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【画像あり】世界のおしゃれ紳士から学ぶ、ダブルスーツの着こなし
世界のおしゃれ紳士のInstagramから、おしゃれな着こなしをご紹介するコーナーです。
テーラーの観点から簡単な解説もしていますので、着こなしの参考にしてくださいね。
今回はダブルスーツに関する着こなしです。
ダブルスーツはジャケットのボタンの数や留める位置、開くか閉じるかで着こなしのニュアンスが大きく変わります。
6つボタン2つ(中1つ)留め
6つボタン2つ留めは、ダブルスーツの最も基本的な形です。
「6×2」と表現することもあります。
この形のダブルスーツは、基本的に真ん中のボタンを1つだけ留めることが多いです。
※下2つ留めても間違いではありませんし、多くのダブルジャケットはほとんどのシングルジャケットと異なり、下のボタンを留めてもシルエットが崩れない形になっています。
【6×2ダブル】幅の広めのストライプ柄とも相性が良い
6×2の形は特に、幅の広めのストライプとも相性が良く、ブランドやテーラーはよくこうした生地を選択・お勧めします。
【6×2ダブル】ボタンを開いて着るのもなしではない
6×2ダブルスーツは、ボタンを留めたネクタイスタイルが圧倒的にきれいにまとまりますが、数は少なくともボタンを開いた着こなしを見かけることもあります。
ただしボタン開いて着る場合は、衿巾は広めで、ウエストは狭め(細身)の方が全身のスタイリングとしてまとまりやすい傾向にあります。
【6×2ダブル】ボタンの横間隔、生地、襟の形でおしゃれなバリエーション
他にもボタンの横巾間隔や生地、襟の形で様々なニュアンスを魅せてくれる着こなしをいくつかご紹介します。
ベージュのウール、衿巾広め、ボタンまでの直線的な返り線、肩先からの逆三角形がおしゃれです。
やや厚めの肩パッド、胸元の立体感など英国(ブリティッシュ)的着こなしが◎
ソラーロ*の生地で着こなすダブルスーツはお洒落感がまたワンランク上がりますね。
*英国兵士が亜熱帯の植民地で紫外線から肌を守るために開発された服地で、表裏で色が異なり、内部から出るような独特の光沢が特徴
リネン(麻)素材で着こなすダブルスーツも、夏は特に季節感が出ておしゃれです。おしゃれ紳士によく見る素材選びの一つです。
6つボタン1つ留め
6つボタンの一番下のみ留める仕様のダブルスーツです。
「6×1」と表現する場合もあります。
下の4つのボタンは写真のように斜めに並んでいるものと、縦一列に並んでいるものもあります。
衿の返り線が長くなるため、Vゾーンも広くなる傾向にあり、6×2ダブルスーツとは少し着こなしを変える場合もあります。
【6×1ダブル】開いてカジュアルに着るのもおしゃれ
返り線が縦長のため、開いた時の着丈とのバランスも取りやすく、前を開いてドレスダウンした着こなしをしたいときに選ばれる形のように思います。
比較的スーツっぽい生地のセットアップを、Tシャツやニットに合わせてもおしゃれにまとまります。
4つボタン1つ留め
4つボタン1つ留め(「4×1」)は珍しいダブルスーツの形の一つですが、形や着こなしは6×1とほぼ同じです。
こちらは、ネクタイスタイルというよりはTシャツやタートルネックなどに合わせるやや力の抜けたスタイルでまとめることが多いように思います。
ジャケットとして合わせることもある
世界のおしゃれ紳士は、ダブルジャケットとして別生地のトラウザーズやデニムパンツに合わせる着こなしも見受けられます。
その一部をご紹介します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
好きなスタイルがあれば、是非要素を取り入れてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。