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比喩はコミュニケーションの道具です。
普段見ているサイトに、こんな記事がありました。
こんにちは稲本です。福岡でコミュニケーションや情報伝達に関わる仕事をしています。よかったらスキ・フォローをお願いします。あと、このnoteの他に毎週水曜日と土曜日にポッドキャストを配信しています。よかったらそちらも覗いてみてください。 @sevenina
記事の内容はそれこそとても理解しやすいのですが、
結局はこれも塩梅だよなと思うのです。
記事の結びとしては
うまく比喩を使うことで、聞き手にとって想像しやすいシナリオを与え、メッセージとの関連性を即座に理解してもらえる
とあります。
このポイントは、「うまく比喩を使うこと」というところかと思います。繰り返しになりますが塩梅ですね。
過去に僕も比喩というか「たとえ話」に関する記事を書いたことがあります。
そこでも触れているのですが、たとえ話がリアルになってはいけないということです。たとえ話の暴走は発信側が辞めないといけないのです。
なぜ、たとえ話をするのか、なぜ比喩をするのか・・というと答えは簡単で「より相手に伝えたいから、伝えやすくしたいから」です。
しかし、多くの場合、特に比喩においては、
相手の顔がぱーっと晴れたような空気(わかった空気)が見えた瞬間に、
助長・加速してしまい比喩が暴走しがちです。
楽しくなっちゃって、
比喩からストーリーができていくこともあるでしょう。
そういうシチュエーションに何度も出くわしたことがあります。
結果、相手は、比喩の方向での理解が促進され、本質を見失ってしまう。
だけどお互いに、比喩でしっくりきてしまっているので、
それになかなか気づかない
なんてことだって起こります。
比喩はコミュニケーションにおいてすごく大切なスキルであることは間違いありません。比喩力が持てるように知見を広げるなどの日々の努力は必要です。もちろん語彙力というのもありますね。
しかし、この大切なスキルも結局は使い方次第、塩梅なんです。
比喩を使うことが目的ではありません。
コミュニケーションをいいものにすることが目的です。
比喩は所詮、コミュニケーションのための道具にしかすぎません。
比喩なんか使わなくてもきちんと説明できるようになってもいいのです。
ベタな表現だなという自信はありますが、結局は塩梅です。バランスです。
比喩に溺れることなくコミュニケーションをとっていきましょう。
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