法務局の自動販売機
法務局なんて、一般の人だとそうそうは行く機会はありませんよね。
でも、会社の総務絡みの部署にいると、結構行く機会が多いんですよ。
そこで、少しだけお得情報を。
今、街中の自販機は、缶コーヒーで120~150円、500mlサイズのペットボトルだと、だいたい140~160円が相場です。
600mlで100円という水は少なくて、110円でも少数派です。
これらを法務局の自販機で買うと、缶コーヒーなら80~120円です。
ジュースや炭酸飲料の500mlサイズだと120~130円で販売しています。110円の水は90円でした。
なんでこんなに安いのかと言えば、原価+配送業者のマージン+設置場所地主へのマージンで販売価格が決定されています。そのうち最後の設置場所地主としての法務局は、通常社会への還元の意味でマージンを貰わない代わりに販売価格を下げるというのが、一般的です。
福祉に力を入れている会社の中の社員しか買えない場所に置いてある自販機とか、大学構内の自販機なども、同じような感じで利益分を安くしていることが多いのです。
コカ・コーラが日本に上陸して爆発的に売れた頃、コーラの原液はコーラの350ml一本で、300本分のコーラが製造できるという都市伝説が流れたほど、飲料商売は利幅が取れるのだそうです。
また、日本には製造してから一定期間が過ぎると、納品できずに返品するという誠に理不尽な流通の仕組みが存在します。その仕組みを目ざとく商売に転化したのが、安売り自販機コーナーを運営している会社です。
そして、もう一つ、エネルギー節約の矢面に立たされたのが自販機でしたが、今では昼間は夜間に蓄冷しておき、昼間には電気をあまり使わないピークシフト型自販機がどんどん増えています。
ちなみに自販機製造の大手といったら、富士電機です。今は分離しましたが、コンピュータの富士通の親会社は、富士電機だったんですよ。もう一つの自販機製造で気を吐いているのが、自身の飲料を販売するダイドードリンコです。意外でしょ。