買われない理由をとらえよう!
今回も仕事の話です。少しマーケティングよりな話になるかもしれません。
こんにちは、稲本です。福岡でコミュニケーションや情報伝達に関わる仕事をしています。よかったらスキやフォローをお願いします。@sevenina
世の中は大きくいえば、売る側と買う側に別れます。両者の間で交わされるものがお金の時もあれば信用の時もあります。今回の話はこの両者の間で買わされるものについては言及しないものとします。
大きな意味での売る側と買う側のコミュニケーションがそこにあるわけですが、仕事という方向で考えるならば、それは売る側です。
うまくいかない時、ついつい僕らは「売れない」という表現を使いがちですが、同じように「買われない」という視点を持つことが大事だと思うのです。
なぜ大事かというと、「売れない」という視点は原因を商品やサービスの性能に託してしまうように思うのです。変わって「買われない」というものは、やりとりをする人に焦点を持てそうな気がする表現です。
例えば、売り込もうとしてるサービスがあるとして考えてみましょう。面白いもので、原因として言語化する言葉が全く同じでも「売れない」と「買われない」では感じ方が違います。
【売れない理由】
✅ サービスの内容がわかりにくい
✅ ニーズと価格がマッチしていない
【買われない理由】
✅ サービスの内容がわかりにくい
✅ ニーズと価格がマッチしていない
同じ理由を並べていますが、印象が異なります。買われない理由を考えると自分たちで何か改善できそうな気配があります。 #僕だけかな
という感じで「買われない理由」を考える癖をつけた方がいいですが、これは非常に心が痛むものでもあります。あまり人から言われたくないものです。この「買われない理由」というものは、人から指摘をされると「刃物」になり得ます。くれぐれもこの視点は自分の中で持つ程度にして、誰かに言うようなことはないようにしましょう。
僕がこれまで「買われない理由」として味わったものをせっかくなので列挙してみます。
✅ 話はわかるが実感としてわかない
✅ なんかよくわからん
✅ 買うべき理由が見つからない
こんな感じです。これらを解消しようとしたら結局はコミュニケーションなんだと思います。例えば、実感として・・ということであれば実感させれば解消できますし、よくわからんなら説明を丁寧に、理由が見つからないならシチュエーションに寄り添ってみるなどです。
実は「買われない理由」は概ね数個にまとめられると感じています。逆に「買われる理由」は無限にあるようにも思います。
ちょっと買う・買わないという節操ない言葉で話を進めましたが、現在地を見つめる上での必要な視点かと思います。