巻きロック使ってますか?
今回はロックミシンの機能の一つ、巻きロックについて書いていきます。
3本糸以上のロックミシンでできる、巻きロックについて書いていきます
教室の生徒さんもロックミシンは持っていても巻きロックはあまり使えていない方が多いような気がします。
お伝えすると皆さん、きれいに出来るし、早くて便利なことに驚かれます
どんな時に使えるの?
フリルの端始末、スカートの裾始末などに使うことが多いです
このティアードワンピの裾始末に使ってるんですよ
他にもフリル端に使ったり、スカーフやストールなど薄い生地の端始末に
大人の服にも大活躍な巻きロックです
何が良いの?
作業が早い
軽い仕上がりになる
デザインのポイントとして使える
作業の速さについて言うと
上の写真のワンピ裾の長さは1周で440㎝!!三つ折り、二つ折りをする場合・ アイロンの前に数十分いなければ終わらない作業です
それに比べて巻きロックで始末すると、1回ロック始末する要領でOKなんです。
それでいて、見た目もすっきり軽く仕上がっています。
専用の糸を上ルーパーに使う
使う糸にウーリー糸という専用の、少し伸びてふさふさしているのを使うときれいです。
1か所だけでOK、糸たて右から2番目の、上ルーパーに使います
ウーリーの糸かえにはコツがいります。ウーリー糸とスパン糸を結んで糸通しします。ロックの糸をつなげて結んで、糸変えする要領です。
ウーリー糸はこちらのサイトが分かりやすいです
自動糸調節できる機種がお勧め
私が教室で使っているのはベビーロックさんの衣縫人(いほうじん)と糸取物語ですが、
使うのは 調整なしできれいな縫い目ができる、『糸取物語』です。
衣縫人は糸調子を変えればできますが、きれいな縫い目にするには一苦労・・・。私はやりませんよ~
糸取りのほうが結果きれいだったりしますしね~
ニットソーイングではレタスエッジともよばれたり
ニット、カットソーだと布が伸びるので、引っ張りながら巻きロックすると、フリフリに仕上がります。レタスエッジって言ったりします
どんな仕上がりになるかといいますと
縫い終わりの始末は?
ぐるっと1周ロックして、最初と最後を重ねるようにロックします
最後は空かん(くさり)を長めに出して、ピケ(布用のノリ、ほつれ止めです)を付けておきます。乾いたら糸を切り落とせばOKです。