推しとは私にとって何か考えるノートその2
導入としては、人間の「推し」に限定して考えてみたほうが分かりやすい気がするので、まずは人を対象にしてみる。
まずは自分の推しを列記してみよう。大したことは書いていないので読み飛ばしていただければと思う。
①初恋の君
それはドラザキッド。でも彼女はドラミちゃんなので、瞬殺で失恋。そして、きり丸と土井先生。有名初恋キラーの手にかかってた。2次元が人なのか、と言われるとグレーだが、ネコ型ロボと忍者が初恋なので、勘弁してほしい。
②初めての推しコンビA/B
推し歴23年になる、最長の推し。推し始めたのは小学生の頃。ファンクラブの存在を長らく知ることなく、テレビで見る憧れの存在だった。初めて買ったCDも、初めて買ったDVDも、初めて入会したファンクラブも、ぜーんぶこの人たちだった。ご本人たちに絶対の信頼感があり、崇め奉っている。声が好き。歌声がとても良い。恋愛対象ではなく、親戚の頼れるお兄ちゃんに対する尊敬みたいな謎の感情を抱え、今日も推し活している。
③俳優Cさん
推し歴20年になる、ながーくゆるーく推している。演技に絶対の信頼があり、舞台・映画・ドラマどの媒体でもできる限り観に行く。声が好き。しかし本人自体にはあまり興味がなく、ドキュメンタリー系は見ない。ファンクラブにも入ったことはない。特に崇め奉ってはいないが、演技は神がかっていると思う。
④声優Dさん
こちらも推し歴20年になる、とある存在を箱推ししているアニメにご出演されていることがきっかけ。そのアニメを観る前から、かっこいいなと思っていたキャラクターの声が全部Yさんだったことが判明した。声が好き。声が好き。声が好き。5年前くらいに初めてご出演のイベントに参加。実在していることが嬉しくて泣いた。
⑤俳優Eさん
ここ数年ではまったジャンルで出会った俳優さん。演技が憑依型(だと私は思っている)で、ちゃんとしてるところが良い。笑顔がいい。声も好き。③に近い、いろんな演技を観たいと思う俳優さんであると同時に、配信やイベントで②に近い信頼感を感じる。いまいちばん応援したい俳優さん。
⑥俳優Fさん
声が良い。顔が良い。おもしろい。感覚は③に近い。
⑦俳優Gさん
同じくここ数年ではまったジャンルで気になっている。推しとは、どうなったら推しなのだろうかと思っているところ。絶対的な安心感がある。声が良い。
以上が私の現在の推しでした。
①は例外として、最近の推しは、②~⑦の7人(②が二人組)。
書き出してみると、「声が良い」しか言ってないな。
推すことの最低基準は、「声が良い」であるらしい。
なるほど。
②と③と④は自分の中で別格扱いになっている。レジェンドである。20年好きで居続けさせていただけていることにまず感謝しかない。
特に②に関しては、人生の指針というか、そういう絶対の信頼感がある。②はAさんとBさんがいるが、どちらも絶対の信頼感がある。
私にとって、彼らのコンサートは参拝するものであり、礼拝するものである。ある意味、宗教的な何かに近いかもしれない。
この手のテーマを扱った本がいくつかあることを知ったので、後々読んで考察してみたい。
同じく20年推していても、ご本人にあまり興味が湧かない場合もあるらしい。
③と④に関しては、②と違ってトーク番組やらイベントMCのような、ご本人が発信する機会に参加したことがなく、演技されている姿しか拝見する機会がなかったことが大きい気がする。
結果的に、純粋に演技している推しを好きになった。
なんにせよ、20年以上好きでいるということは、この「好き」はもはや生活の一部になっている。どこかから声が聞こえれば、反射神経で反応できる。視界に常に彼らがいる。生活は、推しであふれている。
問題は⑤以降で、推し歴が10年以内のジャンル。当然ながら上記の域には達していない。
その一方で推しご本人様の発信を観る機会は圧倒的に多い。イベント、動画配信、雑誌媒体うんぬん、上記の20年物ジャンルより露出するコンテンツが多いことに起因する。
⑤は全てではないが、できるだけコンテンツを追っている。丁寧で、誠実で、ちょっと天然で、笑顔が良い。推せる。とても推せる。そう思っている。
きっかけは演技。演技が良すぎて推し始めたものの、ご本人の発信も推せることが分かったパターンだった。あとは時間が解決してくれる。推していけば②に近い、ご本人に絶対の信頼感がある、そういう推しになると直感が言う。
一方で、⑥と⑦はどちらかというと③に近い、気がする。ご本人というより、演技や歌声が好きなパターン。今後どうなるかはわからない。
私の中で人間の「推し」というのは大きく2パターンあるらしい。
①本人の人格(ブランディング)含めた、あなたのすべてが好き
②中身はさておき、演技や歌声、演じているあなたのすべてが好き
推しパターンの①と②は、自分の中は明確な線引きがある、気がする。
これについては、また明日、考えたいと思う