ヒランヤ
よく見ると、ダビデの星のような形ですが、これは瞑想指導家で二十世紀では恐らく最大の実力をお持ちだった山田孝男氏の考案になる「ヒランヤ」です。その説明によれば正三角形の上昇する力と下降する力を六角形に収めることによって、エネルギーが蓄積されやすくなるとの論を説いて、実際に形にしたのがいわゆる「六芒星」でした。
ニッポン放送の番組で取り上げると、そこから火が付き、一時期大変なブームを巻き起こしました。ついには、ヒランヤユーザーが集まる光景迄写真に収められて、新書本サイズの単行本となり、書店に平積みとなりました。
平積み本は作家の憧れですが、それをヒランヤはササっと実現してしまったのです。
かくいう私もこのヒランヤには多大な影響を受けて、自前でヒランヤシールを大・中・小の3種類、およそ3万枚ぐらい作って、あちこちにペタペタ貼りまくったものです。
しかし、形の持つパワーは、いろいろな形で人の気持ちを揺り動かすパワーを秘めていて、自分で作ったシールでありながら、その力の凄さに驚嘆させられたものです。
勿論、儲けることはしていません。登録商標を出願中だったかは覚えていませんが、無償でシールを配っていました。
しかし、無償であるということは、資金的に厳しくなると、やはり人間助べえ根性が表に顔を出すようになります。
そうなったら、ヒランヤ自体のパワーが落ちてしまうという誠にデリケートなシールでした。後に、山田氏がさらに強力なパワーを凝集できる形を考案し、発売しました。
それが、クリスタルセブンです。7角形の透明な板の頂点に、1cm大の水晶をはめ込んだもので、商品名の通りシンプルなものではありますが、そこから発するエネルギーは大変なもので、手に入れた初日にそのエネルギーを体に取り込むシートを操作しているうちに、体の中が何か浄化されているような感覚を覚え、深い眠りに誘導されてしまいました。
目が覚めると、明け方の所謂ブルーモーメントタイムで、より神秘的な何とも言えない圧倒的な存在が私を守ってくれているような感覚に襲われました。そして、再び微睡んでしまいました。
そうした不思議で強大なパワーを手に入れた私は、その後、10年に亘ってリラクゼーションの会を主催することになったのです。
その会の顛末はまたおいおい記事にしていこうを思います。
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