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【ハンドメイド情報】生地の水通しって必要?
こんにちは!ソーイングスクエア管理人です。
今回お届けする内容は、ミシン初心者の方が、一度は通るもやもやの1つ。
「生地の水通しってした方がいいの?」です。
そもそも、水通しってなに?
どうやってやるの?
どんな生地でも必ずしないとダメなの?などなど・・・
今日は、水通しの基本を簡単にご紹介しますね~♪
1.水通しってなに?
水通しとは簡単に言うと、買ってきた生地を一度、水に浸した後に乾かして生地を整える、いわば布の下準備です。
水通しをする理由はいくつかあります。
◎布には水分を含むと縮む性質のものがあります。
せっかく何かを仕立てても、お洗濯をしたら、ものすごく縮んでしまったということにならない為に、仕立てる前にあらかじめ水に浸して縮めて生地を整えます。
◎濃い色の生地の場合、残っている染料が溶け出して、お洗濯の時に色移りしてしまうことがあります。それを防ぐためにも濃い色の生地は、あらかじめ何度か水通しをするのがおすすめです。
◎生地のゆがみを直すため
生地は意外とゆがんだ状態になっていることもあります。
そういった場合は、水通しの後に、「地直し」といって縦と横の糸目が直角になるように、アイロンがけをして生地を整えます。
2.水通しした方がいい生地
天然素材でできた、濡れると縮む性質の生地の場合は水通しをした方がいいです。
具体的にどんな生地かというと・・・
麻(リネン)、綿、綿麻、ダブルガーゼ、デニム生地など
普段使う生地のほとんどがこれに当てはまりますよね😅
化学繊維でできた生地、たとえばナイロンやポリエステル、サテン生地などは、水にぬれても縮むことはないので、水通しは必要ありませんよ~
また、ウールやシルクなどは、普通の水通しをしてはいけません。
霧吹きなどで全体的に湿らせて、ポリ袋に入れ、しばらくしてからアイロンをふんわりとかけるという特殊な方法でおこないます。
3.水通しの方法
①たっぷりと水を張ったバケツに、生地を浸し、1時間から半日ほど放置します。この時にしっかりと生地全体に水がしみこむようにするのが大事です。
濃い色の生地は色移りする可能性があるので、バケツを分けた方がいいですよ。明らかに色が染みだしているときは、何回か水を換えて下さいね。
②しばらくつけ置きしたら、今度は水気を絞ります。
小さな生地なら手で軽く絞る感じで大丈夫です。
生地が大量の場合は、ネットに入れて洗濯機で弱めに脱水をかけるといいです。
生地がよれてしまうので、あまりぎゅうぎゅうに絞らないように気をつけてくださいね。
③しっかりとしわを伸ばし、物干しなどにかけて陰干しする。
完全に乾くとしわが伸びにくいので、半乾きの状態で取り込むようにしましょう。
④布目を整えながら、アイロンをかけてしわをのばして、水通しは完了です!
いかがでしたでしょうか?
水通しは、ちょっと面倒だなと思うこともありますが、作品を作った後によれてしまったり縮んだりする可能性を考えると、ひと手間かけてあげた方がいいのかなと思います。
もちろん、生地によってはお洗濯してもほとんど縮まない生地もありますので、その場合はしなくても大丈夫ですし、めったにお洗濯しないようなものに仕立てる場合も、わざわざ水通しはいらないかなと思いますよ。
ちなみに私は生地を購入したら、わりとすぐに水通しだけはしてから、保管してます。その方が、生地を使いたいときにすぐに裁断して仕立てることができるので😅縫いたいときにすぐ縫いたい人にはおすすめです♪
水通し、慣れていないと面倒に感じるかもしれませんが、これを機に一度やってみてくださいね~
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