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チック症

今朝の電車で、強烈なチック症の女性の横に座ってしまいました。
本人は悪気が無くても、間隔を置いて股が少し開いてしまって、隣の人の足にぶつかるといった症状や、スマホをいじっている腕の肘部分が、やはり本人の意図しない動きをして、隣の人の肘にあたるといったことを、実に長く繰り返していました。

おかげで、いつもは貴重な睡眠タイムを、電車の中で稼ぎ出すのですが、今日は取れませんでした。残念。

チック症とは、本人が意図しないにもかかわらず、奇声・大声を発したり、腕や足が勝手に動く病気です。首をパキパキ鳴らしたり、肩を上げ下げしたり、激しく瞬いたりと症状は様々ですが、共通しているのは、本人はそうしようと意図していないことです。

でも、周りから見ればとても奇異に感じますよね。
チョット近寄り難い雰囲気ですからね。
私の場合は、多少、福祉に携わってきているので、症状も数多く見てきているので、驚きはしませんが、哀れさを感じてしまいます。

一番顕著に表れるのが、子供の鼻鳴らしです。
年中、クンクンやっているあれです。一旦気になりだすとどうしようもないくらい目障り聞き障りな症状です。あと、連続して咳払いをする人もそうです。
一説に拠ると、子供の十人に一人や二人はいるとのことです。
ドーパミン、ADHD薬、抗けいれん薬、ボツリヌス注射、および抗うつ薬をブロックする薬などが治療薬として挙げられていますが、いずれも医師の診断と処方箋が必須です。

それもそのはず、ボツリヌス注射って言うのは、ボツリヌス菌の毒を利用するんですから、絶対に素人の手には負えないシロモノです。
この情報は調べようとしない方がいいですよ。あまり見たくない画像が満載ですからね。

で、そのままではチック症の方のために何にもならないので、多少は効果のある方法をお知らせしておきます。
周りの人に、チック症という症状を優しく丁寧に説明して、理解を得ることです。症状が分かっていれば、「そういうものだ」と意識の外においてくれますので、接し方も格段に優しくなれます。
それによって、チック症の方も緊張がほぐれ、結果的に症状も緩和されて行きます。

実際に治癒させる薬はないそうですが、対処する薬はいくつか出ています。
緩和させるといった方が分かり易いですね。
チック症への認知度が高まれば、よほどひどくない限り、職場に参加することも可能になるでしょう。

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