレーテルから見るのがおすすめ!
ところどころに「?」ポイントがあるが、その答えは魔女視点を見た時に解明する。
本当の意味での「悪人」は誰なのか?
せやかてととむ太郎はこんな気持ちになる作品がこぞって大好きなので、とてもいいアトラクションだった。
せやかて「あーしはヘンゼル!」
とむ太郎「じゃああーしはグレーテル!」
こんなことをキャッキャほざきながら入本したが、絵本から帰ってくるとまじで真剣に考察に花を咲かせた。
そう、忘れてはいけない。
我々は今日、イマーシブ・フォート東京に考察をしにきたのだ。
【江戸花魁奇譚】
本日の目玉アトラクション「江戸花魁奇譚」
パークチケットの値段を底上げした有料アトラクションがこれだ。
あの日歌舞伎町の居酒屋にて
と「これ付き買うと14,800円するらしい」
せ「たっっっけ!」
と「70分あるらしい」
せ「70分?!」
と「R-18なんだが」
せ「どういうこと?!おっぱじまるのか…?!」
と「物語に100パターン以上あるらしい」
せ「いやまじで分からん分からん」
どういうこと?
この気持ちのまま会場へ。
せやかての会社の人からの情報をもとに、伏線回収ガチ勢な私たちはメモ帳を持参。
モンハンキッズと就活生で草
ノリノリでいいサイズのノート買ってんじゃねえ
アトラクションが始まる前に色々な制約に我々だけ自前のペンで(何やってんだよ)チェックをつけて、署名をする。
「あの…メモってありですか?」
おずおずと尋ねると
「メモをしてる暇なんてないかもしれませんよ😊」
一応了承と取れる一言をもらったのでメモ帳はそのまま持っていくことに。
微妙な反応だったので、もしかしたらこの日この後のスタッフミーティングでメモ禁止に決まったかもしれないね。
ネタバレは全面禁止なので、一言でいいます。
これはやべえぞ
とにかく世界観が作り込まれていて、没入した瞬間の感覚は江戸花魁奇譚に行った人にしか分からないものであると感じた。
とにかく練り上げられた世界なので、物語に100パターンあるのはガチです。
全員が違うものを見て帰ってくるので、ストーリーの見え方が全然違う。
物語中、出来事や登場人物のセリフから情報の点がたくさん提示されるばかりで、それぞれを線にすることが大変。
終焉した後に、とむ太郎とそれぞれ見たものあったことの共有から始まり、考察に考察を重ねてやっと線になったのは1つの小さな疑問だけ。
でも考察は無限大なので、小さなヒントで想像を膨らませ辻褄を合わせていく作業が1番楽しい時間だった。
高えとか言ってたけど
5万円分くらい楽しんだ
速攻居酒屋に移動し、異常な量のメモを残す。
この時間ぶっつけで6時間以上。
何度も行きたくなるような工夫が緻密に張り巡らされてるので、考察厨はとにかく虜になるだろう。
イマーシブ・フォート東京、めちゃくちゃ楽しい
そんな感じで激動の一晩から帰ってきました。
どんなテンションで行くのが正解なのか分からなかったけど、分からないまま行って全然大丈夫。
気がついたら没入してます。
せやかてが思うこんな人が特に楽しめるリスト
・考察が好き、伏線回収が好き
・ユニバーサルスタジオジャパンが好き
・ライブやフェスが好き
・舞台や2.5次元、実写映画などが好き
・盛り上がって知らない人と乾杯する空間が好き
該当する人と一緒に行くともっともっと楽しめると思います。正直、こういう特殊な雰囲気が苦手な人もいるかもしれない。
でも苦手な人でも非日常を感じにいく感覚で、いつもの自分を捨てて遊びにいくのは絶対にいい経験になると思いました。
先入観や固定概念は捨てて、名前も捨てて、たった一晩だけど初めて見るものに触れてきてみて!
ハマりすぎたせやかてととむ太郎は6月にチケットを取ることに。
今から楽しみ。
めざせ江戸花魁奇譚、完全攻略
続く…?