鶴見川を歩いてみた (2024年夏)
2024年の夏も狂ったように暑かったですね。初夏から晩夏にかけて少しテーマを持った徒歩旅・お散歩をして3本の動画にしましたので、ご紹介します。もしご興味がありましたら、お読みください。
まず、七里の私、記念すべき初めての作品「鶴見川を歩いてみた、源流から河口まで。」です。
まず、鶴見川について
鶴見川の概要
東京都町田市に源流があり、神奈川県川崎市や横浜市を流れて、東京湾に注ぐ、全長42.5kmの一級河川です。流域(雨として降った水が最終的にその川の河口にたどり着くすべての支流と本流を含めた範囲です)の人口密度は全国第1位で、市街化がとても進んでいます。
鶴見川流域はバクの形です
流域の形が「バク」を斜め左後ろから形と似ており、上流から下流までいたるところに共通のバクのキャラクターが見つかりました。私はひそかに「鶴見川バクくん」と名付けました(そのまんまやないかい)。
このキャラクターがなんだか人懐こくかわいくて(※個人の感想です)、道中とても癒されました。
鶴見川を歩いて動画にしてみた感想
動画中の字幕にいろいろと感想を入れましたので、もしよろしければ動画をご覧ください。
このノートには動画に入ってない感想や全体的な感想を記します。
1. 鶴見川を再発見した
一巻の絵巻物のようにつながる 鶴見川の近くに住んでいたり、近くを通ったりしたことはありましたので、もともと部分部分は知っていました。今回通して歩くことで、一巻の絵巻物のようにつながりました。
知ってる場所と別の知ってる場所が道でつながると、おおって思うことがありますよね。あちらこちらでその連続でした。
川と同じ目線、そこに住む人々の目線 今回初めて知った場所もあったのですが、川と同じ目線、そこに住む人々の目線だからこそ知ることができた場所や気付いたことがありました。
例えば、流域の都市化と治水の歴史を初めて知りました。鶴見川を歩く計画をしていた当初は意識していなかったのですが、実際に歩いてみて大きな遊水地を3つを訪れました。比較的短いめの川でなかなかの規模で、鶴見川が「暴れ川」であることが分かりました。
目まぐるしく姿を変える ここが東京都内か!と思うような里山風景(以前からこのあたりの地域は好きでした)から始まり、上流から下流へかけて田園都市、意外と残っている田畑や自然、住宅地、商業地域、そして河口周辺の工業地帯…
戦後の発展を凝縮したような風景が鶴見川には今でも詰まっていて、時間旅行をしているような気分にもなりました。今回は源流から河口へ歩きましたが、逆に河口から源流へ遡るのもまた楽しいかもしれません。
2. 少し長い距離を歩いた
自分の足だけで行く 普段は車や鉄道で行くような馴染みの場所に自分の足だけで来たというのはなかなか感慨が深かったです。1日で通しではなく3日間に分けて歩きましたが、それでもそう感じました。
寄り道を入れて56kmを徒歩で合計12時間以上かけた道のりは、帰りは電車で1時間弱でした。新幹線だと12時間で北海道の函館から九州の鹿児島まで(2,326km!)行けるようです。テクノロジー、すごい!
景色がゆっくり流れていく 時速約4~5kmで移動するので景色はほんとに少しずつしか変わりません。でも、例えば背の高い建物が、遥か前方に見えていたものがいつのまにか眼前に迫り、ふと振り返ると遥か後方に離れていきました。その様子がとても楽しかったです。
3. 動画にして公開してみた
動画にしてみよう 自分と友人だけで楽しむつもりでしたので、当初は動画にするなんて考えは全くありませんでした。はじめの10kmを歩いた時に写真をいろいろ撮ってて、つなげてみたらおもしろそうだったので、動画にしてみようと思いつきました。
動画編集おもしろい 動画を作り始めてみたら編集作業が意外とおもしろく、気が付けば全編23分、私にとっては大作になりました。非常に素人臭い作品ではありますが…
公開してみよう せっかく動画にしたのなら、同じような趣味を持つ人に楽しんでもらえるといいかなと思い、公開してみました。微々たる数字ですが視聴状況の統計を見ていると楽しいです。動画の最後までたどり着けたほんの一握りの視聴者数、先日の大雨の際に視聴回数がぐーんと伸びました…
お役立ち情報
詳しい地図
鶴見川へお出かけになる際の参考にしてください。続編の恩田川もセットになっています。
動画のBGM再生リスト
想い出がその時によく聞いていた音楽とセットになっていることってありますよね。BGMerさん(https://bgmer.net)の素材を利用させていただきました。
おしまいに
だらだらとした文章をここまで読んでくださいまして、ありがとうございました。楽しんでいただけようでしたら幸いです。
ちょっと鶴見川に行きたくなった、ちょっと歩いてみたくなった、ちょっと動画を作ってみたくなった、という気分になってくださった方がいらっしゃったらさらに幸いです。
需要がありそうでしたら、または需要に関わらずまた書きたくなったらまた書こうと思います。