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ひまわり

座間のひまわり祭りは、かなり知名度が上がってきています。
相武台前駅から会場までの直通バスを待つ人の列は、優に乗り合いバスに詰め込んでも3台くらい必要なくらい。
会場に早めについた私は、パパっと100枚ほど撮って、早々に会場を後にしましたが、乗車時間にしてわずか15~6分の距離に、直通バスと3台もすれ違いました。

田んぼの一部を近所の農家の方の手を借りて、毎年、ン10万本のひまわりを咲かせてくれていますが、今年は55万本と謳っていました。
ここのウリは、何しろ、綺麗に背丈が揃ったひまわりの見事さです。

タイトル写真は、仮設の展望台から撮影したものですが、背丈の揃っているさまは、なかなか見事だとは思いませんか。こんなところにも、種の均質さを求める日本人の几帳面さが表れているような気がします。

でも、惜しむらくは園芸品種となってしまった種類を大量に播いているものですから、花が小振りなんです。私だけでなく、同じバスに乗り合わせた老夫婦の言葉は、「昔のひまわりと言ったら、背丈が8尺ほどもあって、花ももっと大きくて、直径は2尺ぐらいは有ったもんだが……」
1尺は約30cmですから、背丈は2m40cmで花の直径は60cmくらいあったのですね。

小学校・中学校と9年間通った通学路の川沿いの数台くらいしか入れない駐車場の金網に絡みつくように生えていたひまわりは、それこそ3mくらいの背が有り、花は70cmくらいありました。あまりに大きかったので、30cmの物差しを友達と2本つなげて計ったのですが、それよりも大きかったのです。しかも、毎年その場所で堂々とした姿を見せてくれていました。

ところで、今では常識になりつつありますが、ひまわりの花って周りの大きな黄色い花弁と思っている部分は、舌状花と呼びます。種がなる前に周りから色が変わってくる部分が有りますが、あれは筒状花と呼んで、花びらがないんです。

大きなひまわりになると、一つの花で種が数千個も取れるそうです。
そして、この種を圧搾して絞って出てきた油が、ひまわり油です。
それはともかく、圧倒的な数のひまわりの群落は、見応え十分です。
あの種をからからと煎って、皮をむくと、白い部分が出てきますので、これを食べると、ナイスと思わず言いたくなる味がしますよ。

これからの季節が進むと、コスモスの大群落、コキアの大群落と、楽しみな光景が広がります。カメラを存分に活躍させましょう。

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