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長く働けそうな職場を求めて。長澤がBPIOへの転職に踏み切った複合的な要因

この先もずっと、今の職場で働けるか。社会人9年目の長澤は、現職に対する違和感、新しい環境に対する希望などさまざまな思いが募り、2023年に働きながら転職活動を開始しました。

美容室でのアシスタントを4年、美容室を経営している会社のバックオフィス業務を5年経験し、2023年4月に株式会社BPIOに入社した長澤。これまでいた美容業界とは異なる業界で働くことになった彼女は、「9年間の社会人として経験値が0になってしまうかも」という不安があったと言います。

今回は、転職に踏み切った理由や、1年間BPIOで働いて実感したことなどを聞きました。


「自分ができる業務を増やしたい」自ら手を挙げてバックオフィス担当に

——前職までにどのような経験をされてきましたか。

約4年間美容室でアシスタントとして働いていて、お客様への施術のサポートや受付業務などを担当していました。

その後、美容室を経営している会社へ転職し、引き続き受付業務や予約管理などを担当していましたが、受付業務だけを続けるキャリアをイメージできず、バックオフィス業務も担当したいと手を挙げました。

——たとえばどんなことを担当していましたか。

社員や業務委託の方の給与計算や振込、入出金の確認、日次で行う各店舗のレジ締め後の管理、税理士さんとのやり取りなどを行っていました。

これら経理としての業務だけでなく、入退社手続きや、入職された方に対する研修、美容系ポータルサイトへの情報掲載など、さまざまな業務を兼任していました。

また入社3年目くらいには、オンライン予約の媒体を別の媒体に切り替えるというシステム変更があったため、その導入のサポートをしたり、システムの使い方を本社内と各店舗へ伝えたりなどもしました。

ここなら長く働けそうだ、と思える会社へ

——前職から転職を考えたのはなぜでしょう。

この会社で長く働けないだろう、と思うことがいくつかあって、ひとつめの理由は、バックオフィス担当者としてのキャリアアップが望めなかったことでした。私のようにバックオフィス業務と、組織マネジメントなどを行う管理職を兼任した前例がなく、評価基準が曖昧でモチベーションの維持が難しかったんです。

もうひとつは、しっかりと休みが取れなかったこと。前職はシフト制の会社であったため、仮に私が休んでもほかの誰かが仕事をしていたのですが、バックオフィス領域の責任者は私だったので、私が不在の時に何かトラブルがあるかもしれないという心配から、100%休むことができていませんでした。

特に給与計算の時期になると、毎月2営業日で締めなければならず、どんなに体調が悪くても絶対に休めないプレッシャーがあって。体力に自信があるタイプではなかったので、気軽に休みを取りやすく、ワークライフバランスを整えられる環境で働きたいと思うようになりました。

——なるほど。では、どのようにして転職先を絞っていきましたか。

自分の次の職種はこれだ、とひとつに決めきれなかったので、バックオフィス業務全般の経験を積める企業を探しました。

これまでは経理業務を中心として、少しだけ労務や総務、採用や教育など人事領域の仕事も担当していました。経理業務は自分に合っているし楽しいと思っていたのですが、それ以外の経験も積めたら別の楽しさを感じられるだろうなと思って、幅広くバックオフィス業務全般に携われる企業を探していたんです。

転職サイトやエージェントを中心に探していき、BPIO以外にも、大手アパレルや不動産会社の経理部、IT企業のバックオフィス部門、そのほかにも事業会社の管理部などの選考を受けました。

BPIOへの転職に踏み切った複合的な要因

——複数社から検討した中で、最終的にBPIOを選ばれたのはなぜでしょう。

直感でここなら大丈夫そうだと思えて、自分が一番納得できたのがBPIOでした。

大丈夫そうだと感じられたのにはいくつか理由があって、まずカジュアル面談で人事の方とお会いしたときに、そう思えました。

「この面談は本当に選考には関わらないので、なんでも素直に言ってください」と、受け入れるスタンスで人事の方が言ってくださって、緊張がほぐれたんです。

私も自分の部署の採用に携わっていた身として、会社の顔だという意識で気をつけていたからこそ、この方が働いている会社なら良い会社なんじゃないか、という第一印象でした。

また、前職のように企業の経理部で働く場合、その会社の中の財政状況から学ぶしかありません。ですがBPIOの場合、他社の経理業務を代行できるため、いろいろな事業主の経理事情を知ることができ、自分の仕事のモチベーションのひとつになりそうだと感じられました。

さらに、経理に関する経験を幅広く積めるだけでなく、教育やマネジメントなどにも携われると聞けたのが、BPIOに決めた大きな理由です。

内定をいただいた他社が、「私の採用を最後にバックオフィス担当者の新規採用を停止する」と言っていて。つまり、私はメンバーの教育やマネジメント業務をするのは当分無理だと分かりました。その一方で、BPIOは年間数十名規模で新規採用をしていく予定で、いずれは新しく入った方へのサポートができる立場になれます。

——新しい職場でも教育やマネジメントに携わることは、ご自身の強みである経理経験を活かすことと同じくらい重要でしたか。

そうですね、BPIOが所属しているSEVENRICH GROUPが周りの人の幸せの総量を増やすことを目的としているように、私自身も周りの人たちの幸せを考えたいと思っていて、教育やマネジメントはその手段になると思っています。

社内の業務が回りやすくなるにはどうしたら良いか、働きづらいと思っている人がいないか、新しく入社したメンバーは仕事に慣れているか、私はずっと気になってしまう性分で。そのため、教育やマネジメントなどの能力を培えるBPIOに転職しました。

経理を軸に、労務・教育・マネジメントなど業務の幅を広げられるBPIOへ

——現在、BPIOに入社して1年が経ちましたが、どんな仕事をしてきましたか。

クライアントの経理業務代行の一環として、請求書振込や給与振込、源泉所得税や住民税の納付、ITツールを活用した経理業務フローの設計や、それに伴ってIT導入補助金申請のサポートなども行ってきました。

正直なところ、私は簿記の勉強をしっかりしてから経理業務を始めたわけではなかったので、BPIOに来てから専門性の高い用語を扱うのに慣れていなかったり、最初はこの業務が何につながっているのかイメージできなかったり、分からないことだらけでした。

とはいえ、これまでの経験が生きないわけではなく、単にBPIOの仕事の流れに慣れていなかっただけ。オフィスに常駐しているメンバーやリモートで働いているメンバーに、とにかく聞いて慣れていきました。

——社内の噂で「良きお姉ちゃんとして慕われている」「長澤さんがいなかったらチームが成り立たないほど」という声が届いています。歓迎会やオンボーディングなどを長澤さんが積極的にされているとのことですが、新しいメンバーと接する中で意識していることはありますか。

え、そうなんですね(笑)!私よりも経験豊富な方がたくさん入社されているのですが、慣れない環境で不安だと思うので、業務についてなるべく丁寧にお伝えするようにしています。

たとえば、BPIOの場合はすべての情報が電子化されているので、クラウドソフトの使用方法や、ファイルの格納場所やアクセス方法などを詳細に教えています。すでにペーパーレスで業務を完結していた方であっても、「ご存知かと思いますが一応ご説明しますね」と枕詞をつけて話していますね。

——BPIOでは、年末に今年のMVPを表彰することになっていて、昨年度のMVPは長澤さんでした。ご自身でどんなところが評価されたと思いますか。

昨年は任せていただいた仕事を何でもやろうと思って、ひたすら働いてきたからでしょうか。あとは、自分が入社した当初不安だった気持ちや分からなかったことを忘れず、新しく入社された方の不安をいち早く取り除こうとしていたからかも。せっかく良い会社なので早く慣れてほしいという気持ちを持ってオンボーディングを行っています。

将来的には採用やマネジメントも担いたい

——長澤さんは現在、対外的に経理代行サービスを提供しつつ、社内ではメンバーのオンボーディングやマネジメントなどを行っています。幅広い業務に携わると、業務過多に陥りやすくなると思いますがいかがでしょう。

BPIOでは複数名で1クライアントを担当しているため、ほかのメンバーの状況次第では業務を巻き取る必要があったり、決算の時期にはいつもより早めに業務を完了させなければならなかったり、特定の時期だけ忙しくなることがあるんです。

ただ、定時を超えて残っていると上長から声をかけてもらえたり、業務量を調整してくれたりします。「キャパシティを超えました」と1on1などで相談しやすい環境なので、働き過ぎたり暇すぎたりすることもないですね。

——1on1ではほかにはどんなお話を?

私の場合は「新しいメンバーどうですか?」って話をよく聞かれます。あとは健康のお話や、自分が今後どうしていきたいか、それに向かって今何ができそうか話しますね。

——入社2年目でやりたいことは見えてきましたか。

最近だと、創業したばかりのクライアントの経理フローを整えるプロジェクトに参加したいと手を挙げて、アサインしてもらえました。

今は、1年前の自分だったら対応できなかっただろうなという仕事が増え始めている段階です。たとえばBPIOでよく活用するマネーフォワードクラウドやバクラクなどのツールについて、最初は何を触ったらどうなるのかが分からないほどでした。

ですが今はひと通り設定できるようになったので、クライアントに対して導入のサポートやメンバーに使用方法を教えられるくらいには知識が深まっていると思います。

担当したことがない規模やフェーズの企業の仕事があれば積極的に手を挙げて、引き続き経理や労務などの知見に関して広げていきたいです。

また、いずれ採用や組織マネジメントなども任せてもらえるようになりたいです。

採用に関しては、まだ自分ができる段階ではないかなと思っているのが正直なところ。自分より経験豊富な方を面接することもあると思っていて、その方たちと話すには圧倒的に知識量が足りていません。

そのような状況で自分が面接官として面接対応をしても、BPIOの良さを感じ取ってもらえないはず。そのため、採用やマネージャーなどのポジションになる前に、業務をひと通り経験して、自分ができることを増やしていきたいです。

——最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いします。

私はBPIOに入社して、「ここなら長く働けそうだ」という気持ちが強くなりました。

現在組織が拡大中で、東京だけでなく札幌や福岡にもBPIOチームがありますし、リモートワークをされている方もいます。すでにさまざまな働き方をされている方がいる中で、いずれ自分のライフステージが変わったとしても、対応してもらえる可能性がありそうだと感じています。

現職と同じ業種でも異なる業種でも、転職するのは不安なことが多いと思いますが、自分が納得するまでお話をしたり、転職先を探したりしてみてください。


株式会社BPIOでは、立ち上げ期に事業を推進してくれるメンバーの採用を積極的に行っています。ご興味を持っていただいた方は、下記からエントリーをお待ちしております。



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