デジタルマーケティングがシフトしなければならない時がくるのか?
本日この記事が入ってきましたね。
今後2年以内に「サードパーティークッキー(Cookie)」の利用を段階的に停止するとブログで公表
ということのようです。Googleには全くと言っていいほど痛手がない上に、よりGoogleがデータを持つ状況になるのでしょう。
僕がやはり注目しておきたいものは、この結果いわゆる「デジタルマーケティング(狭義)」がどのように変化していくのかです。「デジタルマーケティング(狭義)」がこれまで大きく躍進をしてきた背景には、ここでいうサードパーティと言われるものが様々なサービスをある意味乱立させたことがあると思います。ここで乱立というちょっとネガな言葉を使ったのは、玉石混合な状況である実情を鑑みた上で・・です。
デジタルマーケティングは顧客の行動というよりもその先にある「顧客のこと」もっと言えば、「名を知らぬあなたのこと」がおぼろげにわかるようになりそこに対してアプローチするというものです。今回の開発者ブログからみても今回のポイントは「プライバシー」です。当然ですね。乱立すればいいものも悪いものも・・というよりも「ダダ漏れ」状態になるわけです。実のところ、こういうデータの取得がいいものか、悪いものかはどう使うかで判断されるものですから、いいも悪いもないという感じかとも思います。
さて、今回Googleがサードパーティに対して規制を・・ということですが、もちろんGoogleは自分たちは安全ということで取得を続けるでしょう。
この取り組みを通じて2020年内にユーザーや広告媒体(パブリッシャー)、広告主のニーズに対応した広告の効果測定やパーソナライズのための新たなツールを開発する代わりに、サードパーティークッキーのサポートを段階的に廃止する計画だという。
安全で便利なツールを作るからみんなそれを使ってよということです。でもそのツールはGoogleのものだからね、わかるよねということです。
もうデジタルマーケティングはGoogleに頼るしかできません。Googleのデータを活用して・・ということも考えられますが、そういう類もGoogleが助けてくれるのでしょう。デジタルマーケティングは、今後生き残りますし、よりGoogleの安全のもと活性化するでしょう。ただ業界としては果たしてどうなっていくのでしょうか。いわゆるデジタルマーケティングの会社ですら、「〇〇シフト」をしなければならないのでしょう。
デジタルシフトすらできていないところもある中で、いよいよ次へのシフトを求められるデジタルマーケティングの世界。早すぎますよ。
【2020/01/21追記】続投版もあります。