復活上映「ピンポン」🏓

\\本記事は、書き手の能力が低く、
ネタバレ回避ができておりません。先に謝罪します//

題目(それも文字)を見ただけで、ペコの蛙跳び打ち返し※が蘇ってきて涙腺が壊れそうになりました。(※語弊があるかもしれません)

「ピンポン」を知ったのが最初の映画公開も終わった後だったのでコミック、文庫、DVD(レンタルの後、気づいたら購入)で見て満足していました。
それが、まさか銀幕で見られるとは!冬休みに設定してくれてありがたやですシネクイント様。

本日ついに鑑賞し、ハンカチを濡らしてまいりました。記憶がいい具合に劣化していたので、2大会の間のペコとスマイル(とアクマ)のすれ違いとふんばりはほぼ初見かのように拝見しました。

みんなに魅せ場があったと思います。
特に印象に残っているのが
1 ヒーロー・ペコを待ち続けていたスマイル
2 "凡人"アクマの抱えている嫉妬心
3 ペコと戦ったチャイナ、ドラゴンの清々しい顔
です。

以下、「ヒーロー・ペコを待ち続けていたスマイル」についてちょっと細かく書かせていただきます。

幼少時のスマイルにとって、ペコは出会った時からヒーローでした。でも、1回目の大会が終わった後、スマイルの「ヒーローを信じるか」との問いを、ペコはあっさり否定します。昔は「ヒーロー見参!」って自分で言っていたのに。スマイルからしたら裏切られた気持ちになったって無理はないと思います。
でも、スマイルがペコをずっと待っていた事とわかるのが2回目の大会集合時間(物別れした体育館の屋外階段のところで探してるんですよね)と、体育館の非常階段でペコ対ドラゴンの試合の歓声が聞こえてきたところ。
大会後の記念写真で微笑んでいるスマイルを見て「よがっだねぇぇぇぇ(泣)」となったのは私だけではないと思います。
戻ってきてほしいものが本当に戻ってきた瞬間の喜び、安心感てどれほどのものだろう。

あれですね、「カヲル君、ここにいたんだね」のシンジ!泣き出しそうな笑顔が印象的でした。
あとは、過去に戻っておばあちゃんに再会したのび太か。ちょっと違うかな💦

社会人◯十年近くなると、失ったものは帰ってこないなんて経験が度々あるから、ペコとスマイルの関係性が一層尊いものに見えました。

音楽も、Supercarの挿入歌はいわずもがな、勝っても負けても壁にぶち当たった時でも包みこんでくれるような曲が多かった印象です。ペコやスマイル、みんなのことを後押し、肯定してくれているような。妄想を働かせ過ぎかもしれませんが。

みんなそれ程おしゃべりじゃない分、「なんでそう言ったんだろう」と想像する余白がたくさんあります。ここ数年の自分の経験で補うということをしながら映画を見ていたかもしれません。なので、又10年後に見ても新鮮さを感じている気がします。

再上映、本当ににありがとうございます!


ピンポン l  シネクイント
https://www.cinequinto.com/shibuya/movie/detail.php?id=1231

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