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「ソンサン〜弔いの丘〜」見て冨岡義勇さんの顔になっちゃった。

みなさん、先日Netflixで配信が開始されたドラマ「ソンサン〜弔いの丘〜」はご覧になられましたでしょうか。

【簡単なあらすじ】
大学の非常勤講師ユン・ソハは、ある日警察から、彼女の叔父が亡くなったと連絡を受ける。彼女は父と絶縁状態にあったため、父の兄弟である叔父がいたことも知らなかったが、叔父が山の土地を所有しており、その相続の権利があることを知らされる。しかし、その後、彼女の周囲で殺人事件や不気味な出来事が発生。ソンサン(先祖の墓がある山、その場所)とは一体…?
(なお、めちゃくちゃホラーっぽいがオバケや霊的なものは出てこない。ミステリー、さすへの類です。)

見られてない方はこのままNetflixへ。
このあと盛大にネタバレしながら話すから。
韓国ドラマって長い…って思うかもしれないけど大丈夫。1時間×6話で終わる。親切!
さぁ見るんだ。傷つけば傷つくほどにいい味を出してくれる男、パク・ヒスン氏を堪能してくれ。それは本題ではないし、何なら「この先輩と後輩の男同士の巨大感情の描写、このドラマのあらすじに必要?」って思わされるけど、そういうものにピンときたら見てくれ。逆に何とも思わなかったらもう私の話はスルーしてくれ。その話は別のところでするよ。


…いいですか?ネタバレ感想いかせていただきますよ?

冒頭のあらすじのとおり、このドラマを最後までユン・ソハのこと考えたら義勇さんの顔になっちゃった。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」のアレです。

世間体で離婚しなかった旦那、尽くしていれば昇進させてくれると思った教授、相続すべきかどうかわからないのに相談しちゃったビルのオーナー…。

そういう人間たちに彼女は振り回され、危ない目にも合う。

このドラマは土地にまつわるミステリー、サスペンスなんだけど、最近の自分が「自分は何をしたいのか、何をしているときが楽しいのか」ということを以前より考えるようになったので、何を見てもこういう要素を受け取って、自分なりに解釈してしまう。
このドラマからは「自分はこうしたい!という方針を持たないまま他人付き合い続けるとしんどいことになるぞ」というメッセージを受け取り、心の義勇さんが絶叫してしまったのだ。

ドラマの中で、ユン・ソハを差し置いて教授へ昇進した若い女は、どうやらコネがあったと思われる。(教授の誕生日祝いの席で、父親と教授に縁があると言っていた)つまり、言外に「実力不相応なのにコネで昇進した」と描かれていると感じたわけだが、もしそうだとして、彼女は悪い人間なのだろうか。

限られているポストに着きたいとき、チャンスが巡ってきたらコネでも何でも利用して「やります!私ならやれます!」って手を挙げるかどうかなんだと思う。試験など客観的に判明できるものでなければ、恐らく実力やキャリアは残念ながらあまり関係ない。
あの若い女からすると、ユン・ソハは昇進への欲望があり、教授のゴーストライターをやれるほどの実力もありながら、自身のキャリアを教授任せにしているのは腹立だしいだろうなと思ってしまった。

そういう意味では、環境が不幸でも、周りからどう言われようとも、最初から最後まで主義主張を通したユン・ソハの叔母の人生っていいよな。いや、やってることは犯罪だし最悪なんだが。
最期まで自分のために主張して抗って暴れまくっている。かっこいい。あのラストはもっと全てを完膚なきまでに叩き潰せ!!って思いながら見てました。スカッとしました。
これには義勇さんもにっこりだ。知らんけど。


そんなことを考えながら見まておりました。サスペンスとしても不気味で大変面白かった。
ちなみに、キム・ヒョンジュ氏とパク・ヒスン氏が夫婦を演じる「車輪(トロリー)」もいいよ!(性暴力描写があるので注意)
タイトルはトロッコ問題から来ており、テーマとしてはかなり重い。でも見応えがあるのでよかったらぜひ見てほしい。ちょうど1年前に放映されていたのでドハマリし、韓国の本屋でシナリオブック見つけて買っちゃったほどです。


私が買ったシナリオブック見てくれ!!

余談すぎるがパク・ヒスン氏は男同士の巨大感情でめちゃくちゃ輝くので…ピンときた方はぜひ見てほしい…「マイネーム」とかもさくっと見れるのでぜひ…頼むよ!!


それでは推しカプ同人誌の原稿に戻ります。
マンガって下描きの上に更にペンで線を描くんだぜ、面倒くさすぎる。
こんなの趣味でやってるなんて正気の沙汰ではないよ…。

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