画像を理解したChatGPTとウェブアクセシビリティを考えてみた
昨日アップしたこちらの記事。ChatGPTが画像を読めるようになってしまったことに対する驚きが伝わったと思います。皆さんも触ったほうがいいです。 #人生を悔い改めてください
孫社長がいったように、これは触っていないとわからない衝撃ですので触ってくださいね。
さて、今回は、この画像が読めるという状況になったことによって巻き起こる一つのテーマ「アクセシビリティ」に関して考えてみようと思います。
アクセシビリティ、特にウェブアクセシビリティとは、どんな人でもウェブサイトから情報をきちんと取得できるようにする施し総称です。 #雑
アクセシビリティの施しのひとつに、alt属性をきちんと入れるというものがあります。これはマシン(プログラム)が目が見えない方、もしくは見えにくい方に対してその画像を説明するために記載するもので、読み上げソフトがその文字を読むことでどんな画像なのかを伝える・・と言ったものです。
タグで説明すると
<img src="画像のパス" alt="ここがalt属性" />
です。
昨日の記事に書いたように、画像をChatGPTに渡してその画像のalt属性を考えさせるということはぶっちゃけできました。
お、なるほどこれで画像のaltを考える時にすごい役に立つじゃないか
となるわけです。実際alt属性は悩みの種でして、いろんな説明ができますから、これまた奥が深いというかそこが深い沼なわけです。それがChatGPTさんのおかげで一定悩まずに済むということになります。
・・・。
・・・。
・・・。・・・ちょっと待てよ?
読み上げソフト側にChatGPTが入ってくれれば、そもそもalt属性なんていらないんじゃね?
って思ってしまったのです。これは確かに!と思いました。そうですよね、こちらが何かを設定しなくても読み上げソフト側が画像を理解してくれれば読み上げてくれるわけです。もちろん今は読みの精度にばらつきがありますから、なかなかすぐにはいかないでしょうが・・・・でもできそうですね。
やったー、アクセシビリティ対応にそこまで困らなくて良くなるぞ。ソフトウェア最高!
・・・・。
・・・。
・・・・。
と思ったのは思ったのですが、いやいや待て・・と。
ChatGPTは確かに画像を読んでくれる。しかし、その画像を解読してアウトプットを戻すまでには数秒はかかる。だって読む→解析する→アウトするの流れがあるからね。ってことはタイムラグが生じる。
それって使いにくくね?alt属性にテキストが入ってて、そのテキストを読むほうが圧倒的に早くね?
ということです。もちろん、スペックの大幅向上によって・・というのはあるでしょうが、それであったとしても、そこにあるテキストを読み上げるのと、一旦考える(AIが)のでは、スピードが異なります。もちろんこれは、アクセシビリティというよりもユーザービリティの視点が強い内容かもしれませんが、まとめてアクセシビリティとしますね。
画像は読んでくれました。すごく便利です。おそらくこれはこれからどんどん使い方が考えられるでしょう。まさに魔法です。未来です。
ですが、アクセシビリティという視点から見れば、やはりこちらはサボるというよりも効率化の視点でなければなりません。つまりは、今回のケースでいえば、ChatGPTに作ってもらってそれをきちんとalt属性を埋めるということです。
AIとの付き合い方、AIとの関わり方に通じますが、なんでもかんでも置き換わるってものじゃないなぁとテクノロジーの側面からも考える次第でした。
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