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住所録

住所録って一口に言いますが、どんな風に活用しているのか、実に人さまざまな分野なんですね。昨今では、個人的人権とかがうるさすぎて、学校での名簿作成は公にすることができなくなってしまいましたが、緊急時の連絡網なんてものは厳然と存在しています。
この大いなる矛盾を、意識できている人ってかなり少ないんです。

一個人で作る住所録は、そのものずばり単純明快な目的しか持っていません。そう、年賀状の交換用です。それ以外に住所録を活用する人は、多分かなりアクティブなんだと思います。
山登りサークル・フラワー教室・簡単体操クラブなど、好きなものを通じて集まった人たちは、その情報収集と配布のために住所録を作ります。

そんな住所録って、どんなフォーマットを使っていますか。
パソコンで簡単にはがきを印刷できるようになってからは、印刷ソフトに合わせた住所録になってしまった人も多いでしょう。でも、出来合いののソフトは、ソフトを作った人たちの知識の中でもまれて抽出された情報整理歩であって、決して個人の使い勝手を追い込んでシェイプアップされた中身になっているとはお世辞にも言えません。

住所録は一種のデータです。データであるということは必ず更新する必要が出てきます。端的な例では、年賀状を出したけど、返事が来なかった人。互いに年賀状を元旦の内に交歓できた人。出さなかったけど、来てしまった人。忘れたころに返事が来る人。喪中だった人も、翌年復活するか?

これらを上手に整理できていますか。
大きなくくりで分けるか、より詳細なくくりで分けるか、結構頭を悩ましますが、結局は返事が来たかどうかが決め手ですね。
データづくりの基本を、年賀所用の住所録をアップデートするときに、自然に身に付けているのです。

こうして身に付いたものは、「経験則」にのっとっているだけに、自分にとっては最高のフォーマットをなりえています。だから、他人が入ってこれない世界です、それも、きわめて様い……………。

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