【ハンドメイド情報】帆布(はんぷ)ってどんな布?
こんにちは~!ソーイングスクエア管理人です。
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今回のテーマはこちら。
「帆布(はんぷ)ってどんな布?」
みなさん、帆布|《はんぷ》ってご存じでしょうか?
キャンバスとも呼ばれるこの生地、トートバッグによく使われる生地といえばイメージ出来る方もいらっしゃるでしょうか?
■帆布とは?
帆布|《はんぷ》(キャンバス)とは、麻や綿を平織りした厚地で丈夫な布のことをいいます。
日本では昔、帆船の帆に使われていたことから「帆布(はんぷ)」と呼ばれるようになったそうです。
その丈夫さから、身近なものでいうと、トートバッグなどのバッグ類の他にも、ポーチ、エプロン、靴など。意外なものだと、油絵のキャンバス、テント、野球のベース、ハンモック、跳び箱の最上段、お相撲さんの廻しに至るまで、さまざまなものに使用されています。
■帆布の歴史
帆布の始まりは、紀元前、古代エジプトまで遡ります。
当時は、その丈夫さから船の帆として使われていたことが、わかっています。またミイラを巻いているあの巻布にも帆布が使われていたそうですよ。
そんな古くから用いられていたとは驚きですよね。
日本では、室町時代ごろから、やはり帆船の帆として、帆布が使用され始めたとのことです。
■帆布の特徴
大きな特徴として、「強度」があります。
船の帆として使われていたくらいなので、とにかく丈夫で簡単には破れません!
また水を通しにくく、燃えにくいという性質も。
その丈夫さと、水に濡れても中身まで濡れにくいという特徴から、昔ながらの学生かばんに使用されていたのも納得ですね。
また帆布は使用していくうちに生地がなじんで柔らかくなっていくので、その風合いの変化を楽しむこともできますよ。
■家庭用ミシンで縫える厚みは?
帆布は、糸のより合わせの回数や、織り方の密度によって、厚さがさまざまあり、その厚みを表す単位として日本では「号」海外では「(oz)オンス」を使用します。
生地の厚みによって1~11号まであり、数字が小さいほど厚みがありがっしりとした生地になります。1号が最も厚手で、11号が最も薄い生地となります。
家庭用ミシンで縫うことができるのは8~11号です。
それ以上の厚みになると、家庭用ミシンで縫うのは難しくなりますので、職業用ミシンや工業用ミシンで縫うのをおすすめします。
ただし、一番薄手の11号帆布でも、布が何重にも重なってしまっている箇所を縫う時は、家庭用ミシンでは無理になることもありますので、十分注意しながら縫ってくださいね~
また針なども生地の厚みに合わせて16番などの太い針に替えて縫うのがおすすめです。
■生産地
日本国内の帆布の約7割は、岡山県倉敷市郷内で生産されています。
岡山県倉敷市といえばデニムでもとても有名ですよね~
ここで生産された帆布は倉敷帆布と呼ばれているそうですよ。
この地域で良質な綿花栽培が盛んだったことや、糸づくりの技術があったことから明治以降、帆布づくりが発展していったとのこと。
倉敷帆布が今でも盛んな要因としては、糸作り、織布、検反、出荷までを一貫して行う体制が早くから整っていて、高い品質を維持するための生産管理体制が今でも継続されていることがあげられています。
帆布も1号~3号までは特に織るのが難しいらしく、熟練の職人さんが多い倉敷の帆布工場でしか生産が難しいとまで言われているそうです。
■使用例
※11号帆布を使用していろいろと作ってみました~
11号くらいの厚みだと、家庭用ミシンでも縫いやすいですよ♪
■まとめ
今回は帆布生地についてまとめてみました。
帆布って、普段意識はしていませんが、身近なさまざまなものに使用されていますね~
生地がしっかりしているので、ハンドメイドでも、バッグやポーチなどいろいろなものに向いていますよね。
8号から11号くらいの厚みだと家庭用ミシンでも縫うことができますので、是非チャレンジしてみてくださいね!
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それではまた次回もお楽しみに~
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